"口害"について
明るい話ではありません。
これから歳を重ねていく中で、
夫婦で注意しようと話し合った出来事です。
ある日帰りのバスツアーに申し込んでいました。
だいぶ前から申し込んで、
夫婦でとても楽しみにしていました。
さくらんぼ狩りのツアーです。
さくらんぼはとても美味しく大満足でした。
いろんな品種があるんですね。
『佐藤錦』『山形美人』。。。
甘みがあって時間制限が無ければ、
いつまでも食べられそうでした。
しかしツアーは最後、
「地獄のような苦行」が待っていました。
観光バスの私の真後ろの席のお婆さん(79)が、
行き帰りとりわけ帰りの道中、
大きな声で、そのもう一つ後ろのお婆さん(84)と
延々、話ししているのです。
(年齢がわかっているのは彼女たちの話の中身からです)
帰りは事故による大渋滞に
巻き込まれたこともあって、
4時間以上にわたる超ロングおしゃべり。
しかも真後ろのお婆さんとの会話ですので、
大きな声で届かせようとしています。
困りました。。。。
いま振り返るとあそこまで大きな、
周りにも聞こえる声で、
いろんな話題を話していたのは、
実は周りにも聞かせようとしていたんだな、と。
初めて会ったらしいそのお二人、
ツアーへの不満を漏らします。
何度も参加しているという私の真後ろさん(以下、真後ろさん)が、
その後ろの方(以下、その後ろさん)に向かって
「今日行った農園は、去年までのところと違う。
去年までのほうが美味しかったわ。
この農園に行くならもう参加しない」
と酷評し、参加して損したかのような発言を
繰り返します。
比較対象を持たない初めてのツアー参加客であればそこそこ満足したと思うのですが、
他の方の気分はまったくおかまいなし。
そして、
互いの身の上話を延々始めます。
『その後ろさん』は旦那さんを何年か前に
亡くしたようで、夫婦間でけんかが絶えなかった、などと言いながら、
もうちょっと優しくしたら良かったかしら、
と言います。
すると『真後ろさん』は、
あなたは十分優しくしたわよ、
などと言って、何の根拠もなく慰める。
身の上話から政治に飛ぶ。
高市総理は大丈夫かしら?と問うと、
片方が
大丈夫よ、周りをしっかりした男性が
固めてるんだから等という。
また真後ろさんが、なぜか従軍慰安婦の話を始め、自分のおじさんから聞いたという『真の実情』を
大きな声で話す。
話が聞こえそうな座席には、
小学生のようなお嬢さんもいました。
実は真後ろさんの隣には旦那さんがいるのです。
まったく注意する気配がないのも
どうなのかと思いました。
私は何度もどうやって注意しようか
頭を巡らせたのですが、
私は気が小さいことの裏返しで、
いつも、穏やかに適切に注意することができず、
注意するうち大声を出したりして
興奮してしまいます。
大声を出さずに注意する方法を考えているうちに、なんとかバスの降車場所に到着したのです。
どうしたら良かったのか、
と思いますが、もし大人気もなく興奮して
お婆さんに声を荒げていたら
私が出入り禁止になっていたかもしれません。
添乗員さんへのホットラインは
あったのですが、
真後ろの人の前で電話するのもなぁと。
ショートメッセージ、LINEなど
バス車内の通報ルートがあれば
もう少し平和にツアーを楽しむことが
出来たのかもしれません。ごめんなさい、
いやな話でした。
