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のんきな女が焦るまで

アラサーで彼氏いない歴イコール年齢の私が、
マッチングアプリに登録した日の話。
きっかけは、自分の身体に見つけた老化のサイン。
気がついたら、医療脱毛とマッチングアプリの予約を取っていた。
連載エッセイの前日譚。

私はのんきだった。
彼氏いない歴=年齢、自分はそこに属しているのはわかっていたが何が問題なのだろう。
令和の今日、みな様々な趣味や推しといった生き甲斐がある。いろんな生き方があっていいじゃないか。そう思っていたし、基本的な思想としては変わっていない。

だがある日、悲しい現実が襲ってきたのだ。

私はうろたえた。
ふと見た自分の身体、まだたるんではいないが目に飛び込んできた無法地帯の黒い密林に潜むいくつかの白…老化のサインだ。

それは、手入れをしていない密林に数は少ないが存在感があった。
ショックだった。だが、まだ誰かに見せる前でよかったのかもしれないと思い直し、初めて手入れをしてみた。

ここは使う前に枯れ始めているのかそんなことを思った。悲しくなった。
でも私は恋愛に縁がない。どう始めればいいかわからない。そもそも今の一過性の気持ちで恋愛ごっこをして、相手に失礼ではないか。誰かに声をかけられたわけでもないのに逡巡した。

私は気が動転していた。
まずSNSをみた。世の女性たちはアンダーヘアやケア用品をしっかり使いきちんと手入れをしていた。
恋愛の気持ちを高めるためTverを開いた。
選択がよくなかったかもしれない…
性的描写に共感できないのだ。
それよりもcm動画に目を奪われた。
マッチングアプリの広告だ。これだと私は思った。

ハードルが低く誰に相談せずとも始められるのではないかと。ただいきなり誰かと交際するのは難しい。
自分の生活のルーティンに誰かが入り込むのが想像できない。

手入れをした疎林を見た。人前に出れるレベルになった。これなら可愛いランジェリーも映えるだろう。枯れかけたそこに潤いをもたらすべく使ってあげることにした。
アプリにはヤリモクといった最初から真剣ではない出会いがある。まず男性に触れることからはじめ、目を養おうと。
そのあとに恋愛について考えよう。

私は動いた。
考えることに飽きたのだ。とにかく処女を速やかに卒業する。ひとまず行動だ。そんな結論にいきつき、私は医療脱毛の予約と複数のマッチングアプリに登録したのだ。

このnoteではそんな私と出会った男性との記録と失敗など様々なことを綴っていけたらと思っている。
私は恋愛至上主義ではないけれど、私の経験が誰かの学びになればありがたいです。

私は焦っていた。


このシリーズの入口はこちらです。


▼ 焦った女、マッチングアプリを貪る。— はじめに 


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焦った女 ここまで読んでくださってありがとうございます。 ここで書かせてもらえているのは、 読んでくださる方がいるからです。 チップは、地味に役立つ乾電池代として大事に使います。 シェアしてくださるのも、同じくらい嬉しいです。 誰にも読まれず、私は焦っています。