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スパイダーマン ニューブランデーデイ

ノー・ウェイ・ホーム』の最後、ドクター・ストレンジの魔法によって、世界中の人々は「ピーター・パーカー」という人物の記憶を失いました。

親友のネッドも、恋人だったMJも、彼の存在を覚えていません。

ピーターは誰にも頼ることができず、小さなアパートで一人暮らしをしながら、昼は学生生活を送り、夜はスパイダーマンとしてニューヨークの街を守る日々を送っています。

正体を知る人が誰もいないため、彼は完全に孤独なヒーローとなっています。

しかし、ニューヨークでは不可解な事件が相次いで発生します。

犯罪の背後には、これまでとはまったく異なる「姿の見えない強大な敵」が存在し、街全体が混乱へと巻き込まれていきます。

ピーターは事件を調べるうちに、自分自身にも異変が起きていることに気付きます。

スパイダーセンスや身体能力は以前よりも強くなっている一方で、その力は次第に制御できなくなり、自分でも何が起きているのか分からなくなります。

この「進化」が味方になるのか、それとも彼自身を 
危険に陥れるのかが、本作の大きなテーマとなります。

原因を探るため、ピーターはブルース・バナー(ハルク)に助けを求めます。

科学者でもあるバナーは、ピーターの体で起きている異常を調べますが、それは想像以上に深刻なものであることが判明します。

一方で、街では新たな犯罪組織が暗躍し始めます。

さらに、パニッシャーことフランク・キャッスルも登場し、スパイダーマンとは正反対の「悪は殺してでも止める」という信念で事件に関わります。

同じ敵を追いながらも、命を奪わないピーターとの考え方の違いが大きな見どころになります。

そしてピーターの前には、正体が伏せられた謎の少女も現れます。

彼女は事件の鍵を握る重要人物ですが、その素性はまだ明かされておらず、多くの秘密を抱えています。

彼女との出会いによって、ピーターはこれまで知らなかった真実へ近づいていきます。

さらに、ピーターは偶然MJやネッドの姿を目にします。

しかし、2人は彼のことをまったく覚えていません。

以前のように話しかけたい気持ちを抑え、自分の正体を明かさずに彼らを陰から守り続ける姿は、本作でもっとも切ない場面の一つとなりそうです。

やがて、街を脅かす敵との決戦が始まります。

ピーターは暴走しかける新たな能力を受け入れるべきか、それとも人間らしさを守るべきかという究極の選択を迫られます。

孤独の中でも「親愛なる隣人」であり続けようとする彼は、自分一人の力ではなく、人を守りたいという信念を武器に最後の戦いへ挑みます。

『スパイダーマン:ニュー・ブランド・デイ』は、マルチバースの物語から一歩離れ、「一人のヒーローとして生きるピーター・パーカー」を描く新章です。

失った人間関係、孤独との戦い、暴走する新たな力、そしてニューヨークを襲う未知の敵との戦いを通して、スパイダーマンが再び真のヒーローへ成長していく物語になるとされています。

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