【16話】眠れない夜の天井。私がいなくても、世界は平気で回っていく。
楽しかったはずの日々が一瞬にして崩れ去り、静まり返った1LDKで、私はただ一人、暗い天井を見つめていました。
「あの時、あんな風に言わなければ」
「最初から、深入りしなければよかった」
「そもそも、夫と別居なんて選ばなければ……」
終わりのない後悔と、自分を責める言葉が頭の中でグルグルと渦を巻き、どうしても眠ることができません。
暗闇の中で、スマホの通知音にだけは異常に敏感になっている自分。
震えるたびに心臓が跳ね上がり、画面を確認する。けれど、そこには彼からのLINEなんて一通も入っていませんでした。
(やっぱり、本当にもう終わったんだ……)
突きつけられるのは、救いようのない絶望だけ。
この先、私はどうやって生きていけばいいのか。一人でこの部屋に居続けることに、何の意味があるのか。
答えの出ない問いを繰り返しているうちに、窓の外は白々と明け、何事もなかったかのように眩しい朝がやってきました。
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