頑張り方がわからなくなった君へ
2026年3月14日に記事の中身を更新しました。
プロローグ
日曜の夜。
スマホを見ながら、なんとなくため息を
ついたことがある人へこの文章を書いた。
別に、何か特別な出来事があったわけじゃない。
ただ、明日また月曜日が来る。
それだけで、少しだけ胸の奥がざわつく。
理由はうまく説明できないけれど、
なぜか少しだけ憂鬱で、少しだけモヤモヤする。
そんな夜は、きっと誰にでもあると思う。
僕にも、あった。
今、僕は26歳だ。
場所を選ばずに愛犬と
仕事ができるようになって、
山の中でミーティングをすることもある。
山から下りてきて、ラジオに出演したり、
ファミリーマートとコラボさせてもらったり。
自分でも、たまに「何をしているんだろう」と思うような、少し不思議な生き方をしている。
傍から見れば、自由に生きているように
見えるかもしれない。
でも、自由に生きている今でも、
夜にふと同じ気持ちになることがある。

理由のわからないモヤモヤ。
この先どうなるのか、少しだけ不安になる感覚。
それは、昔感じていた気持ちと、
どこかよく似ている。
プロローグ
18歳の僕は、まったく違う場所にいた。
長野県の高校。
野球部のグラウンドの外にある
石段に座りながら、ただぼーっとしていた。
「この先、どうすればいいんだろう」
そんなことを考えていた。
その日は、レギュラーメンバーの発表の日だった。
名前は呼ばれなかった。
その瞬間、「高校3年間、
一度も背番号をもらえないこと」が確定した。
つまり、僕の高校野球は終わった。
高校3年間。
朝5時半に起きて、夜22時まで練習した。
3年生のときは、寮が消灯したあと、深夜2時
まで食堂でこっそりバットを振っていた。
野球しかしてこなかった。
でも、甲子園には行けなかった。
レギュラーにもなれなかった。
補欠にすら、なれなかった。
頑張ったつもりではある。
でも、「やりきった」と
胸を張れるほどでもない。
そんな、なんとも言えない中途半端な場所で、
僕の野球人生は終わった。
そしてその瞬間、
僕の拠り所も、一緒になくなった。
これから、何をすればいいんだろう。
答えなんて、どこにもなかった。
この文章は、そんな状況の18歳の自分と、
今の26歳の自分が対話する
物語として書いた自伝だ。
会話の舞台は架空だ。
でも、そこで交わされる言葉は全部リアルだ。
あの頃、本当は感じていたこと。
でも、誰にも言えなかったこと。
そして今だから、ようやく言葉にできること。
どれも、一つも盛っていない。
もし、強がっていた18歳の自分に、
今の僕が会いに行けたとしたら。
きっと、こんな会話になると思う。
そんなことを想像しながら、
このnoteを書いた。
もし、このnoteを読んでいるあなたが、
「変わりたいけど何をすればいいのかわからない」
そう思っているなら、きっとこのnoteから、
何か一つは持って帰れると思う。
少なくとも、
「こいつも、同じところで迷っていたんだな」
そう思える瞬間は、きっとある。
第1章 お前、何がしたいの?

最後の夏の大会のメンバーが決まった日の
部活終わり、夕暮れ時。
寮に帰らずに、グラウンドの外の石段で、
一人でユニフォームを着た
18歳の僕が座っていた。
空を見上げて、何も考えていないような顔をしているけれど、本当は何かを考えていた。
いや、正確には、何も考えられないでいた。
26歳「隣、座っていいか」
声をかけると、
18歳のぼくはびっくりして振り向いた。
見知らぬ人間が隣に来たと思ったのだろう。
でも少しの間を置いてから、
何かを感じ取ったみたいに、黙ったまま頷いた。
石段に腰を下ろした。
グラウンドには校舎の影が伸びていた。
26歳「高校野球、終わったな」
18歳「……うん」
26歳「どんな気持ち?」
18歳の僕は少し考えてから、
「よくわかんない」と答えた。
26歳「よくわかんない、か」
18歳「チーム内のメンバー争いで負けたし、
悔しいっちゃ悔しいけど、でも……」
26歳「でも?」
18歳「もう終わったんだな、って思ったら、
なんか……ホッとした。」
正直な答えだった。
高校3年間、朝5時半に起きて夜22時まで練習して、長い日は深夜2時までバットを振り続けた。そんな日常が終わった。
でも報われなかった。
26歳「ホッとしたのは、正直でいいと思うよ」
18歳「……でも、ホッとしちゃいけない気がして」
26歳「なんで?」
18歳「野球、好きだったはずなんだけど。
でも最近は、早く全部終わればいいなって思う日もあって。そういう自分が嫌だった」
26歳「それ、野球が嫌いになったんじゃないよ」
18歳「じゃあ何?」
26歳「目的を見失って頑張り方がわからなくなってただけだと思うよ」
18歳の僕は黙った。
少しの間があって、
「……そうかもな」とだけ言った。
26歳「で、これから何するつもり?」
18歳「建設の専門学校に行くよ。やりたいことないし、親が勧めてくれたってだけの理由だけど」
26歳「それで、専門行って、その後は?」
18歳「……就職、するんじゃない?普通に」
26歳「普通に、か。それ、自分で決めたの?
