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🇦🇺ワーホリとデンマーク留学を経て:「成長と効率」の社会で、私が自分の心地いい働き方を探す理由。

今回noteは、私のオーストラリアワーホリについてのYouTube動画を見て、質問DMをくださった方から生まれたものです。
その方はこんな質問をくださいました。

オミさんが「ワーホリを決意されるまでに考えていたこと・仕事への向き合い方」「ワーホリ後に思い描いていたキャリア」について教えていただきたいです。

回答を書きながら振り返っていたら、長文になってしまったので1本のnote記事にまとめました。

「今の働き方にモヤモヤしている」「周りの目が気になって一歩が踏み出せない」という方のヒントになれば嬉しいです。

ワーホリを決意するまでに考えていたこと

自分自身を再教育したいと思っていました。
小さい頃から、親や学校の先生、大人たちの考え、周りの視線を気にして、できるだけ「いい子」(他者にとって都合のいい自分)でいようとしていました。そんな生き方をしてきた期間が長かったから、自分が「本当のところどうしたいのか」が分からなくなりがちだったんです。

だからこそ、プレッシャーに晒されず、周囲の目を気にせず、自分の好奇心を思い切り伸ばせる環境に行きたい、学ぶことを存分に楽める環境に自分自身を置いてあげたいと思っていました。

そんな中で出会ったのが、デンマークのフォルケホイスコーレ(試験や成績がなく、様々なことを学べる学校)です。
「これが、私が求めている場所だ!」と直感しました。

当時の私は英語力も低かったし、フォルケ留学をするための資金もなかった。そのまま会社で働き続けるよりも、ワーキングホリデーで海外への一歩を踏み出し、英語力を伸ばしながら、お金を貯めて、フォルケホイスコーレに行く方がいいのではないかと思いワーホリに行くことを決意しました。

会社員時代の「私」と仕事への向き合い方

就活への違和感と、最初の就職

私はいわゆる新卒一括採用の「就職活動」をしていません。
エントリーシートを書いたこともないです。

新卒一括採用や面接で取り繕うことが本当に性に合いませんでした。変に取り繕わず、自分が自然体のままでいられる環境を求めて、最終的には大学の先輩の縁で、フラットでカジュアルな社風のゲームアプリの会社にインターンとして入って、そのまま正社員になりました。

入社当時から大事にしていたことは「やりがい」や「成長」よりも「ワークライフバランス」。会社の福利厚生は本当に良かったし、先輩や同期にも恵まれていたので、その点は満たされていました。

資本主義のサイクルへの消耗

一方で、私自身は「スローライフ」「丁寧な暮らし」「量より質」「新しいものより長く大切にしたいもの」「不便り便利」を大事にしたいタイプ。会社のビジネスは真逆でした。

  • とにかく新しいものをたくさんリリースする

  • お客さんはそれを消化して、満たされずに次を求める

この典型的な資本主義のスピード感に心身共に消耗されていきました。職種自体は自分に合っていたし、楽しかったものの、自分があまり興味をもちきれないサービス(アプリゲーム)だったことも、気持ちが乗り切らない原因だったのかもしれません。

この経験から、仕事や会社選びにおいては「ワークライフバランス」も大事だけれど、「自分が心からいいと思えるサービスか」「自分の探究心がくすぐられるか」も重要なんだなと気づきました。

ワーホリ後に描いていたキャリアと現在

当時は、ワーホリの後にデンマーク留学を控えていたため、日本に戻って再び会社員として働くことは考えていませんでした。
ただ、いくつかの選択肢は考えていました。

  • フォルケ留学で視野を広げ、芽生えた「探究の種」を仕事にする

  • 帰国後にリゾートバイトでお金を貯め、2カ国目のワーホリへ行く

  • 興味の湧いた分野を大学院で学ぶ

結局フォルケ留学中に、「日本にもフォルケホイスコーレのような学びの場をつくりたい!あるいは、それに近しい活動をしている人たちと働きたい!」という強い想いが生まれました。そして今現在、まさにそれを実現しています。

帰国した今、これからの生き方や働き方について思うこと

ワーホリとフォルケに行くことを決意したあの日からもうすぐ3年が経とうとしています。今の自分の仕事への考え方はかなり変わってきました。

「心地よいペース」は人それぞれ

朝型の人もいれば夜型の人もいるように、人には本来それぞれの特性や心地よいペース、環境条件があると思います。だけど、正社員という枠組みでは、時間や場所が制限され、短期的な成果や効率を求められて無理が生じる場面もあるなと感じていて。(もちろん、その枠組みがあった方が心地よく働ける人もたくさんいると思いますが。)

これからの時代は、個人の特性を大事にしつつ、「長い目で見たときに持続可能で、健康的な生き方・働き方なのか」を見定めることが大事なのではないかと思うようになりました。

これまでの資本主義の流れでは「拡大」「成長」「スピード」「効率」が重要視されていたから、多くの人をある一定の枠組みに収めて動く方がよかった。だからそのような仕組みで動いているのは理解しているし、資本主義を否定しているわけでは全くありません。

とはいえ、私自身がその仕組みに息苦しさを感じたり、消耗されてきたのは事実。今は周りの評価やお金、地位ではなく、自分自身の「ちょうどいいバランス」を模索しながら、日々実験するように生きています。

おわりに:今の私の探究テーマ

そんな生き方をしている私ですが、これが実現できているのは、家族の理解や経済的サポートという背景があるからでもあります。キャリアブレイクをして、自分の生き方や働き方を時間を取ってゆっくり模索することは、誰でも簡単に選択できることではないと感じています。

この、今の日本の教育・社会・文化・経済的背景の中で、他人の評価や市場にとらわれすぎず、自分の心地よさをゆっくり探究できる社会をどう作っていくか

それがいまの私がもつ、大きな探究テーマです。



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