見出し画像

HT&T冒険記、その1

キャラクター作成

まずキャラクター作成である。3D6を6回振って、上から順番に能力値を決めていくルールなのだが、今回はオプションルールとしてキャラクターが強くなるように変更した。すなわち、3D6ではなく4D6を振って、高い方から三つ採用するようにしたことと、能力値に当てはめていく方式にしたことである。これにより、魔法戦士が作りやすくなり(と言っても誰も今回は作れなかったが)、自分がやりたい職業に就きやすくなる。能力値も当てはめ方式なので、無駄に魅力度が高い戦士、知性度が高い僧侶等、無駄なことにはならないので安心である。
で、出来上がったのが彼女たちである。なお、初回の冒険で体力度と幸運度が2ずつ上昇している点に留意したい。個人修整もちょっと間違ってたりするが、気にしないでくれ、後で直しておく。

個性的なキャラクター達

フェアリーの聖闘士、メアリー

いきなりのフェアリー聖闘士である。本来フェアリーと前衛である聖闘士は相性が悪い(1レベルではなおさらである)。うっかり集団戦で負けたりでもしたら、あっと言う間に生死判定だろう。もっとも、エンゲージ前に飛び道具で頭数を減らし、集団戦で優位になったらかいくぐって攻撃をするなど、やりようはある。そもそも個人修整は高いので、レベルが上がって体力度が補正されれば十分に戦力になるはずである。


エルフの武闘家、シャル

エルフの武闘家はなかなか強い。器用度に補正がかかるのが強く、かつ体力度が下がらないのが良い。耐久度は犠牲になるが、そこはハイパーポイントで補いたい。シャルは能力値決定で出た目が良く(知性度は低いが)、ピロム(槍、5Dの威力を誇る)を振り回して前線で活躍してくれるだろう。レベルが上がり素手の攻撃力が増えてくれば、ますます活躍できそうである。


ドワーフの戦士、パウラ

HT&T(と言うかドラゴン大陸)では女ドワーフは一般的ではないのだが、まあそのあたりはどうでもいいだろう。ドワーフの戦士と言うのもなかなかテンプレであるが、戦士はHT&Tの花形。前線をハイパーバーサークで構築する重要な仕事がある。耐久度も高く、魔法にもかかりにくいだろう。初期金額が低すぎたのでピッケルしか持てていないが、十分な武器を手に入れればぐっと活躍できるはずだ。


エルフの盗賊、デルフィ

同じく、エルフの盗賊と言うテンプレ構成だが。ダイス目が良かったので高い体力度と知性度、器用度に恵まれ、将来的に低レベルの魔法も十分に仕えそうな感じである。個人修整も高いので、前衛にも出れそうである。耐久度が低いのが怖いので、どこかで対策をしたいところか。


人間の僧侶、リーヌ

リーヌは魅力度一転特化型の能力値(と言うか、他のキャラが高い)で、あまり戦闘力を持たないが、体力度は十分にあるので魔法で一行の支援ができるだろう。体力度に余裕があるなら<神の拳!>で側面支援もできそうだ。パーティにいるのが魔術師ではなく呪術師なので直接攻撃魔法が少なく、重要になってきそうである。


ホビットの呪術師、マリア

ホビットの呪術師ですが……なかなかですね。体力度が少ないので、頻繁に休憩をとるか、<パニック>の打ちどころが勝負になってきそうな感じではある。まあ呪術師は2レベル以降に役に立つ呪文が多いので、活躍はまだまだであろう。魔術師のように<これでもくらえ!>や<死の刃>で直接支援ができないので、動かしどころが難しそうである。

このシナリオは……

このシナリオはルールブックにあるものを、加筆修正したものになります。

平穏なノーポン村


ゲーム開始時の舞台になったノーポン村

ワインの名産地として名高いノーポン村は、「竜の腹」タルカス地方に存在し、ダイナストブーツで有名なシェニクまで3日ほど歩いたところにある、地図には乗ってない小さな村である。最近はオークやゴブリンも出ず、平和だったのだが……。

商人ダラン「大変だ村長さん、お役人に渡すはずのワイン樽二個をオークどもに奪われちまった。」
村長ジラモン「なんと、どこかにオークどもを倒してワイン樽を取り返してくれる勇者はおらんかのぅ……。」

と言った導入でゲームはスタートした。守銭奴のマリアが報酬を要求し、村長は1000金貨にもなるとっておきのワインを約束。一行は浮足立ってオークが住んでいる村はずれの「遺跡」へと向かった。

「遺跡」とは……?

