【CoCシナリオ公開】3時間で回せる幻想ホラー『残光のレクイエム』【TRPG】
おはようございます、早坂いのるです。
今回は、「魔力の枯渇」をテーマに、かつて栄華を極めた魔法文明の成れ果てと、失われゆく世界の残酷な静寂を描いた、切なくも美しいホラーシナリオです。
『残光のレクイエム』
【シナリオ概要】
プレイヤー人数: 1〜2人
プレイ時間: ボイスセッションで2〜3時間程度
舞台: 現代日本(あるいはファンタジー世界)、かつて魔術師たちが集ったとされる隠れ里「灰色の塔」。
推奨技能: 〈目星〉〈聞き耳〉〈科学(あるいはアルカナ)〉〈精神分析〉。
あらすじ: 世界から「未知のエネルギー(魔力)」が急速に失われている。かつて奇跡を操った魔術師たちは、その力を失い、ただの老人となって死んでいった。探索者は、最後に残された魔力の源泉があるという「灰色の塔」を訪れる。 そこで出会ったのは、魔力を灯火のように守り続ける一人の自動人形(オートマタ)。しかし、塔を維持する魔力はすでに限界に達しており、魔力の枯渇は、魔法によって「人間」の姿を維持していた者たちの、おぞましい真実を露呈させようとしていた。
【PL向け共有情報:探索者の背景】
探索者は、消えゆく魔力に対して、実利的な、あるいは感情的な理由で執着している。
最後の術者: 自分の家系に伝わる魔術を絶やしたくない、あるいは魔力が消えると死んでしまう大切な人を救いたい。
物理学者: 現代科学では説明のつかない「エネルギー消失現象」の原因を突き止めたい。
【導入:消えゆく灯火】
街の明かりがどこか弱々しく感じられる夜。探索者は、古びた羅針盤が指し示す「何もないはずの森」へと足を踏み入れます。
ここから先は
2,162字
¥ 100
励みになります。
