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『キャプテン翼』日向小次郎に憧れて砂入りのボールで特訓した結果

日本がワールドカップの本戦に初出場した時よりも前の話です。馬鹿な話ですが、私だけかもしれないレア体験?として投稿させていただきます。


✅はじめに

小学校の頃の出来事です。私はサッカーが下手くそでした。

昼休みにクラスメートがサッカーをしていても混ざることができませんでした。下手すぎで、足を引っ張るからです。

でもサッカーは嫌いではありませんでした。家にはサッカーボールがありました。キャプテン翼のマンガも持っていました。

✅日向小次郎みたいに強いシュートを打ちたい!

私が憧れたのは、主人公の大空翼のライバル、日向小次郎でした。

虎のような荒々しいプレイ、蹴ったボールがコンクリートにめり込む程のキック力。自分にない力強さに憧れたのでしょう。


✅砂入りのボールを作って特訓しよう!

マンガの中で、悩む日向小次郎は恩師から送られた黒いボールで特訓をします。通常の3倍もの重さのボールです。

これでキック力を鍛えようというのです。

この場面を読んで思いました。重いボールで練習したら自分も強いキックが打ててサッカーが上手くなるんじゃないか。

コンクリートにめり込むほどのシュートが打てるかも!?
(今思い返すと、日向君のシュートがコンクリートにめり込んだのはこのボールで特訓する前のことだった気がします・・)

そんな流れで重いボールを作ることにしました。
我ながらバカすぎると思います。でも当時は一生懸命でした。


✅ボールの作り方

家にあるボールに穴をあけました。そして、穴から砂場の砂をめいっぱいつめました。

穴はボンドで布を貼って塞ぎました。

その重さは、7kgくらいでした。

日向君が特訓していたのは、通常の3倍の重さのボール。自分が作ったのは、通常より20倍くらい重いボール。

これを使えば、キック力がつくに違いない。穴を塞いだボンドが乾いた翌日さっそく練習を開始することにしました。

✅特訓開始

■ボールが重すぎて蹴れない!

ボールを両手で抱えて、公園に行きました。

ボールを地面に置き、考え込みました。公園に行く前から薄々気がついていました。ボールが重すぎます。そして硬すぎます。

7kgですから、はっきりいってただのボーリング玉です。

こんなものを思い切り蹴ったら足の骨が折れる。

仕方ないので、レッグエクステンションマシンというのでしょうか。そんな感じで足の甲でボールを押し、転がすことにしました。

■ボールの色が変わった!

公園の回りを何周かすると、もう筋肉痛です。そんなことを何日かくりかえしました。

ある日、ボールが妙に汚いなと思いました。白と黒のボールのはずが、全体的に灰色なのです。

汚れたのかと思って、こすっても灰色のままです。

そこで気が付きました。ボールが重すぎるために、革が剥げて、下地がむき出しになってしまったのです。

革が剥げただけでなく、ボールはほとんど転がらなくなってしまいました。
そろそろ普通のボールを蹴ってみることにしました。


✅特訓の結果

普通のボールを買ってもらい、さっそく特訓の成果を試しました。

驚いたのは普通のボールの軽さです。きっとキック力もついたに違いない。
フェンスにむかって思いっきりボールを蹴りました。

蹴ったボールはフェンスの遥か上を超えて飛んでいきました。
なんだかキック力がついてる気がする!

そう思って、ボールをフェンスの向こうへとりにいき、もう一度蹴りました。

そうすると、またボールがフェンスを超えてしまいました。何度蹴ってもボールが高く上がってしまいます。

キック力がついたと思いたかったのですが、もう認めざるを得ません。

重すぎるボールを使い続けたために、キックのフォームがおかしくなり、ボールが上に飛ぶようになっただけなのでした。

✅おわりに

その後、サッカー部に入って活躍するとか、そんなオチだったら良かったのですが、そのようなオチはありません。

キックもドリブルも下手なままでした。ただ自分はディフェンスが案外得意だということに気が付きました。

ディフェンスを頑張ることで、クラスメートに混ざってサッカーをする時の気後れが、少しはなくなりました。

レアな体験というかただの馬鹿な話ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


今後もがんばって記事を投稿していきます。

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