500年前の大魔術師戦争で空にあった空中要塞が分離、墜落した慣れの果てである。しかし、一部機能は生きてきて、冒険者たちを待ち受けるのであった。


入り口、自動ドア完備。

見慣れぬ自動ドアに一同は恐怖した。もっとも、周囲にはオーク臭がするのでオークが住んでいるのは本当のようである。報酬に目がくらんだマリアを先頭に、奥に入っていく一行。通路の脇に二つ自動ドアがあり、入っていく。そこに待ち構えていたのは……。


サイバーな感じの多目的フロア

そう、ゲームセンターである。突如としてSFに放り込まれた一行を歓迎するのは、初音ミク似のホログラム。「ここは力の間です、あなた方の戦闘力を図ることができます。」シルクハットを出す彼女に1金貨支払うと、幻影のミノタウロスが現れ戦うことに。そう、ここは集団戦のチュートリアルなのであった。

MR98の幻影のミノタウロスが現れ戦うことになった一行。ここで集団戦の基本を学んでいく(とはいえ、集団戦に参加しているキャラの武器のダメージに個人修整を足して、すべて合計するだけだが)。無事に2ターンで幻影のミノタウロスを倒す一行。その報酬として大量の金貨がふるまわれ……消えていく。何が起こったのかわからなかった一行だが、体力度が2点恒久的に増えていたのであった。

いそいそと隣の部屋にも入る一行、そこにあったのは……。


ジャンジャンバリバリ

そう、パチンコ屋である。「いらっしゃいませいらっせいませ、ジャンジャンバリバリ。」そう煽る初音ミク似のホログラムに促され、パチンコ台に座るメアリー(フェアリーなので抱き着くような格好になるだろうか)。「箱の球がなくなるまでに大当たりを引ければ大成功です!」、要するにセービング・ロールのチュートリアルである。幸運度のセーブに成功するメアリー。台からは銀玉があふれんばかりに現れ一行を飲み込んでいく。と、気が付くと銀玉もホログラムも何もかもがなくなってしまった。いぶかしがる一行だったが、ひそかに幸運度が2上昇しているのであった……。

能力値が安い

一行は試練を終え、体力度と幸運度が2点ずつ上昇したわけだが、その事実に対して慄く一行。「こんなに能力値が簡単に上がるのなら、簡単に能力値が下がってしまうに違いない。」まあ大間違いでもない。一時的な能力減少も大いにあるが、恒久的な減少も十分ありうるのがHT&Tである。とはいえ、単純に能力値が減少するのは楽しくないので「上がったり下がったりする」を信条にやっていきたい所存である。

天然の洞窟


オークが住んでいる洞窟

ゲームセンターをしり目に奥に進んでいく一行。やがて洞窟は天然のものになり、オーク臭もきつくなってくる。水たまりを抜け通路を進んでいく一行だったが、脇の小部屋に詰めていたオーク6匹と遭遇する。


これはD&Dのオーク

オーク「ブヒブヒブヒ、ブヒ!」
とオーク語で威嚇するも、誰もオーク語を喋れずに意思疎通ができない一行。やがて戦闘に。
とは言え所詮はMR15のモンスター。エンゲージ前に飛んできたメアリーとデルフィのスリングにより二体退場。さらにマリアの<パニック>により1体が逃走。エンゲージしたころには半分の3体になってしまった。前衛はパウラとシャルのみであったが、この時点でプレイヤー側が勝利。オーク一行はMRを削られる形になった。こうなってしまうとモンスター側に勝ち目はない、MRを削られたオーク一行のヒットは下がり、さらに後衛にいたメアリーとデルフィが前線に加わり、オークたちはなすすべなく轟沈。MR表記のモンスターとの戦闘のよくある一幕になった。

先に進む一行、3つあった脇道のうち、一番足跡が多い脇道に進むと、洞窟の拡張工事をしている現場監督オークと奴隷のゴブリン6匹と遭遇。ここでもメアリーとデルフィのスリングが火を噴き、現場監督オークとゴブリンの一匹を倒す。この現場監督オークは能力値表記だったので回避できる可能性があったのだが、あえなく回避失敗。鎧の上からぶち破られ即死と相成った。現場監督オークは能力値表記とは言えザコなので、ハイパーポイントは使用しないことにしていた。
残ったゴブリンも散り、一行は死体から金貨をはぎ取って次に向かうのであった。

