【精神科救急vol.6】回復を信じられなかった自分へ― 小さな変化に気づく力と、看護師としての成長 ―
はじめに
「この人、本当に良くなるのかな…」
精神科で働き始めたばかりの頃、私は何度もそんな思いを抱いていました。
目に見える変化が乏しく、暴言や拒否、興奮が繰り返される毎日。
自分の看護に意味があるのか、自信をなくしていたこともありました。
でも今なら、はっきり言えます。
回復は、一歩ずつ、確かに積み重なっていく。
そして、その「一歩」に気づける視点こそ、精神科看護師に必要な力です。
変化が見えない中で、どう向き合えばいい?
「保護室=隔離」という印象を持つ人も少なくありません。
けれど実際は、自我が危機に瀕している患者さんにとっての“安心できる空間”であり、濃厚なケアができる特別な場でもあります。
私自身、患者さんの激しい拒否や興奮に戸惑い、無力感に苛まれた夜もありました。
でもある日、ふと気づいたんです。
患者さんの表情が少しだけ柔らかくなっていたことに。
言葉はなくても、目が合ったことに。
それは「小さな変化」かもしれません。
けれど、それこそが回復への最初の一歩だったんです。
精神科看護に必要なのは、「小さな変化」を見逃さない視点
保護室でのケアは、まさに「変化の芽」に最も近くで触れられる機会です。
例えば——
初めて視線が合った
食事を口にした
ナースコールを押してくれた
「ありがとう」と言ってくれた
…これらの変化は、すべて患者さんが“回復の方向”へ進みはじめているサインです。
✅ここから先は有料マガジン「精神科救急の真髄」です
※有料部分では、私や先輩たちが実際に経験した
「回復を信じる力が育つ8つのエピソード」を詳しくご紹介します。
ここから先は
1,355字

実習で悩んだ日、現場で泣いた夜、心が折れそうだった瞬間。それでも前を向いて進んできた精神科ナースFUMIのリアルな成長記録。看護学生・若手ナースに向けて、共感と小さな希望を届けるマガジンです。月4回更新/初月無料。
精神科ナースFUMIの どん底から這い上がる日々
¥500 / 月
初月無料
「向いてないかも」「もう無理かも」と思いながら、それでも前を向いて進んできた“どん底ナース”FUMIのリアルな成長記録。共感と気づきのマガ…
いただいたチップは、教材購入や発信活動の継続に活用させていただきます。 応援してもらえると、本当に励みになります!