それとも、それしかないから?」
18歳の僕は答えなかった。
考えたことがなかったんだと思う。
「就職する」という選択は、
その道しかないと思っていたから
他の選択肢があるとか考えたことすらなかった。
26歳「何かしたいとか、考えたことある?」
18歳「……ない」
26歳「一回も?」
18歳「ない、かなぁ。
野球のことしか考えてこなかったから」
26歳「じゃあ、本当は何がしたいと思う?
野球を抜きにして」
18歳の僕はしばらく黙ってから、
ぽつりと言った。
18歳「わかんない。でも……なんか、
すごい人になりたい」
26歳「すごい人」
18歳「うん。なんか、こう……認められるような。
かっこいいような。でも何がかっこいいのかも、よくわかんない」
26歳「認められたい、か」
18歳「……うん。でもなんか、バカにされたくない、ってのが一番近いかも」
その言葉は、刺さった。
バカにされたくない。
認められたい。
それは、今の自分も持っている感情だ。
26歳になっても、独立しても、
まだその感覚は消えていない。
消えたふりをすることはできるけど、
完全に消えたことは一度もない。
26歳「それ、正直に言えたの、すごいな」
18歳「別に。みんなそうじゃないの」
26歳「みんなそうだけど、みんな言わないよ」
18歳「……言ったら恥ずかしいじゃん」
26歳「そうだな。でもな、その恥ずかしいって
感覚が、今後お前の武器になるんだよ」
18歳「は?意味わかんない」
26歳「今はそれでいい。順番に話す」
グラウンドの影が、石段の足元まで伸びてきた。
夏の終わりの風が、少し涼しくなってきた。
第2章 強がってる理由

翌朝、また同じ石段に座りながら、
話の続きをした。
26歳「お前さ、学校でどんなキャラなの?」
18歳「普通に、明るいキャラ」
26歳「明るいキャラ、か。本当に明るいの?」
18歳「……まあ、演じてる部分はある」
26歳「演じてる?」
18歳「うん。なんか、暗いと思われたくないし。
テンション低い日でも学校行ったら切り替えてた」
26歳「それ、しんどくない?」
18歳「しんどいっちゃしんどいけど、
そういうもんかなって思ってた」
26歳「そういうもんじゃないよ、本当は」
18歳の僕は少し眉をひそめた。
「じゃあどういうもんなの」
と言いたそうな顔をしていた。
26歳「本当の自分を出して、それで人に嫌われるのが怖かったんじゃない?」
18歳「……まあ」
26歳「弱い部分を見せたら、
バカにされると思ってた?」
18歳「……そういう感じ、かな」
26歳「だから明るく振る舞って、場を盛り上げて、みんなの期待に応えることで、自分の居場所を確保してた?」
18歳の僕は黙った。
26歳「言いたくなかったら言わなくていいけど」
18歳「……なんかそう言われると、めちゃくちゃ情けないな」
26歳「情けなくないよ。それ、みんなやってるから」
18歳「みんなやってるって言ったって、それが正しいわけじゃないじゃん」
26歳「そうだな。でも、責める必要もないよ。お前がそうなったのには、ちゃんと理由があるから」
僕は長野の田舎で育った。
学校では野球が上手いやつが偉くて、テストで良い点を取るやつも偉くて、顔のかっこいい人がスクールカーストの上にいて、そういうわかりやすい基準の中で生きてきた。
わかりやすい基準の中で評価される人間になりたかった。
だから野球を頑張った。
頑張れば認めてもらえる、と思っていた。
でも、甲子園には行けなかった。
レギュラーにもなれなかった。
頑張り切ったとは言えない結果で、終わった。
その瞬間、拠り所がなくなっていた。
18歳「なんかさ、急に自分がすごく空っぽな気がして。」
26歳「空っぽ?」
18歳「野球やってたときはさ、少なくとも『野球やってます』って言えたじゃん。」
26歳「うん。」
18歳「それだけで、自分が何者かって説明できた気がしてたんだよ。」
18歳の僕は、石段のコンクリートを指でなぞりながら続けた。
18歳「でも引退したらさ、それがなくなって。
何者でもなくなった感じがするんだよな。」
26歳「……」
18歳「そしたらまた、認められたくなるんだよ。」
18歳は少し笑った。
18歳「でもさ、認められる材料が何もないんだよ。」
26歳「取り残されてる感じ、するよな。」
18歳「うん。」
18歳の僕は小さくうなずいた。
18歳「俺だけ出遅れてる感じ。
周りはさ、普通に将来の話してるんだよ。」
18歳「大学でこんなことするんだ、とか。
サークル入ってこういうことしたい、とか。
みんな、なんか楽しそうなんだよ。」
少し黙ってから、続けた。
18歳「なのに俺だけ、止まってる感じがする。」
26歳「その感覚、わかるよ。」
18歳「本当?」
26歳「めちゃくちゃわかる。」
26歳の僕は少し笑った。
26歳「今の時代で言うと、SNSを見てるときの感覚に近い。」
18歳「SNS?」
26歳「うん。」
26歳「タイムラインを見てるとさ。」
26歳「誰かが昇進したとか、
誰かが起業したとか、
誰かが結婚したとか。」
26歳「そういう“うまくいってる人生”だけが、どんどん流れてくる。」
18歳「……」
26歳「で、それを見てると、ふと思うんだよ。」
