HT&T冒険記、その2
前回のあらすじ
HT&T第二話である。前回はノーポン村でオークに奪われたワイン樽を取り返しに「遺跡」に向かい、大立ち回りの末、オークどもからワイン樽を奪取したところだった。報酬のワインと謎のプレートを換金するべく、シェニクへと向かう一行。渡りに船と言うことで、商人ダランの護衛としてお金を貰いながらの移動となったが……。
今回の導入は……
商人ダラン「出発は明日の早朝、準備しておいてくれよな」
報酬として貰った、売れば1000金になるという村長のワイン、そして遺跡で拾った銀と金の謎の地図が書いてあるプレートを換金するべくシェニクの街に向かう一行。シェニクまでは約3日の道程である。
準備は前のセッションで終わっていたので、早々に旅立つ一行。「竜の腹」平原を歩き、平和を楽しむ。しかし、それも2日目の夜までだった。

オークどもの襲撃
その夜、歩哨に立っていたメアリーとデルフィが<感知>に成功。忍び寄ってくる10匹のオークどもを発見。寝ている連中を叩き起こし、バトル開始である。暗くなっていて難易度が上がっているにもかかわらず、メアリーとデルフィのスリングは絶好調。それぞれオークを倒し頭数を減らすことに成功。接近戦はオーク8匹とパウラ、シャル、リーヌ、そして元々の護衛の3人(MR15)で行われることに。結果としてオークどもの若干の負け、たじろぐオークたち。しかし、ここで商人ダランの悲鳴が
商人ダラン「誰か何とかしてくれ~。」
ふと見ると、オークの劣等種である赤オークどもがダランの荷物を強奪しているではないか。これはいかんと護衛3人とメアリーが向かう。前線の人数が減ったことでやる気を取り戻すオークたちだったが、デルフィが前線に参加。こうなるとMRの減ったオークたちでは相手にならない、2ターンの戦闘の末にオークどもは討ち死に。しかし、その間に赤オークたちは戦利品を手に闇夜に消えていくのであった。
HT&Tでは夜目を持つプレイヤー種族はいないので(エルフやドワーフも持っていない)追いかけるのは危険と判断、朝を待つことに。
護衛の責任?
商人ダラン「大切な壺が盗まれてしまったようだ、これでは破産だ。」
どうやら赤オークに大事な商品を盗まれてしまったようだ。これを護衛の不始末だと考えた一行、取り返しに行くことに。ダランは追加料金を支払うことに同意し、大切な壺を一行に託すことに。
<足跡追跡>のセーブに成功し、赤オークたちの後をついていく一行。すると6時間ほどたってひとつの洞穴に行き当たった。
オークの住処

洞窟の入り口には犬が二匹繋がれているのが見える。<調教>を使いシャルが手なずけようとして成功。犬は鎖をほどいて自由になった。さらに奥にはいびきをかいて寝ている赤オークの見張りが。ここでもメアリーとデルフィのスリングが一閃、哀れ赤オークは天国に旅立つこととなった。
デルフィを先頭に洞窟へ入っていく一行。途中、トリップワイヤーが仕掛けられている(先頭は鳴子に繋がっているのだ)のをデルフィが発見。跨いで通ることに。洞窟をまっすぐに行くと、通路の右手に木製のドアが。一行は挟み撃ちは危険と判断(これはその通りで、HT&Tで挟撃されることは避けたほうが良い)、ドアをゆっくり開けると赤オークが6匹雑魚寝をしているところだった。迷わずに襲い掛かる一行、赤オークも抵抗するが所詮は奴隷階級の赤オーク、あっと言う間に蹴散らされるのであった。赤オークは財産を持っていないと言うことなので、探索もそこそこに先に進む一行。

ここで分かれ道に行き当たる。ナビ妖精を自称するメアリーを振り回し倒れた方向で行き先を決める(!?)一行。左に向かうことに。そこにはやはり木製のドアがあり、開けるとオーク(赤でも灰色でもない、普通のオーク)がたむろしていた。いつものようにメアリーとデルフィのスリングが火を噴いた後に接近戦になる一行。そして2ターン目に騒ぎを聞きつけ、後ろからオーク3匹が参戦、挟撃の形になった。後衛に迫るオークたち、一度集団戦に参加すると離脱するのは特殊行動を必要とするため、1ターンかかってしまい現実的ではない。なので後衛でどうにかするしかないのだ。そこでメアリーのスリングとマリアの<パニック>で二匹を除去、残る一体とデルフィがタイマンする形に持ち込んだ。勝負は一瞬でつき、倒れるオーク。その次のターンにはもともといたオークも倒し切り、挟撃のピンチを乗り越えるのであった。
罠?それとも……

