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(40.ボルドー)フランスよ、永遠にさよなら!もう二度と来ない…はず??最後の朝に思うこと:フランス滞在40泊42日

2025年6月2日(月)

今日はいよいよ帰国日。
12:57にボルドー駅からTGVに乗り、シャルルドゴールへと向かう。

マンションの窓から見た景色

マンション前のマグノリアの木に、花が咲いている。大ぶりの白い花。

毎年この季節になると、私は夫の故郷の名物、朴葉(ほのは)寿司を作るんだけど、朴の木はマグノリアと同じ種類なので、それを思い出す。
4月末にこちらへ来て、もう6月だ。


まずは、AnneとBarnardに感謝しなくてはならない。
ほぼ1ヶ月、つきっきりで面倒を見てくれた。

もちろん、過剰なことやおせっかいは多々あったけど、赤の他人にこれだけのことをしてくれる人はいないだろう。

そうそう、私はついにAnneから「ちづこは友達じゃないよ、あなたは家族よ」と言われた。2回も墓参りしたしね…

月並みだけど、今したいことは、

・お風呂(浴槽)に、どっぷりと浸かりたい。
・お寿司やすき焼きを食べたい。(特にAnneの独特の食事ポリシーから解放されて、塩や砂糖を取りたい。)
・畳の部屋で寝そべりたい。


最後の朝に思うこと。

【フランスの好きなところ】
・食べ物、特にフルーツが美味しい。
・自由を謳歌している
・人の目を気にしない
・みんな人生を楽しんでいる
・人とのつながりを大切にする

【フランスの嫌なところ】
・自分勝手 
・周りの人のことを考えない
・トイレが汚い
・話が長い
・時間にルーズ
・何事もオーガナイズできてない

これは【自由⇔自分勝手】という同じ線上の両極端なので、仕方がないところだ。

今、好きなところと嫌いなところの比率を比べれば、後者の方が高い。

それは私の体調が悪いことと、Anneの性格(良くも悪くもアグレッシブで、気まぐれ)が大いに関係してるんだけど。もう振り回されるのはゴメンだ。

45年前の私ならただ単にフランス=カッコいいと思ってたけど、今は違う。彼らの悪い面も沢山みて、正直、もういいわという気になっている。

あんなに憧れていたフランス語も、ボソボソ話すのが鼻について、ビジネスには向いとらんと思うようになった。この年齢で、習得したところで今更仕事に就けるわけでもないし…

これをカエル化現象と呼んでいいのか分からないけど、同棲し始めた途端に幻滅した彼氏みたい。だから、もうこれを最後にしよう。

が,せっかく勇気を振り絞って別れる決意をしたのに、心が残ることも確か。


Anneの提案で、ボルドー駅にマンションの裏手からバスに乗って行くことになった。車で行くと駐車場とか面倒らしい。


生まれて初めて一人で飛行機に乗る。
そのためにわざわざ高いJALにしたんだけど、めっちゃ緊張する。

何しろ、スーツケース重すぎ! 20KG 超えてるんと違うか。
私一人では持ち上げられない。
来るときは夫に持ってもらって、私が軽い方を持っていたので何とかなったけど。
今回もTGVが2階席なので最悪。

でもフランスでは、みんなが優しい。
TGVとかで、大きな荷物をどうしようかと思っていたら、必ずマッチョマンみたいな人が現れて、ホイッって運んでくれる。
だから、降りる時もきっと大丈夫。

Anneを見習って、落ち着け、落ち着けと自分に言い聞かせる。
Gare de l’aeroport Charles-de-Gaulle 2TGVは最終駅なので、たくさんの人が降りるはず。
だから、一番後でもいいじゃないかと、性格的にあり得ないほどゆっくりとしていた。

でも何かおかしい。
最終駅なのに、この駅から乗ってくる人がいる。

えぇ〜、これは終着駅ではない!
私は勝手にl’aeroport Charles-de-Gaulle 2TGV駅が終点だと思っていた。

なんて言ったか忘れた,日本語だったかも知れないけど,降ります!!と叫んで荷物を指差した。
そばにいたマッチョが降ろしてくれた。
間一髪だった。

後で考えたらこのTGVの行き先にはLilleとか書いてあった。このままリール駅まで行くとこだったと思うと冷や汗が出てきた。

実は、TGVに乗ってる間中、私の頭の中は混乱していた。

ボルドー駅でAnneは切符なしで乗り込んできた。駅員に「このマダムの荷物を積むのを助けるために」と言って。

彼女の目は潤んでいた。
そして,私に囁いたのだ。

「あなたは来年またフランスに来るのよ。」
私たちの旅はまだ終わっていないから。
来年はリヨンとかコートダジュールに行くよ。

私は口をポカンと空いたままだった。

ええええーー
こっちは最初で最後のフランス長期滞在だと思って、大枚はたいて来たんだよ。全老後資金使うくらいの勢いで。

TGVに乗っている間、私の頭の中ではAnneの言葉が反芻されていた。

もちろん、彼女の言いなりになることはない。断ることはできる。

でもフランスは腐れ縁の彼氏みたい。
しかもけっこうイケメンの。

せっかく勇気を振り絞って別れる決意をしたのに心が残る…

さてどうするんだろうか? 来年の私。

#フランス滞在記
#カエル化現象
#旅の終わりに
#最後の朝
#わたしの旅行記

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