見出し画像

私が子どもに読ませたいマンガ:手塚治虫の『火の鳥』

なぜ今、子どもに『火の鳥』を読ませたいのか

子育てに奮闘する40代の皆さん。

手塚治虫といえば「鉄腕アトム」が有名ですが、「火の鳥」というのを読んだことがありますか?

この作品は、私は小学生の頃に出会いました。
歯医者の待合室に置いてあったこの本を何気に手に取ったことが始まりでした。

マンガといえば「つるピカハゲ丸」とか「おぼっちゃまくん」みたいなギャグマンガや、「キン肉マン」「聖闘士星矢」のようなヒーローもの?と思っていた私にとって火の鳥は、「待合室にある唯一のマンガ」というだけの理由で読み始めたものでした。

正直に言うと、当時の私には内容の全てを理解することはできてなかったと思います。
しかし、壮大なスケールで描かれる物語に強く引き込まれ、難しい部分があるにもかかわらず、無心に読んでいました。

治療が終わって会計が済んでも「あとちょっと!」と親にわがままを言ってきりが良いところまで読んで、また次の歯医者のときに続きを読むということをやっていた記憶があります。


『火の鳥』ってどんな物語?

『火の鳥』は、手塚治虫が自身のライフワークと位置づけた、未完の長編漫画です。
人類の誕生から滅亡、そして再び新しい生命が生まれるまでの気の遠くなるような歴史を、過去と未来を交互に行き来しながら描いています。

物語の中心には、永遠の生命を持つ伝説の超生命体「火の鳥」が存在します。

その血を飲めば不老不死になれるという言い伝えを信じ、様々な時代の人々が火の鳥を追い求めるのですが、その過程で、彼らは「生きる」ことや「死ぬ」ことの意味を深く考えさせられることになります。

各エピソードは独立した物語になっているため、どこから読んでも楽しめるのがこの作品の魅力です。

ファミコンのゲームもありましたね。
主人公の我王を操って、過去や未来に行ったりして物語を進めていく内容だったような…クリアできた記憶はないので、そういう意味では私も「未完のゲーム」として火の鳥を覚えています(笑)


この本から子どもに学んでほしいこと

私がこの本を通して子どもに学んでほしいと思っていることを整理してみました。

1. 「正解」のない世界を生きる力

『火の鳥』の登場人物は、”善悪”の二元論では語れない設定です。
ある物語で英雄だった人物が、別の物語では悪役として登場することもあります。

子どもたちには、この作品を通して単純な正義と悪ではない、人間の多面性に触れるを知ってほしい。正義は見方によっては悪となり、また悪も見方によっては正義になる。

情報過多で何が正しいか分からなくなりがちな現代社会で、物事を多角的に捉え、自分なりの考えを持つ力をもってほしいという思いがあります。

それを知るきっかけになるのではないかと考えています。


2. 「死」は終わりじゃない。命の繋がりを意識した生き方

学校教育などで、子どもに「死」について教える機会はほとんどありません。

しかし、『火の鳥』は「死」をタブー視せず、正面から描いています。マンガなのにそれが描かれているのに私はとても驚いた記憶があります。

さらに火の鳥では、死は終わりではなく、魂は宇宙の生命エネルギーへと還り、再び新しい命として生まれるという「輪廻転生」の考え方が描かれています。

この思想に触れることで、子どもたちは命の尊さや、自分という存在が過去・未来へと繋がる大きな流れの一部であるという感覚を知ることができると思います。

今の行いが過去とつながり、未来につながると考えれば、短絡的な今の選択を選ばない、思慮のある人間になってくれるのでは?と思っています。


3. 「執着」を手放すことで得られる本当の幸せ

権力、名声、富、憎しみ。

時代を超えて、人間が抱える「執着」の苦しさが『火の鳥』では繰り返し描かれます。
そして、その執着を手放すことで、登場人物たちが本当の幸せを見出す姿が感動的に描かれています。

ゲームやSNSに夢中になりやすい現代の子どもたちにとって、何かにとらわれるのではなく、自分自身を大切にして生きることの大切さ、また人を大切にすることの大切さを学ぶ良いきっかけになると思っています。


読んでほしいけど…読んでもらってない!

小学生のころはぼんやりとしか分からなかった「人の業」や「輪廻」といった概念。
私も大人になり、人生経験を重ねるにつれて、少しずつ理解できるようになりました。

火の鳥を読むことで知ったことは、人が生きることの本質や、目に見えない精神世界を知る良いきっかけになったと感じています。

今の世の中は、情報が溢れ、何が正解か分かりにくい。
子どもには正解探しに奔走するのではなく、広い視野で物事を捉え、自分なりの答えを見つけ、自分自身の命を大切に生きてほしい!

そんな親としての思いを込めて、私はこの不朽の名作を子どもに読ませたいと思っているのですが…

読んでくれないんです(涙)

面白くないんだろうと思います…少し読んで、すぐに別のマンガを見始めてしまう…
今年のお正月だったか?テレビでアニメ版の火の鳥があったので「あ。これ見てみよう!これはとても勉強になるから!」といっしょに見始めましたが、「面白くない」とすぐに別のことをし始めてしまったり…

う~ん、親の思いってなかなか伝わらない!

でも、いつかこの本が絶対に子どもたちの心を育てる、人生に迷ったときにこの考え方は絶対に役に立つと思って…今日も私はそっと「火の鳥」のエピソードを子どもたちに伝えて興味をもたせるよう努力をしてます…


最後に…
何者でもない私の記事に、どれほどの価値があるかわかりません。

なので「この記事は〇〇円」という有料記事ではなく、みなさんがこの記事を読んで「よかった」「ためになった」と思っていただけたら、チップという形でいただけると嬉しいです。

Amazonのアソシエイトとして、おじ│40代社畜管理職・二児の父・友達少なめは適格販売により収入を得ています。


いいなと思ったら応援しよう!

おじ│40代からの人生リノベーション術 私の記事を読んでいただきありがとうございます。もし共感いただけたなら「チップ」をいただけると嬉しいです。何者でもない私の言葉に私自身が値段をつけることはできません。あなたの気持ちで結構です。