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#5 入院前に

病室に行く前に

血液内科の処置室で骨髄検査を体験し、そのあとは入院病棟に移動になりました。
エレベーターを降りて、大きな重い扉を開けた先、
血液内科の病棟に入っていきました。
そのまま病室に行くのかと思ったら、病棟での処置室に・・・
そこで今度は、「中心静脈カテーテルの挿入」が行われました。
中心静脈カテーテルとは、手や足などの抹消の静脈ではなく、心臓の近くにある最も太い静脈、つまりは首にある静脈にカテーテルを挿入して点滴するための細いチューブのことです。
そしてそのカテーテルが抜けてこないように、皮膚に糸でぬいつけるんだそうです。
「これから先の治療で使っていくであろう色んな薬や輸血を、確実に体に届けるために、首の太い血管にカテーテルを入れる必要があるんです」
その時はそんな説明を受けたと思います。
今度は首に針を刺される・・・?ぬいつける?
そんなことして本当に大丈夫なの・・・?
「痛いことは今日中に終わらせてあげたいから。
もう少しやからがんばってくださいね」
そう先生は言ってくれましたが、明日になれば本当に痛みはなくなるのか・・・
不安でいっぱいでしたが、その時も先生たちを信じるしかなかったんです。

首にカテーテル

まずは血圧計や心電図のモニターを体につけ、首の静脈をエコーでみて、カテーテルを挿入するところにマーキング、ペンで印をつけられました。
そしてテレビの手術シーンでよく見る緑色の穴の開いたシートを、頭からおなかの下あたりまでかぶせられました。
挿入場所が首なので、顔は少し横をむいたまま。
息がしやすいように、シートを少し上げて固定してくれました。
おなかの上には処置するのに使う道具類が置かれ、なるべく動かないように、もし体勢がしんどくなったら教えてください、と言われました。
そしていよいよ、首に麻酔針を刺され、処置が始まりました。
麻酔がやはり痛くて、息をするたびにうめき声がもれました。
「のど近くなんでブレたりするから、なるべく声出さないように~」
優しく先生に言われました・・・
麻酔がきいてきたら、カテーテルを挿入しやすくするための挿入針を刺し、そのあとカテーテルが心臓近くまで入り、挿入針を抜きとる。
そのカテーテルを挿入するときに、長いからか、先生が結構な力を込めて押し込んでいるようでした。
首から心臓近くまでとなると、血管を傷つけたり、肺を傷つけたりするリスクが伴ってきます。
慎重にやってくれているのはもちろん分かったのですが、首や肩に体重を乗せられて、胸の痛みも合わさって、本当に苦痛でした。
途中で何度かシートのせいで息苦しくなり、固定の位置をかえてもらったりもしました。
そしてようやくカテーテルが入り、次はそれを皮膚に固定する処置に。
もちろん麻酔は効いている状態ですが、皮膚を糸で引っ張られる感覚や、
首を押されている感覚がして、しんどくて変な感じでした。
麻酔が切れたらまた痛くなるんかなぁ・・・
そう考えていました。
そうして暑苦しかった緑のシートをようやく外してもらい、
中心静脈カテーテルの挿入が無事終わりました。







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