第4話 朝が来るのが怖かった
▶︎ 第1話:「電車の中で泣いている大人を、君は見たことがあるか」(無料)
崩れ落ちたあの日から、
僕は無理やりにでも背筋を伸ばして仕事に向かった。
壊れている自分の予兆からは目を背け、
あの日や同僚の存在がなかったことにしようとした。
笑顔を貼りつけ、声のトーンを少しだけ明るくして、
いつもの「ちゃんとした人間」を演じ続けた。
昼間はなんとか持ちこたえることができた。
ただ、夜になると、その緊張が解けないまま僕を締めつけた。
布団に入っても肩に力が入りっぱなしで、呼吸は浅い。
瞼を閉じると会議室の空気や上司の声が蘇り、胸の奥がざわめき出す。
最初のうちは「今日はたまたま眠れないだけだ」と思っていた。
▶︎『泣きながら、生きてきた夜から。』noteメンバーシップを始めた理由──安心して心の痛みを語れる居場所を目指して
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