子どもにダンスをすすめたい理由──努力・個性・人間力を育む最強の習い事
「子どもの習い事といえば?」と聞かれて、多くの人が思い浮かべるのは水泳やピアノだと思います。確かにどちらも素晴らしい習い事です。水泳なら体力づくりに最適ですし、ピアノなら芸術的な感性を磨けます。
ほかの習い事もその習い事にしかない魅力があることは重々承知の上で、あくまでも個人の意見になりますが、社会人になって本気でストリートダンスに取り組んできた私の経験から言うと、「総合的な成長」という観点では、ダンスは子どもにとって最高の習い事の一つだと感じています。
■ ダンスなら“一流に学べる”環境が近い
水泳で元オリンピック選手から直接学ぶ。
ピアノで世界的ピアニストから直接指導を受ける。
正直、かなりハードルが高いと思いませんか?
一方で、ダンスの世界では全国大会優勝者や、世界大会で活躍した人が普通にスクールで教えていたりします。しかも、彼らは気さくで人当たりの良い人が多く、こちらが思い切って話しかければ驚くほどフランクに応じてくれる。(もちろんダンサーにもよりますが…)
私自身も、全国トップクラスのダンサーがひたむきに基礎練習をしている姿を間近で見たり、雑談の中で努力や挑戦に関する考えを直接聞いた経験があります。子どもがそんな人たちと触れ合える環境にいること自体、ものすごい財産になると思うのです。
■ ダンスが育てる「3つの力」
私が特に「子どもにやらせたい」と思う理由は、この3つです。
運動不足解消
身体を大きく動かすので、自然と基礎体力がつく。全身運動なのでバランス感覚やリズム感も磨かれます。個性の表現
ダンスは「個性を出すこと」がむしろ推奨される文化です。見た目や年齢に関係なく「自分らしさ」で勝負できる。自己肯定感を高めるきっかけになります。バトルで無名のキッズダンサーが大人の著名なダンサーを打ち負かす、女性が男性を打ち負かすというのは全く珍しい話ではありません。(ブレイクのように筋力、体力が重要なジャンルはやはり男性有利ですが…)人間関係スキル
チームで発表会を作り上げる経験や、バトルでの勝ち負けを通じて、協調性も競争心も育ちます。努力の大切さや悔しさをバネにする強さも身につきます。
さらに、上述のように一流ダンサーと接する機会が多いことも魅力です。世界で活躍している人の姿勢や考え方に直接触れられる環境は、子どもの視野を大きく広げるでしょう。
■ 私自身の気づき
私は30代からダンスに本格的に向き合い、最初は「似合わない」と言われながらも続けてきました。練習不足で叱られることもありましたが、努力を続けるうちにソロパートに抜擢され、大舞台で声援を受けたこともあります。
そこで学んだのは、「基礎を大切にしながら個性を発揮する」という姿勢。これはビジネスにも通じています。職場では若手が自分を出しにくい環境が多い中、ダンスの世界は個性を歓迎し、努力をすれば必ず誰かが見てくれる。そんな文化に救われ、自分らしさを取り戻せた実感があります。
■ まとめ
子どもにダンスをすすめたいのは、「かっこいいから」というのはもちろんですが、それだけではありません。
運動不足を解消しながら、表現力を磨ける。
チームでの協力や競争を通じて人間力を養える。
一流のダンサーから直接学び、刺激を受けられる。
これらの経験は、子どもが将来どんな道を歩むにしても大きな財産になると思っています。
私自身、ダンスを通じて「自分らしく挑戦すること」の大切さを学びました。だからこそ、子どもたちにもダンスを通じて、自分の可能性を広げるチャンスを与えたいのです。
