GP
後ろ髪ひかれ隊
みんな多少の心残りを感じていた
そこらじゅうに散らかったポテトチップスを
暗闇に置いたまま
彼らは帰路についた。
同窓会でみるようなその景色は
この寒空ひろがる北の大地で
鮮やかな夕焼けと共に
輝いている。
「戦争っていうのはな
人間同士の殺し合いなんじゃ
人に好かれるような要事を心がけることが
広まれば起こらないんじゃ」
道人は言った。
その言葉は倅にそっぽ向かれ続ける芳雄は
重みを感じるのだけれども、
それを悟られたくないからか
そうですねと軽く返事をするに留まった。
北の大地に今咲くスミレの花は
夏の青空のもと
悠々と咲き誇り
旅人や地元人を和やかにさせていた。
「今日という1日を精一杯生ききることだけを
使命とする」
犬🐕🦺が遠吠えするのは、似た者同士だからだろうか?
あまりにも利害関係的な殺伐とした
機械ばかりの都会では芳雄も夫婦仲を嫌煙する自分の息子にも申し訳なく思った。
「今日という1日だけは」
道人と偶然であうその成り行きに
天と犬は
彼らの背中に
誓いを教えたのだった。
