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無くなると困るものを用意しとく/ナフサ蒸気分解装置の仕組み/ユニットバス・プリン・建材。6月には、、

 
 ナフサの状態で輸入してた普段の全量の、どんなにうまくいっても半分しか確保できない。ナフサだけを原油から作り続けることはできない。貯蔵タンクの関係で。(4月10日)
 
 機雷除去含め、半年は船舶が航行できない(見込み大)。ペルシャ湾岸すべての国の石油化学施設が大規模に稼働停止という状況に至っており(復旧に3~5年のプラントも)長期の見通しは暗い。
 
 4月27日日本経済新聞
「ナフサ危機、食品企業4割すでに打撃 容器不足でプリン販売休止」
 フィルム、ラベル、段ボールの加工など、製品を包む全ての包装資材の製造・加工に石油が使われる。

 インク等の老舗企業である東京インキが「原料高騰で印刷インキなどを 20〜30%値上げ」と発表していました。
 
 ナフサの状況が4月とあまり変化していないのであれば、あと 1カ月ちょっとで、食品トレーの供給も混乱する可能性があります。
 
 
メガネ、コンタクト、補聴器、入れ歯、車椅子、義肢、杖、コルセット、サポーター、ストーマ装具、在宅医療器具、メイク用品、生理用品、身だしなみ用品、キッチン用品、食品保存用品、洗濯・清掃・住宅用品、各種の生活必需品、持病の処方薬や欠かせない常備薬、乳幼児用品、介護用品、ペット用品

さらに時間の経過と共に

自動車、自転車、スーツ、各種の衣料品、テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの家電、スマートフォン、パソコン
 

「日本国民が詰む」

なぜ原油を輸入できてもナフサは足りないか。
以下ナフサ蒸気分解装置の仕組み。


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Xから Dr.パパ さんのつぶやき

 
「ナフサが足りないなら、使う量を減らして節約すればいいじゃん」 って思うでしょ?

ワイも最初そう思った。
無理なんだよ。

エチレンクラッカーっていう、ナフサを分解してプラスチック原料を作る装置がある。
炉内温度800〜900℃で連続運転するプラントで、
稼働率が60〜70%を割ると、工程が安定しなくなって止めるしかなくなる。

「蛇口をちょっと絞る」が効かない。
全開か、全閉か。そういう装置。

で、一度止めたらどうなるか。
再稼働には数週間〜1ヶ月以上かかる。
800℃超の装置を冷えた状態から再加熱・安定化させるプロセスが長い。
しかも老朽化設備が多いから、熱応力で配管やチューブに亀裂が入るリスクもある。

さらに、再起動には「安定したナフサ供給の保証」が要る。
でもホルムズが不安定なままでは、動かしてもまた止まるリスクがある。
だから再起動の判断自体ができない。

「供給が安定しないから動かせない→動かせないから供給できない」 デッドロック。  
 

 石油生産量で世界1位のアメリカもまた、多くのナフサを製造していますが、アメリカは上のグラフだと、どこに入っているかというと、「その他 12.5%」の一部にしか過ぎません。
 

 
エチレンクラッカーの真実
・エチレンクラッカー(ナフサを原料とする蒸気分解装置)には実務上の「最低稼働率の壁」(約70〜75%)が存在し、それ以下に下げると不安定化→停止せざるを得なくなる。
・日本国内でも、75〜80%台(時には70%台)で長期間低稼働を続けているが、これが「ぎりぎりのライン」で、60%台前半まで下げると「止めるしかなくなる」状態になる。
・しかし、一度止めた場合、再稼働が極めて困難で、再起動には数週間〜 1ヶ月以上かかる。
・また、日本国内のエチレンクラッカーは老朽化が進んでおり(50年超の装置が多い)、熱応力で配管・チューブに亀裂が入るリスクが高い。
・つまり、先ほどの投稿にあるような「節約のために量を減らせばいいという発想は通用しない」のがクラッカーの特性。 

 

 結局、現在の中東情勢のままナフサ輸入が滞り続ければ、4月から 5月には医療用ナフサのタイムリミット(4/1の時点で20日分しか無い)が来る可能性が高いのです。

 政府や当局から何の対応もされなかった場合、医療上の非常事態は確実に発生すると見られます。戦争が行われている中東よりも日本のほうが多くの命が危険にさらされていると言っていいはずです。

 短期では、その医療上のカタストロフ、中期(夏頃)には、燃料や日常製品全体に影響が及びます。

 これが長期となった場合、肥料不足と燃料高騰から、農作物の大幅な減少、あるいは、農家の方々が自主的に廃業していく事例も多数出てくると思われ、いよいよ深刻な食料危機の可能性が高まります。

 食料危機が日本だけの問題なら、輸入だの何だのという方法はあるのでしょうが、今は「世界全体で肥料不足と、少し先の穀物不足が明白となってきている」わけで、世界的な食料争奪戦となった場合、日本がどこまで戦略的に食糧を確保できるかは不明です。

 歴史上でもあまりないような危機がすでに始まっています。