私が含み損銘柄を持ち続ける理由
私が投資を始めたのは、約5年前。
当時は旧NISAの時代でした。
本やネット、動画。
必死に勉強して、知識だけはそれなりに詰め込んだつもりでした。
でも、どこかで思っていたんです。
「机上の論理だけで、本当に分かったことになるのか?」と。
その違和感と、少しだけ触れてみたいという好奇心から、
私は個別株を購入しました。
銘柄選定は、本気でした。
当時の自分の知識と時間、全部を使って選び抜いた一社です。
——そして、見事に外しました。
購入後、株価は下落。
止まることなく、下がり続けました。
2022年のことです。
損切りもできず、ナンピンする勇気もなく、
ただただ、落ちていく株価を眺めるだけ。
気がつけば、株価は5分の1。
あれが「市場」なんだと思いました。
甘く見ていたわけではない。
でも、理解していたつもりで、何も分かっていなかった。
市場は、容赦なく洗礼を与えてきます。
それでも——
私は今も、その銘柄を持ち続けています。
理由はシンプルです。
忘れないため。
あのときの自分の未熟さ。
根拠の薄さ。
そして、「分かった気になっていた自分」を。
損失を取り戻すためではありません。
むしろ逆で、これは“手放さない教訓”です。
今の私は、インデックス投資を軸にしています。
再現性を重視した、淡々とした運用です。
でも、その土台には、あの失敗があります。
遠回りでした。
でも、あの経験がなければ、今の選択はできていない。
だから私は、あの含み損銘柄を手放しません。
それは「過去の失敗」ではなく、
「今の自分を支える資産」だからです。
——あなたは、
過去の失敗を“なかったこと”にしますか?
それとも、“残し続ける意味”を持たせますか?
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