26歳「自分だけ、止まってるんじゃないかって。」
18歳「それ、今もあるの?」
26歳「ある。」
26歳の僕は即答した。
26歳「むしろ、今のほうが強いかもしれない。」
18歳「マジで?」
26歳「みんなそう感じてるよ。」
18歳「ほんとに?」
26歳「ほんとに。」
26歳「でも、誰も言わない。
だから、みんな“自分だけ”だと思い込む。」
18歳の僕は、少しだけ空を見上げた。
18歳「……そっか。」
その声は、少しだけ安心したようにも聞こえた。
第3章 一人の夜の孤独

それから、時間は少しだけ進む。
18歳の僕は高校を卒業し、名古屋にある建設系の専門学校に入学した。
野球部の寮生活から一転して、
知らない街での一人暮らしが始まった。
名古屋の街は、人が多かった。
電車も多い。
店も多い。
夜になっても明るい。
でも、不思議なことに、
人が多い街ほど、孤独は濃くなることがある。
その日の帰り道。
僕は、鶴舞公園のベンチに座っていた。
夜の公園は静かだった。
昼間は学生や家族連れで賑わっているのに、
夜になると急に人が減る。
街灯に照らされたベンチに座りながら、
僕はスマホをぼんやり眺めていた。
大学に進んだ高校の同級生たちは、
Instagramでサークルの写真を投稿していた。
飲み会。
バーベキュー。
旅行。
楽しそうな写真ばかりだった。
僕は気になってた女の子のストーリーに
いいねだけ押してスマホを閉じた。
そして、うなだれるようにベンチに座った。
そのときだった。
「よ。」
聞き覚えのある声がした。
顔を上げると、そこには26歳が立っていた。
26歳「よ。専門、どんな感じ?楽しい?」
18歳の僕は、少しだけ考えてから答えた。
18歳「充実してるように見えて、
なんか空虚だった」
26歳「空虚?」
18歳「うん。勉強して、バイトして、友達もいて、飲み会して、毎日ちゃんと動いてるんだけど、なんか……全部に意味がない感じがして。何のために動いてるかわからない感じ」
26歳「そのとき、周りの友達は?」
18歳「楽しそうにしてた。就活のこと全然考えてないやつもいたし、とりあえず楽しめばいいじゃん、みたいな空気で。
おれもそれでいいのかなって思いながら、でも心のどこかで、これでいいのか、って思ってた」
26歳「それ言える友達いた?」
18歳「……いなかった」
26歳「なんで?」
18歳「そんなこと言ったら、重いじゃん。キャラじゃないし。明るく振る舞ってるのに、急に「なんか将来怖い」とか言えないし」
26歳「またキャラの話か」
18歳「うん。なんかそのキャラ、ずっと続いてて。明るい、頼りになる、場を盛り上げる、みたいな役割が染み付いてて、そこから外れることが怖かった」
26歳「そのキャラを演じ続けることが、しんどくなった瞬間はなかった?」
18歳の僕は少し間を置いた。
18歳「……一人になったとき」
26歳「夜とか?」
18歳「うん。一人で部屋にいるとき、急に虚しくなることがあって。なんか、みんなに自分のことを知られてないな、って思って。演じてるキャラを好きでいてくれてるけど、本当の自分は全然別のところにある気がして。それが……なんか、孤独だった」
26歳「孤独か」
18歳「うん。別に友達がいないわけじゃないし、一人じゃないのに、孤独みたいな感覚があった。変かな」
26歳「変じゃないよ。
それ、ちゃんとした感覚だよ」
少し間が空いた。
26歳「その感覚、今の時代の人もみんな持ってる。SNSで繋がってる人は何百人もいるのに、夜一人になると、なんか孤独、みたいな感覚。本当に大事なのって繋がりの数じゃなくて、本当の自分を出せる人が何人いるかどうか、だから」
18歳「それ、どうすればできるの?」
26歳「まず、それを認めること。
自分が孤独だ、って。
本当の自分を出せてない、って。
それを認めずに、明るいキャラを演じ続けていると、どこかで崩れる」
18歳「崩れるって、どういうこと?」
26歳「耐えられなくなる、ってこと。人間って、ずっと自分じゃない何かを演じ続けることはできないから。必ずどこかでしんどくなる」
18歳の僕は黙って、遠くを見た。
18歳「じゃあ、どうすりゃよかったのさ」
26歳「本当のことを、どこかで誰かに言ってみること。全部じゃなくていい。少しでいい。でも、演じてるキャラじゃない、本当の自分の言葉を、一個でも出してみること」
18歳「だからそれが怖いんだって」
26歳「うん、怖い。僕もずっと怖かった。でも、その怖さを超えたとき、初めて本当の繋がりができる。表面だけの繋がりは、表面だけの安心しか生まないから」
第4章 19歳でフリーランスになった理由

18歳「お前、フリーランスになったのって何がきっかけなの?」
唐突に聞いてきた。
26歳「ああ、口悪いな、まあいいか」
18歳「なんか、すごい決意をしてなったの?将来設計して、計画立てて?」
26歳「全然」
18歳「え、じゃあなんで?」
26歳「なんか、やってみたかったから。それだけだよ、最初は」
18歳の僕は、少し拍子抜けした顔をした。
もっとかっこいい理由かと思った、と言いたそうな顔で。