トールトロール


これはD&Dのトロール

先に向かう一行。そこは地割れがあり、橋が架かっていた。そして橋のたもとで番をするトロールの姿が。通行に100金貨を要求するトロール。当然PC側は断り戦闘になる予定であったが……。
マリア「はい、100金貨。」
とポンと渡したのだ。その代わり、オークたちがワイン樽をどこにやったのか情報を聞き出そうという算段である。100金貨に気を良くし、ベラベラと饒舌になったトロール。どうやらワイン樽はオークたちがこの奥へと運んで行ったらしい。
重要なワイン樽の情報をゲットした一行、その一行がとった行動とは……。
「よし、じゃあ殺そう。」
血も涙もない冒険者たちである。こうしてトロールとの戦闘が始まった。接近戦から始まったこの戦闘、なんとトロールは1体でパウラ、シャル、デルフィの合計ヒットを若干上回る攻撃力をたたき出し、プレイヤーの若干負けからスタート。ここで特殊攻撃のチュートリアルである。次のターン、メアリーが特殊攻撃を宣言、ヒットはトロール側が振るわず、若干の負け。そしてメアリーかかいくぐって攻撃、部位狙いで脚に攻撃を仕掛けた。回避に失敗し、耐久度の1/5のダメージを受け倒れるトロール。倒れたキャラクターはヒットが半分になってしまうので、次のターンになすすべなく倒れるトロール。こうして一行は渡した100金貨だけでなく、トロールが蓄えていた180金貨も強奪し、先に進むのであった。

十字路とボス

先に進むと十字路に行きつく一行、足跡が多い一つ目の部屋に入ると、そこはゴブリンたちの寝床だった。臭いに閉口しながらも探索する一行。そこにはMRスキャナーが転がっていたのであった。

続いて奥の部屋に入る。そこにはオークリーダーとオーク6匹が、ワイン樽の1つを楽しんでいるところだった。
オークリーダー「ブヒブヒ、ブヒブヒブヒ!!」
何を言っているのかわからない一行は暴力で解決することに。マリアの<パニック>がザコオークを恐怖させ、メアリーとデルフィのスリングが飛んでくる。ザコオークはあえなく散るが、オークリーダーはハイパーポイントを2点消費してスリングを回避する(ボスなので使って来るのだ)。そのまま集団戦へ。ここでパウラがハイパーバーサーク、オーク側の微負けで1ターン目は終了。次のターン、デルフィが集団戦に参加しバーサーク、負けじとオークリーダーがハイパーバーサークする。しかしザコオークのMRが削られてしまったのもあってか今回もオーク側の負け、ザコオークが次々と散ってしまう。こうあってはいくらハイパーバーサークと言えども持たない。次のターンにオークリーダーも打ち取られ戦闘終了となった。
戦闘終了後に、パウラとデルフィを<慰撫>する一行(無事に成功である)。幸いにも開けられたワイン樽は1つのみで、もう1つは無事に確保できた。オークが開けてしまったワイン樽はもうダメだと言うことで、勝手に飲みだす一行(主にシャル)。
こうして時間内にミッションを完遂し(休憩しなかったので1時間かからなかった)村に戻ってきたのである。

で、報酬は?

報酬はワイン瓶1本である。
村長「シェニクで売れば1000金貨になるぞい。」
とのことだが、そのためにはシェニクに移動しなければならない。
商人ダラン「それなら、シェニクにワイン樽を運ぶし、護衛として一緒に来ればいいぞ。」
との申し出もあり、一行はシェニクに向かうことになったのであった。

冒険の途中で奪った金貨を元手に装備を整える冒険者たち。オークから奪ったレザーアーマーも使い、なんとか恰好だけはどうになかった。

結果としてどうだったのか

モンスターの数の塩梅が難しい!

これは事前にPC達の平均ヒットを算出しておき、それに合わせてモンスターを用意することで解決できる。PC側のダイスの下振れは防具に一任することになるが、まあなんとかなるだろう。あとはどのようにしてPC達を慄かせるかだが……これにはいくつか案がある。
まず不意打ちだ、HT&Tの不意打ちは一方的な攻撃になると強すぎるので、不意打ちを受けた側もヒットを算出できる(が、勝ってもダメージはいかない)のが一般的である。
さらに挟み撃ちである。これは前線が二つになると考えると良いだろう。どのように前衛が立ち回るのか、後衛も戦闘に参加するのか、選択どころだ。
増援も良い、バーサーク戦闘は限りがあるので、頼もしい前衛が倒れそうなところで増援を出すと良いだろう。
敵に後衛を配置するのも良い、魔術師では直接攻撃で即死が怖いので、呪術師あたりが最初は良いだろうか。

こんな感じで次回やっていこう。

いいなと思ったら応援しよう!