日記 2024/12/02〜2024/12/08 今年最後のライブ

2024/12/02

 昨夜ネットサーフィンをしていたら、衝撃的な広告を目にした。キャットパワー来日、しかもそれは昨年リリースされたボブディランの1966ロイヤルアルバートホールのカバーアルバムを演奏するライブだという。キャットパワーのシングス・ディランのアルバムはボブディランのライブの雰囲気そのままに再現するもので、しかしその中にもキャットパワーのオリジナリティも感じられふ素晴らしいアルバムで、リリース以来何度も聴いている。
 
 ボブディランのライブには来日のたびに必ず行っていて、高齢のなった今なおすごいライブをしているが、やはり1966のボブディランのかっこよさは異常で、叶わないことはわかりながらもあのライブを体験してみかったと何度思ったことかわからない。演奏するのはキャットパワーではあるけれど、あの再現度であればロイヤルアルバートホールのライブを追体験できるかもしれない。来日があるのであれば必ず行きたいと思っていた。

 ライブをするとすればフジロックかと思っていて、今年フジロックに来るようなことがあれば久しぶりの苗場かと覚悟していたのだが、やはりホールライブでこそ再現度は高まる。この来日公演に行かない選択肢はない。

 だが、1月にも東京に行く予定で3月にもとなると結構な出費となる。正直なところ、お金の面では痛い。が、そんなことは言ってられない。昨夜、一応妻に相談した上で勢いで申し込んだ。

 このライブは抽選ではなく先着順で、すでにプレミアムシートは売り切れていた。が、Sシートはまだ残っていた。チケットの発売開始は11月26日だったから残っていたのは幸運だろう。ついに観られる!昨夜は興奮してなかなか眠ることができなかった。このタイミングで広告を目にすることができて本当にラッキーだった。広告に救われたことは初めてのことかもしれない。いまなお興奮していて、今はライブのことで頭がいっぱいだ。そのライブに行けるというだけでも、来る2025年が素晴らしい一年となりそうだ。

2024/12/03

 12月に入り、想像していた通りの慌ただしい日々を過ごしているが、12月ということは幼稚園が終わるまでもあと三ヶ月程度ということで、分かってはいたが、あまり信じられない気持ちでいる。まもなく始まる冬休みが幼稚園での最後の長期休みとなる。

 昨日から井戸川射子の「この世の喜びよ」を読んでいるからそんなことを思うのかもしれない。すべての瞬間が、あとから思い返される、愛おしい瞬間になるのだろうと思う。

 娘は早く卒園して小学校に行きたいとは言っているが、幼稚園の同じ学年に同じ小学校に行く友達が一人もいないことはきっと寂しさを覚えるはずで、それは小学校には入ってから実感することかもしれないけれど、卒園時には別の小学校に行きたいと駄々をこねることになるんじゃないか。
 年少小から入ったので、みんなではないけれど4年間を共に過ごしたということになる。友達も多く、濃密な時間を過ごしたに違いない。年少小から今に至るまでクラス内に留まることなく、園内ていろんなクラスに遊びに行ったりしているらしい。それも小学校に行くとできなくなる。

 しかし実際のところ、寂しさを覚えているのは娘よりも僕なのかもしれない。この4年間は一緒に過ごす時間も多く楽しかった。一緒に遊べるのも小学校低学年くらいまでだろうということが想像できるため、僕自身がそれを受け入れられていないのだろう。きっと、もっと遊ぶ時間を持てばよかったと後悔もするだろう。

 幼稚園の出席票の裏に、数ヶ月に一度、娘に手紙を書いて、クラスでその手紙が読み上げられる。その手紙が今回で最後となり数日で書かないといけないのだが、何を書こうかと考え、なかなか筆が進まない。

 寒くなってきたので、娘と一緒に風呂に入って遊ぶことが多くなってきた。リビングにいると娘も一人でできることをすることが多いが、風呂に入れば自ずと何かを一緒にして遊ぶことになる。ここ数日は娘が考えた遊びで遊んでいる。桶を逆さにしてひっくり返し、その上に交互に小さい人形を置いて行き、転覆させた方が負け、という単純な遊びなのだが、これがなかなか白熱するのだ。遊び終わる頃には体はあったまるどころか火照ってもう無理となる。

 慌ただしい日々ではあるが、冬休みが終わるまではできる限り遊ぶ時間を作りたい。来年になると本格的に卒園に向けたカウントダウンが始まることになる。

2024/12/04

 怒涛の忙しさ。月初ということもあるが、正直なところ、先月をもって退職した同僚の影響が大きい。負担が一気に増え、捌ききれないタスクを背負うことになった。まぁ、どこも引き継ぎのときはこんなものだろう。特別なことでもなんでもないが、仕事中は息つく暇もない。腰が痛いような気がするが、というか今実際に痛みを感じているのだけれど、作業中はその痛みをきちんと認識できない。おまけにパソコンとの睨めっこで姿勢は悪くなる、巻き肩はさらに酷くなる。体のメンテナンスが必要だ。早くマッサージに行きたい。耳鳴りも酷い。