26歳「ほんとに、最初はそれだけ。プログラミングをちょっとかじって、ホームページとか作れるようになって、これ仕事にできるんじゃないかって思って、やってみた。深く考えてなかった」
18歳「親は?」
26歳「死ぬほど反対した、ほんで殴られた笑
勝手なことするな!って」
18歳「だよね」
26歳「まあね。安定しろ、就職しろ、勝手なことするなってたくさん言われたし、一番仲良かった友達にも、やめとけよ、とか、大丈夫なの?って」
18歳「それで怖くなかったの?」
少し考えた。
26歳「怖かったよ。めちゃくちゃ怖かった、人生で一番怖かったさ」
18歳「じゃあなんで動いたの?」
26歳「……怖いより、このままが嫌だった、ってほうが強かったからかなあ」
18歳の僕は黙った。
26歳「専門行って、就活して、会社入って、
それで終わりなのか、って思ったときに、なんかそれが嫌だった。
別に就職が悪いわけじゃないし、就職してる人を否定したいわけじゃないけど、自分がそのレールに乗ることが、なんか……息が詰まる感じがした」
18歳「でも、成功する保証なんてなかったじゃん」
26歳「なかった。むしろ失敗する可能性のほうが高かったと思う。プログラミング始めてまだ数ヶ月だったし、実績なんかゼロだったし」
18歳「それでも動いたのは?」
26歳「失敗してもいいかな、って思えたから」
18歳「なんで?」
26歳「失敗しても、就職できるじゃん。フリーランスやって全然うまくいかなかったとして、そこから就職すればいい。
でも就職して40歳くらいになってから「やっぱり違う」ってなったとき、そっちのほうが難しい気がして。だったら先に試してみよう、って」
18歳「すごい変わった考え方だな」
26歳「そう?でも当時はそんな整理してなくて、なんとなくそう思った、って感じだったけど」
18歳の僕はしばらく考えていた。
18歳「おれには、そんな風に思えるかな」
26歳「今すぐにはムリっしょ。
でも、一個聞いていい?」
18歳「何?」
26歳「お前、本当はどう生きたいの?就職とか、フリーランスとか、そういう話じゃなくて。こういう人生だったら幸せだな、っていうイメージ、ある?」
18歳の僕は、また黙った。
今度の沈黙は、少し長かった。
18歳「……毎日、自分で決めたい」
26歳「自分で決めたい?」
18歳「うん。言われたことをやるんじゃなくて、自分でやることを決めて、自分で動いて、その結果に責任を持つ、みたいな生き方がしたい」
26歳「それが、お前が本当にしたいことじゃないかな」
18歳「でもそれって……具体的に何をすればいいの」
26歳「それを探すために動く、ってことだと思う」
18歳「は?意味わからん」
26歳「うん、意味わからんだろ。でも最初はそれでいいと思う。具体的な答えを最初から出そうとするから、動けなくなる。
まず、方向だけ決めて、動き出す。細かいことは動きながら考える」
18歳「失敗したら?」
26歳「修正すればいい」
18歳「え?怖くない?」
26歳「怖い。でもな、動かずにいるのも怖さがあるんだよ。今は気づいてないかもしれないけど」
18歳の僕は眉をひそめた。
18歳「動かないことが怖い?」
26歳「うん。動かないことで、10年後に後悔する怖さ。気づいたら何も変わってないことの怖さ。
それって、今感じてる失敗の怖さと、実は同じくらいリアルなんだよ」
18歳「……なんかそれ、言われたら反論できないな」
26歳「そうだろ。怖さには、二種類あるんだよ。
動くことの怖さと、動かないことの怖さ。どっちかを選ぶしかない」
第5章 最初の半年は、地獄だった

18歳「フリーランス始めてすぐ、うまくいった?」
26歳「全然」
18歳「だよね」と、
少し安心したように言った。
26歳「全然うまくいかなかった。最初の3ヶ月で稼いだの、確か5万とか6万とか。月に。しかもそれ、かなりの時間を使って」
18歳「時給換算したらやばいじゃん」
26歳「やばかった。時給500円とか笑
でも仕方ないよ、実績ゼロだから。誰も実績のない19歳に高い単価で発注はしない」
18歳「それで、諦めようと思わなかったの?」
26歳「思ったよ。何回も」
18歳「でも続けた」
26歳「うん。なんか、悔しかったんだよな。うまくいかないことが悔しいというより、諦めることが悔しかった。
始める前に散々言われたじゃん、無理だよって、うまくいかないよって。それを証明したくなかった」
18歳「意地?」
26歳「半分意地かな。でも半分は、本当にまだ可能性があると思ってたから」
18歳「どうやって可能性があると思えたの?」
26歳「数字で考えてたんだよ。今月5万なら、来月10万にできるかもしれない。今月10万なら、3ヶ月後には20万にできるかもしれない。ゼロじゃない、って思えたから。少しでも前進してたら、続けられた」
18歳「その間、精神的にきつくなかった?」
26歳「きつかった。特に周りが就活始めて、内定決まり始めたころ。
友達が「内定もらいました」って連絡くれたとき、なんか複雑な気持ちになったよ。
おめでとう、って思う気持ちと、僕は大丈夫なのかって不安が、同時にきて」
18歳「比べてしまった?」
26歳「うん。比べたくないと思いながら、比べてた。
内定もらった友達は安定してて、僕は不安定で。それが嫌で、でも比べることをやめられなくて」
