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完璧主義という「終わりなき旅」との決別!まず終わらせる「完了主義」への旅立ち

「仕事がなかなか終わらない…」

そう感じている方へ。
そんなとき私は、自分が“完璧主義”になっていないか?を考えるようにしている。

仕事が終わらないという状態には2つあると思っている。

  1. 単純にタスクが溜まっていて終わらない
    業務量が多すぎて、時間内に仕事が片付いていない状態。

  2. タスク量が問題ではなく、タスク自体のゴールを求めている
    タスクが多いのではなくて、「理想の形」を追い求めている、もしくは理想の形がわからないため、タスクを終えられずにいる状態

この2の状態がいわゆる「完璧主義」の人が陥りやすい状態だ。

私も昔はそうだった…完璧を求めてずっと1つのことをやっている…そんなときにMr.Children「終わりなき旅」の歌詞がずっと頭でリフレインしていた…

カンナにみたいにね 命を削ってさ 情熱を灯しては
また光と影を連れて 進むんだ

…自分を探す 終わりなき旅

Mr.Children「終わりなき旅」の歌詞より

完璧とは誰の基準か?

例えば上司に資料を求められたとする。
資料の目的は共有してもらった。どういうものを作ればいいかは?の方向性はわかる。

けど…細部や見せ方を「自分の考える完璧」を追求し続けてしまって時間がかかっている。

この時間、実にもったいない!
この完璧ってあくまで「自分が考える完璧」であって、相手が求める完璧か?という視点が抜けていることがある。

相手が自分と同じ基準を持っているとは限らない。いや、もっていないということのほうがほとんどだ。

だから、自分では「完璧だ」と思って提出したら「いや、そういうことじゃなくて…」みたいなこともあるし、自分ではイマイチだけど、ちょっと他の作業もあって時間がないからとりあえず…みたいな気持ちで提出したら「ありがとう、助かった!」と言われたりすることがある。

つまり“相手の完璧”が見えないのに、自分の完璧を目指して時間をかけすぎるのは本末転倒なのだ。


「巧遅よりも拙速」という考え方

私が昔から仕事をするうえで心に決めている考え方として「巧遅よりも拙速」という言葉がある。

誰に教わったか?忘れたが…20代のころに教えてもらった記憶がある。
「上手に仕上げるために時間をかけて遅くなるくらいなら、多少粗くても稚拙でもいいから早くやったほうが絶対にいい」という意味だ。

私はだいたい「仕事が早い」と言われる。
それはこの考え方を元にして仕事をしているからだ。

まあ早ければいいってものでもないので、もちろんある程度の完成度を担保して提出はしている…だいたい自分的に60~70点くらいのものをイメージしている感じかな?

自分では70点でも…意外と「ありがとう!」って言われることが多いので…相手も100点がわかっていないケース、相手も100点を求めていないケース。どちらもあるんでしょう…。


AI時代はここにちょっと注意が必要!

この考え方を、私は自分が教えている若い世代にも伝えている。

ぶっちゃけ…多くの管理職は悩んで締切ギリギリに相談されるよりも、途中でもいいから早めに相談されたほうが助かりませんか?

早めの提出は、管理職にとっては絶好のフィードバックタイミング。
「完璧でなくても早めに成果物を出してもらい、一緒にフィードバックで知識や技術・感性を磨く」ことができれば、それが一番良いと思っています。

ただ、今はAIの時代。
AIが作ってくれるものというのは、だいたい60点~70点くらいのものが多い気がする。仕事の資料の場合なら、素案や骨子/構成などといった「必要な情報」を、「的確な指示」ができればAIが作ってくれる。

正解を知らない若者たちは「それをそのまま」提出することがある。
あきらかにAIで作成したと思われる資料を提出してきた場合は、私は指導するようにしている。
考える工程をすっ飛ばして、成果物に対してフィードバックをしてもなんにも残らない。強いて言えば「次にAIへの指示のときには注意しよ」くらいになるだろう。

それでは自力(地力)がつかない。
どうせ仕事をやるなら、仕事を通して自己成長をしてもらいたいと私は思っているので、明らかなAI作成物はノーサンキューだ!

ここがAIに代替できるようになったことは確かに時短/効率化という意味では大きな要素だと思う。
だけど…やはりAI依存で、「AIに使われる側の人間」にはなってほしくはないのだ。


完了主義のメリットとは?

いろいろ書いてきたが、私が考える完了主義を意識するということにはこんなメリットがあると思っている。

  1. 「仕事を終えた」という達成感からくる自己効力感の向上
    目の前のタスクが溜まっている状態から解放されて、仕事を終えたという結果から「自分でもできた」「やりきった」という自己効力感を得ることができると思います。

  2. 上司からのフィードバックによる成長スピードアップ
    締切よりも早めはお互いに余裕を生みます。相手との「ゴールのすり合わせ」をすることで、「ここはこういう見せ方のほうがわかりやすいね!」といった自分になかった視点を得ることができます。
    また「このまとめどうやった?このExcelの機能でやったら早いよ」といった知らない技術を学ぶ機会もあるでしょう。
    相手とのすり合わせをしっかりとしておくことで、次回以降の仕事の完成度が高まり、結果的に効率があがります。

若い世代だけではなくて、わたしたちのような40代である程度社歴がある人や、管理職の人にもメリットがあると思います。

それは「完璧を背負わなくてもよい」ということです。

相手に完璧を求めない=自分も完璧でなくてもよい、くらいに考えられるようになることです。
上司/先輩となると「失敗はできない」「間違えられない」というプレッシャーがあります。でもこれもある種の「完璧主義」です。

失敗もするし、間違えることもある。
それを恐れて決断できない、相談に答えてあげられないでは意味がない。

そう思っているので私はわからないことが相談されたときなんかは「ちょっと引き続き調べてみるけど、現時点ではこういうことでいいんじゃないかな?君はどう思う?」というふうに答えています。

そういった会話がヒントになって、調べることに長けている今の若い世代は「あ、ありました。それで合ってそうです!」って私よりも先に答えにたどり着いたりもします。

完璧でなくてもいい…それでいいんじゃないでしょうか?


若手も管理職も完了主義でいいじゃない!

VUCAでしたかね?
今の世の中は「不確かかなことが多く、あいまいで変化が早く、複雑に物事が絡み合っている」というふうに言われています。

そんな中で「完璧」を求めすぎていると、若い世代なら答えがわからず動けなくなり、管理職は正しさを求めてプレッシャーに押し潰されてしまう。

だからこそ必要なのが 「まず完了させる」姿勢 だと思う。

完璧主義に縛られるよりも、完了主義で一歩踏み出すこと。
「巧遅よりも拙速」という古くからの言葉は、今の若手にも管理職にも共通して響く考え方だ。

正解/完璧にこだわらずに「終える」ことから「始める」
そこからのすり合わせで一緒に答えを作っていければいい。そのためにもお互いが「完璧や正解を求めすぎない」ことが大切なんだと、私は考えています。


最後に…
何者でもない私の記事に、どれほどの価値があるかわかりません。

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