倉庫作業員
俺はしがない倉庫作業員。
倉庫の仕事など、だいたいどこも同じだ。
荷物が入ってくる、検品する、棚に保管する、その日に発送するブツを棚から持ってくる、梱包する、発送する。
ようするに、口から入れる、胃に流す、ケツの穴から出す。
似たようなものだ。
俺がやっている仕事は主にピッキングと言われる作業だ。
発送する物品を、リストを見て棚から集める。
(ある時、誰かが万歩計でどのくらい倉庫の中を歩くのか計ったら、19キロも歩いていたらしい。まったく...。)
それでいて、この倉庫作業って仕事は、あらゆる仕事の中で給料が1番に近いくらい安い。
割に合わない仕事を何故してるのかといえば、他に出来ることがないからだ。
鬱々と救いのない日々を、
ウロウロ歩き回って毎日毎日働く。
ある時、耐えきれなくなり、ブチ切れて、咆哮し、棚を蹴り飛ばす。パレットを投げる。
呼び出される。
クビになる。
どうせクビになろうが、自分で辞めようが、次にやるのも、似たような仕事なのだ。
何も変わらない。
俺が歳を取ること以外は。
アーメン。
あぁ、キリスト教でもなかった。