18歳「それ、今でもある?」
少し考えた。
26歳「……ある。形は変わったけど。今は売上とか、フォロワー数とか
そういう数字で比べることがある。全然なくなってないよ。ただ、扱い方は少しうまくなったかな」
18歳「扱い方?」
26歳「比べることをエネルギーにする、みたいな感じ。悔しい、ムカつく、って感情を、じゃあどうする、に変換する練習みたいな。当時はそれができなくて、ただ落ち込むだけだったけど、今は少しマシになってる」
18歳「でも完全にはなくならない?」
26歳「なくならない。26歳でもなくならない。でもそれが人間だと思って、受け入れてる」
18歳「そっか」とつぶやいた。
18歳「じゃあ、フリーランスで食えるようになったのっていつ頃?」
26歳「本当の意味で食えるようになった、って感じたのは21歳くらいかな。月収が安定して、これなら生きていけるな、って実感したのが」
18歳「2年かかった?」
26歳「かかった。でも、2年かかったから
わかったこともある」
18歳「何が?」
26歳「すぐにうまくいかないことが、敗北じゃないってこと。最初の2年は、結果よりも、やり方を学ぶ時期だった。
うまくいかない理由を一個一個潰していく時期だった。それが後から振り返ると、めちゃくちゃ価値がある時間だったと思う」
18歳「でも当時はそう思えない?」
26歳「当時は全然思えない。当時はただしんどいだけ。でもしんどいことに意味があったって、後からわかる。それが経験値になって、今の自分を作ってる」
18歳「それって、当時の自分に言いたかった言葉?」
少し間が空いた。
26歳「うん。当時の自分に言いたかった言葉だよ。しんどい時期に意味があるって、わかってたら、もう少し落ち着いて動けたかもしれないから」
フリーランス初期の僕は、当時キャリーケース1つで、いろんな友達の家に住まわせてもらって、いつの間にかヤドカリと言われていた。
本当にお金がなくて、コンビニでスティックパンを手に取り、買うか悩んで、そのまま買わずに退店した。そんな何もうまくいかなかった時期を思い出していた。
第6章 誰も教えてくれなかったこと

26歳「学校って、君に何を教えてくれた?」
18歳「えっと……勉強とか、部活とか」
26歳「じゃあ、人生どう生きるか、は?」
18歳「……教えてくれなかった、かな」
26歳「そうだよな。学校って、いい大学に入るための方法は教えてくれるけど、その先どう生きるか、は教えてくれない。
いい会社に就職する方法は教えてくれるけど、会社に入った後どう生きるか、は教えてくれないんよな。」
18歳「うん」
26歳「だから多くの人が、社会に出てから迷う。それまでずっとレールの上を歩いてきたのに、急に「さあ、どこへでも行け」って言われても、動き方がわからない」
18歳「まさにそれだわ。学校のときは、次に何をすればいいか決まってた。
小学校が終わったら中学。中学が終わったら高校。高校入ったら部活と勉強。
でも野球が終わったら、急に何もなくなって……なんかどうしていいかわからなかった」
26歳「その感覚、大人になっても続くんだよ」
18歳「え、大人になっても?」
26歳「うん。就職したら、また少しの間レールが戻ってくる。毎日会社に行けばいい、仕事をこなせばいい、みたいな。でもある日気づく。このままでいいのか、って」
18歳「それが……このまま変われない大人みたいな状態?」
26歳「そう。変わりたいけど、何を変えればいいかわからない。でも変えない方が安全な気もする。そのジレンマで動けなくなってる」
18歳「おれもそうなりそう」
26歳「なりかけてたと思うよ。でも今の段階で気づいてるのは、悪くない」
18歳「気づいてもどうすればいいかわからない」
26歳「まず、自分がどう生きたいか、を言語化することじゃないかな。さっきお前が言ってた、「自分で決めたい」って。それが出発点だと思う」
18歳「でも、自分で決めることって、しんどくない?誰かに決めてもらった方が楽じゃん」
26歳「楽だよ。短期的には。
でも長期的には、ずっと誰かの決めたことをやり続けることが、一番しんどくなると思う」
18歳「なんで?」
26歳「自分の人生に、責任を持てないから。うまくいかないとき、誰かのせいにするしかなくなるから。
環境のせい、上司のせい、社会のせい。でもそれを続けると、自分がどんどん弱くなる。決める力が育たないから」
18歳の僕は黙って考えていた。
18歳「おれが今からできることって、何がある?」
26歳「一個だけ言うよ」
18歳「何?」
26歳「何でもいいから、自分で決めて、実行すること。小さくていい。
今日のランチを自分で決める、とかでもいい。誰かに合わせるんじゃなく、自分が食べたいものを選ぶ。それだけでもいいから、「自分で決めること」を積み重ねる」
18歳「それだけ?」
26歳「最初はそれだけでいい。決める筋肉を育てる感じ。小さな決断を重ねることで、少しずつ大きな決断ができるようになるから」
第7章 「変わりたい」の正体

18歳「変わりたい、ってよく思ってたんだよな」
唐突に言った。
26歳「変わりたいって、どう変わりたいの?」
18歳「わかんない。今と違う自分になりたい、みたいな漠然とした感じ」
