焦った女、揺れる。
マッチングアプリで20代前半の年下とマッチしてしまった。
誤タップだった。ジム帰りの車で待ち合わせ、
彼から届くメッセージはいつも「気おつけて」。
年下のマッチングアプリ体験談。
普段ならまず会わない年齢だ。
20代前半…私にとって未知の存在だ。
あまりに若いとどうしていいやら悩む、
そして成人しているのだから問題ないのだが
なんとなく後ろめたさを感じてしまう。
なぜ会ったのか。そもそもマッチしたのか。
もともと別の人と予定していたのだが、
流れてしまった。
私は焦った。
そのときアプリを開いていて、
間違っていいねを押していたのだ。
私はマッチしてすぐ年齢にうろたえた。
彼はあまり気にしていなかったようだ。
そして文面にもうろたえた。
「気をつけて」は予測変換で出るはずだ。
少なくとも3度は「気おつけて」だった。
これがジェネレーションギャップなのか?
彼のこだわりか?
私は混乱した。
そんな状態で若さに押され、会うこととなった。
彼のことは丸太と呼ぼう。
ワイルドな雰囲気をまとっていた。
会ってみて特段日本語に不自由な様子はなかった。
丸太はとにかくテンションが高かった。
盛り上げるためとかじゃなく、
ひとりずっと高かった。
職場は女性とかかわることがほぼないらしい。
丸太の車に乗り込みホテルを目指す。
彼の希望で、
私はサイドブレーキに触れるかのように
彼の股間をまさぐる。
不安なのでもちろん赤信号の時だ。
彼はおそらく公共の場で恋人と
イチャイチャする派なのだろう。
ホテルに着いて、服を脱ぎ始める。
丸太の身体は、厚みのあるプロレスラー体型だ。
ハリがあり筋肉の上に脂肪があり
それが引き締まっている。
特に太ももは素晴らしかった。
もし彼が和牛だったらA5ランクだろう。
彼は私の髪のにおいを嗅いでいた。
特に何もフレグランスはつけない派の私だ。
いい匂いと言っていたが、いたって普通だ。
普段は山にでもいるのだろうか。
丸太の触り方は少々荒々しかった。
興奮がそのまま表れていた。
そんな様子にどこか危なっかしさを感じた。
指で私の中に侵入してきたら中が傷つきそうだ。
丸太と安全な距離を模索するため、
彼を座らせ私が奉仕をした。
口にいやな感じが広がった。
私たちは部屋に着いてすぐ
シャワーを浴びたのだが、
それでも塩素が残っているように感じた。
ジム帰りに女性と会うときは、
プールのメニューは控えた方がいいかもしれない。
私はベッドの上でどんどんずり上がっていく。
やはり丸太は野性味にあふれている。
動きの躍動感、吹き出る汗、
表情全てが目新しかった。
同じ行為でもこうも違ってくるのか。
彼は寝ころび私を上にまたがらせた。
手は恋人つなぎをして私は前後に腰を動かす。
土台の身体が安定感のある体型なので、
今までで一番この体勢を楽しめたかもしれない。
と悦に入っていたら、
私の動きが彼には緩慢すぎたようだ。
下からの容赦ない突き上げが来た。
グラグラしている。
今なら震度4ぐらいまでなら気づかないだろう。
私は彼の身体に倒れこんだ。
丸太は私の雰囲気が好きだそうだ。
そんなこと言われる日が来るとは思ってなかった。
事後のピロートークも、丸太はテンションが高かった。だいぶ中身がない会話だったが、それもまた楽しかった。3割くらいはやはり年齢差を感じた。
その後私たちは丸太の体力が続く限り、続けた。
もう何も出ないと彼は限界を迎えたそうだが、
まだこの時間を楽しみたいと
私をその仕上がった太ももにのせた。
私たちは向かい合って座っている。
丸太はずっと私の胸に顔をうずめて、
左右交互に咥えるというより噛んでいた。
彼は終始恋人っぽい振る舞いを欲していた、
私にはいたことがないので少々難しかった。
その日の夜、入浴していたら
胸がヒリヒリと染みた。
唇が裂けたときのような傷跡が、
乳頭のラインにそって丸くできていたのだ。
ワイルドさとガサツさは紙一重だ。
私は焦った。
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▼ 焦った女、マッチングアプリを貪る。— はじめに
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誰にも読まれず、私は焦っています。