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【CoCシナリオ公開】1時間で回せる短編タイマンシナリオ『箱庭のロスト・アーカイブ、泥濘(ぬかるみ)のレトロスペクティブ』【TRPG】

おはようございます、早坂いのるです。
今回は、「積み上げた時間の重み」「ままならない現実」「再会と精算」をテーマに、少しノスタルジックでビターな雰囲気のシナリオを執筆しました。


『箱庭のロスト・アーカイブ、泥濘(ぬかるみ)のレトロスペクティブ』

「思い出して。君が忘れてしまったあの退屈な日々こそが、僕(私)にとっては世界が壊れる前に残された唯一の宝石だったんだ。たとえこの記録が、二度と再生できない壊れたテープだったとしても。」

■シナリオ概要

  • システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)

  • 形式: KPCとのタイマン(1人+KP)

  • 推定時間: 45分〜1時間

  • 推奨技能: 〈目星〉〈図書館〉〈心理学〉〈聞き耳〉

  • 舞台: クローズド(ノイズの混ざる古いビデオショップ、あるいは廃校)

  • ロスト率: 低〜中

  • テーマ: 過去の清算、忘却への抵抗、大人になった僕たちへ

■あらすじ

ふと耳に届く、砂嵐のようなノイズ。 目を覚ますと、そこは見覚えのある、けれどどこにも存在しない「過去の風景」を繋ぎ合わせた奇妙な空間だった。 棚に並ぶ無数のビデオテープや古本は、すべて二人の「共有した記憶」が記録されたもの。 しかし、その記録は「黒い泥」のようなシミに浸食され、内容が書き換えられようとしている。 隣に立つKPCの身体は、まるで古い映像のように時折激しくブレ、ノイズに紛れて消えかけていた。 この記憶のアーカイブが完全に泥に飲み込まれ、二人の歩んできた時間が「なかったこと」にされる前に。 君は、泥に隠された「真実の一枚」を見つけ出し、現実への再生ボタンを押さなければならない。

■ハンドアウト(HO)

  • PC(探索者):『記録を繋ぐ者』 君は、摩耗した記憶を修復する修復師だ。ノイズに紛れたKPCの声を聞き取り、彼を「今」という時間へ引き戻さなければならない。

  • KPC(キーパーNPC):『上書きされる者』 君の存在そのものが、この空間の記録媒体となっている。記憶が泥に染まるたび、君の「PCとの思い出」が別の絶望的な結末へと書き換えられていく。


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