26歳「今の自分のどこが嫌なの?」
18歳「……自信がないところ。明るく振る舞ってるけど、内側は全然自信ない。人の目を気にしすぎるところ。ちょっとしたことで傷つくところ」
26歳「それ、変えたいんだ」
18歳「うん。もっとドシっとしたい。他人に振り回されない自分になりたい」
26歳「それはわかる。でも一個聞いていい?」
18歳「何?」
26歳「その「変わりたい」って気持ち、本当に変わりたいの?それとも、今のしんどさから逃げたいだけ?」
18歳の僕は少しムッとした顔をした。
18歳「……どう違うの」
26歳「本当に変わりたい人は、変わるための
コストを払おうとする。しんどいけど続ける、
失敗しても修正する、怖くても動く。
でも「今のしんどさから逃げたい」だけの人は、
楽な変化を求める。コストを払わずに変わろうとする」
18歳「じゃあおれは逃避?」
26歳「今の段階では判断できない。でも一個聞くよ」
18歳「何?」
26歳「本当に変わるなら、今の居心地のいい状況を手放せる?」
18歳の僕は黙った。
18歳「居心地のいい状況って?」
26歳「明るいキャラを演じることで確保してきた人間関係。
それを手放して、本当の自分を出したとき、一部の人に嫌われるかもしれない。それでも本当の自分で生きることを選べる?」
18歳「……怖い」
26歳「うん、怖い。でもそれができないと、本当の意味では変われない。変化って必ず、何かを手放すことを要求するから」
18歳「何を手放したら、変わるの?」
26歳「人によって違う。
でもお前の場合は、たぶん……「バカにされたくない」という防衛の鎧じゃないかな」
18歳の僕は黙った。
26歳「鎧を脱ぐのは怖い。でも鎧を着けたままでは、本当の自分で動けない。
鎧を脱いで、傷ついて、それでも前に進んだ人だけが、本当の意味で変われると思う」
18歳「おれには、できるかな」
26歳「わからない。でもやってみないとわからない」
18歳「それが答え?」
26歳「それが答えだよ。カッコ悪いけど」
第8章 人生を選ぶ、ということ

18歳「自由って、楽しいの?」
1ヶ月かけて、ホテル暮らししながら全国を回っていた話をしていたとき、ふと聞いてきた。
26歳「楽しいよ。でも、最初に思い描いてたのとは、少し違う」
18歳「どう違うの?」
26歳「自由って、楽なことだと思ってた。でもそうじゃなかった。自由って、全部自分で決めなきゃいけないことだった」
18歳「それってしんどくない?」
26歳「しんどいよ。休日を自分で決める、
仕事量を自分で決める、どこに住むかを
自分で決める。全部自分に返ってくる。
その重さがあると思わなかった」
18歳「じゃあ、自由じゃないほうがよかった?」
26歳「そうは思わない。自由じゃないしんどさと、自由のしんどさは、質が違う。
自由じゃないしんどさは、「自分の意思がない」
しんどさ。自由のしんどさは、「全部自分で考えなきゃいけない」しんどさ。
どっちがいいかは人によるかもしれないけど、
僕は後者がいい」
18歳「なんで?」
26歳「結果に、納得できるから。うまくいかなくても、自分で決めたことだから納得できる。
人に決められたことでうまくいかないと、理不尽さが残る。それが嫌だった」
18歳の僕はじっと聞いていた。
26歳「僕が思う「人生を選ぶ」ってのはな、
べつに起業しろとか、フリーランスになれとか
じゃないんだよ」
18歳「じゃあ何?」
26歳「自分の価値観で、選択肢を選べること。」
そのまま続けた。
26歳「誰かに言われたからじゃなく、周りがそうしてるからじゃなく、自分がそうしたいからそうする、ってこと。それができるようになることが、「人生を選ぶ」ってことだと思う」
18歳「それって、会社員でもできる?」
26歳「できるよ。会社員でも、自分でやりたいことだって選んで入った会社で、自分の意思を持って働いてる人は、人生を選んでる。
一方で、フリーランスでも、なんとなくそうなって、なんとなく流されてる人は、人生を選んでない」
18歳「形じゃないんだ」
26歳「形じゃない。マインドの問題だと思う」
18歳「マインドって、どうやって変えるの?」
26歳「一番早いのは、「自分で決めた経験」を
積み重ねること。
小さな決断でいいから、自分で決めて、
その結果と向き合う。それを繰り返すと、
少しずつ自分を信じられるようになる」
18歳「自分を信じる、か」
26歳「それが全ての根っこだと思う。
自分を信じられない人は、自分で決められない。
自分で決められない人は、人生を選べない。
逆に言えば、小さな決断を積み重ねることで、少しずつ自分を信じる感覚が育ってくる」
第9章 承認欲求という武器

18歳「認められたい、っていう話、
また聞いていい?」
26歳「いいよん」
18歳「さっき、その欲求が武器になるって言ってたじゃん。どういうこと?」
26歳「認められたい、っていう気持ちが強い人は、発信力があると思ってるんだよ」
18歳「発信力?」
26歳「うん。
認められたいから、頑張れる。
認められたいから、結果を出そうとする。
認められたいから、自分の経験を人に伝えようとする。それがそのまま、SNSだったり、