先に進むと、洞窟になぜかカーテンで覆いをしてある場面に出くわす。いぶかしがる一行だったが、とりあえずカーテンを開けてみることに。そこには凶暴なケイブ・ビー(蜂)が住んでおり、オークたちは刺されないように覆いをしていたのであった。蜂に襲われる一行、<罠/危険回避>に失敗し、何名かが刺される。さらにフェアリーのメアリーとは接近戦になる。ミセリコルデを振り回し、なんとか蜂を撃退するメアリー。これはたまらんとカーテンを突っ切り、蜂を振り切る一行であった。
恐怖、ドワーフジャイアント
さらに奥へ進み、壺を探す一行。ドアを開けたその奥にはハゲの毛むくじゃらのオッサンが酒をかっくらっていた。

オークたちの用心棒であるドワーフジャイアントである。体力度84、個人修整も+73を誇るこの小柄なジャイアントは叫びながら周囲のオークと共に襲い掛かってくる(でも知性度は4である)。例によってスリングで頭数を減らして集団戦に突入、プレイヤー側の微勝利となったが……。
ドワーフジャイアント「何もんだてめぇら!」
とブチギレてハイパーバーサークに突入(メアリー「敵も使って来るんだ!?」)、ここで負けじとパウラもハイパーバーサーク、がっぷり四つのガチンコ戦闘となった。一進一退の攻防が続くが、ザコオークが徐々にMRを削られリタイア、一人残ったドワーフジャイアントだけで厳しく、パウラが倒れるころには大勢は決した。血を噴出し倒れるドワーフジャイアント、しかしプレイヤー側の体力度もギリギリ、流石にこの場で休むことになった一行だが……。
オークリーダーの矜持
休み始めて70分後、突如として奥へのドアが開き、オークリーダーと配下が乱入、中途半端な体力度のまま戦闘になってしまう。しかも配下は強力な灰オーク(MR20)4匹と呪術師が1体。初めて後衛付きの相手に慄く一行。
ここで珍事が起こる、敵の呪術師がシャルに<パニック>をかけ抵抗に失敗、能力値で負けていたためシャルが敵の呪術師に突撃してしまう。さらに同時にマリアの<パニック>が敵の呪術師にヒット、能力値で勝っていたので敵の呪術師は逃亡してしまう。つまり、ひたすら逃げる敵の呪術師をシャルが追いかける構図となり、結果的にシャルが戦線離脱してしまう。こうなると体力度が回復しきっていないパウラ一人で戦線を支える羽目になってしまい、大ピンチになる一行。さらにオークリーダーがハイパーバーサークしてしまい、打つ手なし。パウラもハイパーバーサークで迎え撃つがダイス目が振るわず、リーヌも乾坤一擲の<神の拳!>を放つもそれだけでは足りず、大ダメージ受ける二人。30ものダメージを受け耐久力が0に、幸運度による生死セーブを行うことに。ここで二人ともハイパーポイントを使用しなんとか成功、生き残ることに。
ここでGMは考えた、本来は耐久度が0になったら倒れて動けなくなるのが相場である、しかし残ったメアリーやデルフィだけではハイパーバーサークしたオークリーダーを抑えることはできないだろう、全滅エンド一直線である。そこでGMは目をつぶり、パウラとリーヌも行動できると裁定。ルールを曲げることにした。HT&Tは豪快なゲームなのでこう言うこともあるのだ。
とは言え、体力度を消費しまくったパウラとリーヌが戦闘に参加しても焼け石に水、前線はデルフィがバーサークして支えることに。さらにメアリーまで前線に参加、デルフィが倒れる前にはなんとか倒し切ることに成功。思わぬ襲撃から、不完全なコンディションでの戦闘となった。
つまるところ、HT&Tは体力度を消費して戦い、休む、を繰り返すゲームであるが、今回の奇襲はその一連の流れに待ったをかけるものであり、今後ともこのような機会は増えていくことだろう。
で、壺は?
どうやら強奪品はオークリーダーが独占したようで、オークリーダーの部屋をあさると壺や強奪された一部の品物が見つかったのである。
ミッション完了と相成って、いそいそとオークの住処から出ていく一行、そのままシェニクにある「竜骨の酒樽亭」へと向かう、ここで商人ダランと落ち合うことになっているのだ。
商人ダラン「おお、君たちならやってくれると信じていたよ。追加報酬を支払おう。」
そういうわけで小金持ちになった一行、マリアの提案もあり武器を+1Dの良いものに変更しておく。どうやら前衛の攻撃力が重要だと踏んだらしい。確かに攻撃力は重要だが、2レベル以降の魔法を覚えるだけのお金が残るのか、若干の不安が残る。
ともあれ、冒険者(ワンダラー)の街シェニクに到着した一行、次回からはシェニクでの冒険になるだろう。
