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「すぐ始めろ」に従わなかった私が、暴落のたびに買い増せた理由

私が投資について調べ始めたのは2021年の9月。右も左もわからないまま、まず口座だけ開いた。
動画やネット記事では「すぐに始めましょう」ばかりだった。でも、自分はどうしても理解してから始めたかった。
ただし、勉強期間は3ヶ月まで。早く始めた方が有利なのは、なんとなくわかっていたからだ。当時の旧NISAの2021年枠に間に合うまでと決めていた。
株式とは何か。資本主義とは何か。為替、ドルコスト、ETF、PER、PBR、ROE、ROA、EPS。呪文みたいな言葉に囲まれながら、YouTubeやネット記事を見続けた。こんなに勉強したのは、10年以上前の一級建築士試験以来だった。

翌2022年、投資を始めてすぐに市場は大きく下落した。
世界的なインフレ、急速な利上げ、米国債の逆イールド。「景気後退の確率90%」という言葉がネットに溢れた。あの時、記念にスクリーンショットを撮った。教科書に載るような瞬間だと思ったからだ。
周りは狼狽売りしていた。でも私は買い増した。買い増し枠はジュニアNISAを利用することにした。
3ヶ月の勉強が、あの局面で活きた。理解していたから、怖くても動じなかった。もし勉強せずに始めていたら、2022年で退場していたかもしれない。

私は株価だけではなく、マクロ経済も自分なりに見るようにしていた。
インフレ、金利、逆イールド、原油価格、為替、雇用統計。全部を正確に読めるわけではない。でも「今、市場は何を怖がっているのか」を考える癖はついた。
その上で、自分はVIXを重視した。恐怖が極端に高まった時だけ、少し勇気を出して買い増す。それが自分のルールだった。
2025年のトランプ関税ショック。VIXは60近くまで上昇した。またスクリーンショットを撮った。有名な投資家が損切りするニュースが流れ、ネットは悲観一色だった。私は毎日買い続けた。
2026年の米イラン情勢が緊迫した時も同じだった。世間は「長期化する」という声が大多数だった。でも自分のマクロ読みとVIXの水準が「買い場だ」と言っていた。ルールに従って買い増した。
どちらも、感情ではなく決めていたことを実行しただけだ。

教科書どおりなら、自動積立して放置。余剰資金はすぐ投資。多分、それが正解なんだと思う。
私のやり方は、上昇相場が何年も続けば置いていかれるリスクもある。タイミングが良かっただけと言われれば、それも否定できない。でも、私はこれでいい。
自分ルールを守ること。自分が納得できるやり方を続けること。それが長期投資では一番大事だと思っている。
投資に正解はない。でも、暴落の時にも続けられるやり方なら、それは自分にとっての正解なのかもしれない。
あなたは、暴落の時でも守れる自分ルールを持っていますか?


【追記】
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