仕事だったり何かを伝えることの原動力になる」
18歳「でも、承認欲求が強いってダサいじゃん」
26歳「そう思う人が多い。でも強い承認欲求を
持ってて、それを隠してる人と、
承認欲求を認めてそれを原動力にしてる人とでは、
後者の方が強いと思う」
18歳「なんで?」
26歳「エネルギーを無駄にしないから。
隠そうとする人は、その欲求を抑えることに
エネルギーを使う。
認めてる人は、その欲求を前進に使える」
18歳「認めたら、なんか恥ずかしくない?」
26歳「恥ずかしいよ。でも正直な人間の方が、
人には信頼されると思うよ」
18歳「正直に言ったら、バカにされない?」
26歳「バカにする人もいる。
でもそれ以上に、同じように感じてる人がいる。
「私もそうだ」って思う人がいる。
その人たちとつながれる」
18歳「それが、発信の話につながるの?」
26歳「そうだよ。僕のSNSで反応があるのは、
かっこいい話じゃなくて、弱い話の方が多いんよ
失敗した話、怖かった話、承認欲求が強い話。
そういう人間らしい部分を出したとき。」
18歳「なんで?」
26歳「きっとみんな、そういう部分を持ってるから。でも誰も言わないから。だから言える人間が信頼を得る。
完璧な人間の話は参考になるけど、共感はしにくい。でも弱さを見せる人間の話は、共感できる」
18歳の僕はしばらく黙って考えていた。
18歳「つまり、弱さでも武器になるってこと?」
26歳「そう。お前が一番恥ずかしいと思ってることが、誰かにとって一番刺さることになる」
18歳「じゃあ、おれが「バカにされたくない」って思ってることも、誰かの役に立つ?」
26歳「立つよ。同じように「バカにされたくない」と思いながら、
それを隠して、強がってる人がいっぱいいるから。そのリアルな本音が、その人たちに届く」
18歳「……なんかそれ、ちょっと救われる気がする」
26歳「そうだろ。弱さは隠すものじゃなくて、使うものだよ」
第10章 それでも動いた人間の話

今度は、こちらから切り出した。
26歳「一個、聞いていいか」
18歳「何?」
26歳「お前、もし10年後の自分に会えるとしたら、何を聞きたい?」
18歳の僕は少し考えて、静かに言った。
18歳「幸せなの?」
26歳「幸せかどうか」
18歳「うん。なんか、それだけ知りたい。お金があるかとか、有名かとか、そういうのじゃなくて。幸せかどうか」
26歳「それが、一番大事だと思ってるから聞く?」
18歳「うん。なんか、最終的にそこだけが問題な気がして」
少し考えた。
26歳「答えてもいい?」
18歳「え、おれの10年後がお前?」
26歳「厳密には少し違うけど、まあそんな感じだよ」
18歳「……じゃあ、幸せなの?」
26歳「幸せなときと、そうじゃないときがある。正直に言うとそれだよ。
ずっと幸せ、みたいなことにはなってない」
18歳「それって、幸せじゃないじゃん」
26歳「いや、そうじゃないと思う。ずっと幸せでいることが幸せじゃなくて、自分が選んだ道にいることが幸せだと思ってるから。うまくいかない日も、落ち込む夜もある。でも、自分で選んでここにいるから、納得できる。それが幸せだと思う」
18歳「難しいな」
26歳「難しいよ。でもシンプルに言うと、後悔は
してない。あの選択をしてよかった、
って思ってる。それだけは言える」
18歳の僕は黙った。
しばらく経って、「そっか」と小さく言った。
18歳「じゃあ、おれがこれからすることって、何があればいいの。一言で」
少し考えた。
26歳「動くこと」
18歳「それだけ?」
26歳「それだけ。考えてから動こうとしてると、永遠に動けない。
完璧な準備なんてできないから。怖いまま、準備が整わないまま、それでも一歩踏み出すこと。それだけだよ」
18歳「失敗したら?」
26歳「修正すればいい」
18歳「また同じこと言う」
26歳「同じことしか言えないんだよ。それが本当のことだから」
18歳の僕は笑った。
初めて、笑った。
18歳「わかった。やってみる」
26歳「おう!それでいい。ちょっとだけ信じるところから始めればいい。最初は、ちょっとだけで十分だから」
二人で空を見上げた。
言葉はなかった。
でも、それでよかった。
エピローグ
じゃーきーと、夜。
自宅でようやくパソコンを閉じた。
スマホを開くと2:06と表示されている。
コーヒーはとっくに冷めていた。
じゃーきーは足元で眠っていた。
窓の外は、静かだ。
画面には、まだDMの通知が残っていた。
24歳の会社員からの、「こうさんは最初から自信があったんですか?」という問い。
返信を打った。
「全然。僕は本当に自信なかったと思います。今でも、認められたいとか、怖いとか、全部ある。でも、そのままでも動けることを知ったんです。だからそれだけだと思います。」
送信した後、しばらく画面を見ていた。
足元のじゃーきーがくぁっと声を出しながら
あくびをして、また眠りに落ちた。
なぜ、こんな活動をしているのか?
このnoteを読んでくれているあなたは、
そう思っているかもしれない。
じゃーきーとの日常を発信して、
フォロワーが8万人になって、
プログラミングスクールを運営して。
なんで?
何のために?
