『ICU歴20年ナースが語る、“なんかヤバい”を言語化する力〜頼られるナースになるための「観察・判断・行動」のリアル〜
「バイタルは正常。でも、なんかおかしい。」
それに気づけるあなたは、もう“現場力”がある。
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ICUで20年以上看護師を続けてきた私が一番大切にしている力。
それは、「なんかおかしい」に気づけるセンサーと、それを発信できる力です。
このnoteでは、現場で実際にあった「違和感」がどうやって生まれたのか、
どう判断し、どう動いたか、そしてどう後輩・他者に伝えているかをリアルに綴ります。
さらに、臨床判断モデル/RRS/CCOTなどの理論背景も踏まえながら、
あなた自身の“気づく力”を言語化できるようになることを目指しています。
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• CCOTでの「違和感」
• 観察と比較の積み重ねが判断力につながる
• 臨床判断モデルとのつながり
• “なんかおかしい”を言語化するヒント
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この先の章では――
• 実際の敗血症ケースでの観察・報告・判断
• 違和感をチームでどう共有したか
• 動けるナースがしている「思考の貯金」
• 後輩・他者への“観察の癖”の伝え方
• そして、違和感を信じられる自分でいるために必要なこと
を、全5章構成で具体的にまとめていきます。
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第1章:「“なんかおかしい”は、観察の積み重ねだった」
• 下部消化管穿孔術後→縫合不全→敗血症性ショックの兆候
• 観察のポイントと比較力
• 臨床判断モデルの解説(観察Noticing → 対応Responding)
• RRS/CCOTの紹介と「報告できる文化の重要性」
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第2章:「伝わらないかもしれない“違和感”を、それでも伝える」
• 「数値は正常だけど変」という状況で、どう伝えるか
• 比較・主観症状・観察所見を使って説得力を持たせた
• チームとの信頼構築の一歩になる
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第3章:「動ける人」と「動けない人」の違いは“思考の貯金”にあった
• とっさの判断=経験の積み重ね
• 普段からの問い、振り返り、情報の蓄積が行動力に
• 思考の引き出しを作る習慣とは?
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第4章:「後輩に伝えるには、“観察の癖”を見せることがいちばん効果的だった」
• 指導は“知識の押しつけ”ではなく“観察の共有”から
• 一緒に患者を見ながら実況中継するスタイル
• 後輩の視点が変わる“魔法の声かけフレーズ”
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第5章:「“なんかおかしい”を信じられる自分でいるために」
• 結果の正しさよりも「気づけた」ことが尊い
• 違和感を抱ける=既に“プロの思考”
• 自分の感覚を信じることが、患者の未来につながる
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あなたの“なんかおかしい”は、命を守るためのサインです。
現場で信頼され、後輩に伝えられるナースになるための
「観察・判断・行動」の技術と視点を、5章にわたりお届けします。
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1章:「“なんかおかしい”は、観察の積み重ねだった」
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■ はじまりは、「なんかおかしい」の一言から
70代の女性。
下部消化管穿孔で開腹手術後POD8。
術後経過は順調とされ、抗菌薬も終了している。
いつも笑顔でにこにこおしゃべりをする患者さんだそうでです。
ある日、CCOTラウンド時、病棟の看護師さんから相談を受けました。
「声かけへの反応がいつもより遅いんです。なんかおかしいんですよね。」
バイタルは基準内。でも・・・
• 「寒い」「しんどい」と繰り返し訴える
• HRはいつも60台、だけど今日は90台でいつもより速い
• 手足が冷たく、末梢の色調がやや不良
•両膝に網状皮疹が薄ら見られる
•明らかな反跳痛はないが、圧痛があるか?創部痛との判別が不明瞭
• 尿回数と量がいつもより少ない
• 目が何となく虚ろ
•呼吸回数は22回くらい、院内のRRSコール基準には抵触していないけど、いつもよりちょっと速い
神経・呼吸・循環と観察に観察を重ねました。
そしてここでは、普段の状態との比較を行っていることにお気づきでしょうか?
「この患者さん、なんかおかしい。気のせいで済ますのは危ないかも。」
と思い、私は医師に伝えました。
病棟の看護師さんからCOOTに相談いただいて・・・
活気がなくなっていて、「しんどい」「寒い」という訴えがあるそうです。
末梢冷感・リベドも見られます。
HRや呼吸がいつもより上昇していて、このままだと急変しないか心配です。縫合不全など何らかの感染、敗血症が懸念です。一度診察していただいた上で、必要であればCTや採血など、評価をお願いできますか?」
結果――
CTで縫合不全が判明。敗血症性ショックへ進行する前に、再介入・抗菌薬の見直しが行われました。
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■ “違和感”は臨床判断モデルの一部だった
この「おかしい」は、直感だけではありません。
実は私たち看護師は、「臨床判断モデル(Clinical Judgment Model)」という考え方に沿った思考を、日常的に行っているのです。
【臨床判断の4ステップ】
1. 観察(Noticing):
「明らかにいつもと違う反応」ーーー比較
2. 解釈(Interpreting):
「寒い」「しんどい」は循環不全の兆候?急変する可能性ーーー推論
3. 対応(Responding):
今、伝えなければ、手遅れになるかもしれない、医師に伝えよう!
4. 振り返り(Reflecting):
判断の根拠と結果を後で確認しよう!
つまり、
“違和感”とは、「比較」と「推論」が働いた状態。
気づいた瞬間、あなたの中では臨床判断が始まっているのです。
*『臨床判断モデル』の詳細は、私のThreadsやInstagramでも紹介しているので、更に掘り下げたい方は是非チェックしてみてください。
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■ 違和感を言語化してみよう
では、そのとき私は何を見て「おかしい」と感じたのでしょう?
ここからは、有料版となります。
有料版購入特典として、以下の3つの得点がございます。
是非、得点をGetして、現場で役立てていただければ嬉しいです。
”なんかおかしい”を言語化する!違和感に気づく10のチェックリスト
”おかしい”をチームに伝える3 STEPシート
今日の”なんか変”が、明日の判断を変える日々の振り返りメモ
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