 明日は坂本慎太郎のライブ。仕事中にアルバムを聴いてはいるが、右から左へ抜けてしまっている。しかし念願だったソロライブだ。ゆらゆら帝国のライブは何度か観たことがあるが、どれも印象深く、フジロックで観た時にはその年で一番印象に残るライブだった。坂本慎太郎のアルバムは、仕事終わりの疲れた時に聴くと沁みる。感情の揺れなく、疲れを疲れとして受け止め、フラットな状態になれる。どんなライブになるんだろう。セットリストは予習すべきか迷うが、予習しても想像を裏切られるだろうから予習するのもありかもしれない。

 しかし明日のライブは19時会場の20時開演と遅めだ。たぶん並んでいる間は寒い。手袋があった方がいいだろうか。並んでいる間に本を読むことも難しいだろうからKindleが必須だ。

 帰宅したらいろいろ用意しないといけない。

2024/12/05

 娘のクリスマスプレゼントの用意もほぼ完了。Amazonで買った分は無事届けばあとは渡すだけとなる。
 もちろんサンタさんからのプレゼントもあるわけだが、サンタさんからのプレゼントが僕らからのプレゼントと混同してしまいそうになって危ない。サンタさんはサンタさんからのプレゼントで、娘はそれを一番楽しみにしているはずだ。サンタさんからのプレゼントにはぬいぐるみではなくおもちゃがいいのだと言っていた。その気持ちはわかる。朝起きて、ラッピングされた四角い箱を見た時ほど嬉しいこともない。箱に綺麗に包装された紙を破るのがテンションが上がってまた楽しいのだ。

 娘はこれからサンタさんに向けての手紙を書くことになる。

 サンタさんへの手紙といえば、まだ8歳かそこらだったときのことだと思うが、母が体調を崩していたかでクリスマス時期に数日間、祖父母の家に預けられていた年があった。クリスマスに実家にいないということはクリスマスプレゼントを受け取ることができないと考えたらしい僕は、画用紙を何枚か繋ぎ合わせて、サンタさんへの懇願の手紙を書いた。僕はどんなことを書いたのか覚えていないのだが、後になって笑い草としてその手紙の内容を祖父から何度も聞かされた。その内容は、下記のようなものだったらしい。

サンタさんへ
今は実家にいないことため、実家に届けてもらっても受け取れません。今年だけ特別にどうか、このおじいちゃんおばあちゃんの家にプレゼントを届けてください。僕が欲しいのは〇〇で、弟さんは〇〇です。今年だけでいいんです。特別にお願いします。返事はいりませんが、できればこの紙にサインを書いてください。

 現物がないが、祖父から聞いた話ではおおよそ上のようなものであったらしい。文字の他にもイラストなどが書いてあり、画用紙を繋ぎ合わせることも考えると割と大作になったのだろう。

 朝起きた僕は枕元を見たが、プレゼントは置かれていなかった。だが、あれだけの手紙を書いたのだから何かの間違いに違いない。起き上がってすぐに祖父母の家をくまなく探し回ったからやはりない。そうか、サンタさんはそこまで特別な事情を考慮してくれないのか。がっかりしながらクリスマス当日の朝を過ごしていたのだが、そのとき思いがけないことが起こった。父が祖父母の家にやってきたのだ。父は、僕が欲しかったおもちゃを抱えていた。家に入ってきた父は、家に届いていたぞと言ってそれを渡してくれた。

 その年は包装紙を破る体験はできなかったが、一度ショックを受けてからの思いがけない方法でプレゼントが届いたこともあって喜びは一層大きかった。その年のサンタさんは父だったのである。

 父と祖父母が申し合わせていたのかはわからない。が、滅多に祖父母の家に行こうとはしない父が、プレゼントを持って入ってきたときの姿はヒーローのようだった。

2024/12/06

 早めに会社を上がり、一度帰宅。娘とおやつを食べ、バレエに行くのを見送り17時過ぎに家を出た。物販の先行販売でTシャツを購入した。あらかじめ知っていたことだが、グッズは今回のツアーTの黒白一種のみだった。「物語のように」のジャケットTなどがあればと期待はしていたが、しかし一種類しかないおかげで先行物販も詰まることなく進みすぐに購入できた。購入が終わった時点で17時50分、19時が開場であることを考えるとカフェに行くのも微妙な時間で、行ってもよかったのだけれどトイレが近くなるのも嫌だったため大名シティガーデンに向かい、2階で一服した後、座ってこの日記を書いている。