今日、正直に書く。
最初に言っておくと、
僕は別に「社会を変えたい」とか、
「教育業界に革命を起こしたい」とか、
そういう大きなことは考えていない。
もっと、個人的な理由だ。
あの石段の18歳の自分が、
今でも僕の中にいるから。
野球が終わって、
何者でもなくなって、
このままでいいのかって思いながら、
でも何をすればいいかわからなかった、
あの感覚。
あれは、今の大人にも確実にある。
職場でうまくやれていて、
友達もいて、傍から見れば充実しているけど、
夜一人になると、なんかモヤモヤする。
このままでいいのか、ってやつ。
その感覚を持ったまま、
でも何も変えられないまま、
10年が経つ人を、
これまでたくさん見てきた。
それが、嫌だった。
プログラミングスクールを始めたのは、
正直に言うと、
プログラミングを教えたかったからじゃない。
「在宅でできる仕事を持つと、
人生の選択肢が増える」
それを実感してもらいたかったから、始めた。
僕自身、19歳でフリーランスになって、
場所を選ばず仕事ができるようになって、
初めて気づいたことがある。
働く場所が変わると、
生き方の選択肢が変わる、って。
「今日は長野に帰ろう」と思えば帰れる。
「今月は沖縄で仕事しよう」と思えばできる。
「大切な人が困っているなら、すぐに動ける」
これは、自由の話じゃない。
選択肢の話だ。
会社に行かなければいけない、
この時間にここにいなければいけない、
という縛りがなくなると、
人生の中で「自分で決められること」の範囲が、
劇的に広がる。
その体験を、もっと多くの人にしてほしかった。
なぜ、プログラミングスクールを
小さな規模で運営しているのか。
それも、よく聞かれる。
正直に言うと、
大きくしようと思えばできる。
でも、しない。
なぜかというと、
数を追うと、質が落ちるから。
僕がやりたいのは、
「一人の人間が、自分の人生を選べるようになる」
その瞬間に立ち合うことだ。
それは、大人数で一斉にやれることじゃない。
一人一人が、
どんなバックグラウンドを持っていて、
何に躓いていて、
どこから始めれば動き出せるのか。
それを見ながら、一緒に考えることが、
僕の仕事だと思っている。
規模を小さく保つのは、
その質を守るためだ。
売上よりも、
「あのスクールに入って、人生変わった」
と言ってくれる人の数を増やしたい。
それだけだよ。
正直に言う。
スクールに来る人たちの話を聞いていると、
毎回、あの石段の18歳の自分を思い出す。
「変わりたいけど、何をすればいいかわからない」
「やってみたいけど、自分には無理かもしれない」
「失敗したら恥ずかしい」
みんな、同じことを言う。
そしてみんな、動き出した後に同じことを言う。
「もっと早くやればよかった」って。
これが、全部だ。
僕がこの活動を続けている理由は、
その言葉が聞きたいから。
最後に、一個だけ伝えさせてほしい。
このnoteを読んでくれているあなたが、
「変わりたい」と思っているなら、
今すぐスクールに入れ、とは言わない。
まず、知ることから始めてほしい。
僕は今、「在宅ワーク入門」
という動画を無料でお渡ししている。
プログラミング未経験の人が、
在宅ワークを実現するために、
最初に何をすればいいのかを、
具体的に解説した20分ほどの動画だ。
スキルの話じゃない。
マインドの話でもない。
「最初の一歩の踏み出し方」を、
僕の経験を元にそのまま伝えている。
なぜ無料でお渡しするのか。
それは、まず知ってもらいたいから。
「在宅ワークって、自分でもできるものなのか」
その答えを、先に手に入れてほしい。
動いてから知るんじゃなく、
知った上で動いてほしいから。
難しい内容じゃない。
専門的な知識もいらない。
ただ、見てみてほしい。
見た後に、「これなら自分にもできそうだ」と
感じたなら、その感覚を大事にしてほしい。
「やっぱり自分には無理かも」と感じたなら、
それも正直な答えだから、大事にしてほしい。
僕はずっと、強がっていた。
認められたくて、
バカにされたくなくて、
弱い自分を隠しながら、
明るいキャラを演じていた。
それが、今でも完全には消えていない。
でも、一個だけ変わったことがある。
弱い自分を、少し開示できるようになった。
このnoteの中で書いたことも、
ほとんどが「言いたくなかったこと」だ。
承認欲求が強いこと、
失敗が怖かったこと、
深夜2時までバットを振り続けて、
努力の方向性が間違っていて
レギュラーになれなかったこと。
でも、正直に書いた。
なぜかというと、こういう話が、
誰かの背中を押すと知っているから。
完璧な人間の話は、参考にはなるけど、
「でも自分には無理だ」で終わる。
でも、失敗だらけの人間が、
それでも動いた話は、
「あいつにできるなら、
自分にもできるかもしれない」
になる。
あの石段の18歳の自分に、
今の自分が何を言えるかを考えながら、
このnoteを書いた。
そしてこのnoteを読んでいるあなたにも、
同じことを言いたい。
正解のない道を歩くのは、怖い。
でも、怖いまま動いた人だけが、
「動いてよかった」と言える場所にたどり着く。
最初は、ちょっとだけ信じるだけでいい。
まず、動画を見てみてほしい。
それが、あなたの最初の
一歩になるかもしれないから。
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最初の一歩を解説した動画です。
無料でお渡ししているので、
まず見てみてください。
p.s.
良かったら2秒で終わるから
いいねを押して欲しいです🥺
そうすると画面の奥で僕がニヤニヤします。
頑張って書いた僕が報われます。
よろしくお願いします。
DMでの感想もお待ちしております🐶
p.p.s.
載せようか迷ったけど載せます。
人生が変わった社会人の方々の対談動画
p.p.p.s
嬉しい感想をDMでたくさんいただいたので
ここに貼り付けさせていただきます

みなさんもDMお手隙の際に
送っていただけたら嬉しいです☺️