 今年はいくつものライブに行く機会に恵まれたが、坂本慎太郎のライブがライブ納めとなる。時間があるので行ったライブを振り返っておこう。

1月 ブルーノ・マーズ
2月 ポール・ウェラー
4月 折坂悠太あいずツアー
5月 circle24
カネコアヤノ
10月 折坂悠太呪文ツアー
青葉市子
11月 角銅真実
12月 坂本慎太郎

 もっと行っていたように思ったが、以上のようだ。書き忘れがあるかもしれない。1月は東京、2月は大阪で、あとは全て福岡。全て印象に残っているが、大阪に行ったということもあったし、ライブ会場や人々の格好もあってポール・ウェラーは特に印象深い。若い頃着ていたか、今も着続けているモッズの格好をしたかっこいいおじさんたち。そして同じくかっこいいおばさま方。後追いで聴いているだけに、当時リアルタイムで聴いていた人たちの姿を見ることで、当時の雰囲気を少し味わえたような気がした。

 19時に開場したドラムロゴスには19時15分くらいには入れていたように思う。ビールを買い、3段目の一番前ど真ん中に陣取った。横には偶然にも同じマンションの人がいて笑ってしまった。ドラムロゴスは段差があるので見やすい。今回のように200番台のチケットでも3段目とかであれば場所取りも簡単だ。しかし、ドラムロゴスはこれまでにないほどの人で、開演10分前になっても100人ほど入り切れていない人がいるので前に詰めるようにと言われた。その時点で会場はパンパンだった。そんな感じだったので開演時間がおすのではないかと思っていたが、19時ちょうど、時間通りに開演。

 坂本慎太郎を最後に観たのは解散前のゆらゆら帝国だったが、2010年に解散しているので15年ぶりのことだったと思う。15年とは。しかし15年前でも当時のライブのことは鮮明に残っている。全身赤の出で立ち。楽器の交換は(たぶん)まったくなくて、だから曲と曲の合間にしょっちゅうチューニングをしていた。MCはない。
 15年ぶりに目にした坂本慎太郎はほとんど変わっていないように見えた。全身赤ではなかったが、佇まいなんかは当時の印象のままで、歌声もほぼ変わっていない。迷ったあげく、セットリストをあらかじめ予習していったのだが、あんまり意味がなかった。想像していた以上にライブは原曲よりも変わっていたし、グルーブ感も凄まじかった。あとは何度もアルバムを聴いて分かってはいたことだけれど、ライブだとさらに歌詞が耳に入ってきて、グルーブ感に浸りながらも一方で頭は歌詞を捉えようとしてしかしそれで頭もグルーブ感に入って、つまりはめちゃくちゃ楽しかった。会場にいるみんなも踊りまくっていた。

 今年最後に最高のライブ。

2024/12/07

 昨日の昼頃から嘔吐と頭痛が凄まじく、ずっと寝ていた。昨日参加する予定だった鳥羽さんのイベントも残念ながら行くことができず。初めて懇親会にも参加する予定にしていて楽しみにしていたのだけれど。昨夜の調子では参加は難しかった。今日の20時前にようやく頭痛も治まった。明日の仕事には問題なさそうだ。

2024/12/08

 まだ頭痛がうっすら残っていて体調は本調子ではないが出社。座っている分には問題ないが、階段の上り下りをするたびに頭に響く。

 今日は日曜の割に出社している人が多かった。一人のときもあるくらいなので、別チームのため特段話すこともないが、寂しさが紛れる。しかし今日は寒かった。気温が低いだけでなく風も強いから、外に出るとすぐに体が冷える。もちろんオフィスはあったかい。あまりにも外が寒いので昼休み以外は極力外に出ないようにしよう、と思ったのだが、昼以降、オフィス内が異常に暑くなった。暑いのは僕だけか?みんなは特に暑いと感じている様子ではない、暑いと感じているのは僕だけでみんなはそれでも寒いと思っているのかもしれない、であればこの季節だ、暑い僕が我慢した方がいいのだろう。と考えたが、とりあえずオフィスにいる人たちに聞いてみたらやはり暑いとのこと。が、エアコンの温度を調整してもあまり変わらないようだった。そこからさらに2度下げても変わらず、ずっと暑いままで、夕方頃、その暑さに耐えきれず、外に出た。外の風は、確かに冷たくそして寒かったが、とても心地よかった。もしかしてこれが整うというやつか?きっとそうではないだろう。一度友人に誘われてサウナから水風呂に入った時に命の危機を感じて以来、サウナには入っていないが、サウナと水風呂の温度差たるやその比ではないはずだ。それでもそれはとても気持ちがいいものであった。

 先日、近所の木々が紅葉を始めているなぁと思ったらもう散りかけている。あっという間だ。紅葉を楽しみたいと思うけれど、娘にとっては退屈なことかもしれない。休みの日に公園に行って雰囲気だかでも味わおう。今はとにかくクリスマスの雰囲気を楽しもうと思う。

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