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涙もろくなったのは

私は昔から涙もろい。

子供達の発表会などは、見ているだけでウルウル。

「おかあ(私のこと)、ステージの上からウルウルしてるのが見えるから、恥ずかしいからやめて!」と子供に言われたこともある。

レジ接客をしていても、聞き分けのない子供に振り回されて、オロオロするお母さんや、懸命に拙い言葉で親に話しかける幼児を見て、ウルウル。

昔、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』を映画館で見た時は、次々と命を落とした乗組員に号泣して席を立てず、一緒に行った同級生を呆れさせた。

(後に、宇宙戦艦ヤマトは乗組員の死がなかったことにされたテレビ版が生まれ、論争を巻き起こした。
私も「私の涙を返して!」と思ったひとりだ)

映画『忠犬ハチ公』を、一人暮らしの部屋で見た時は、悲しすぎて泣きすぎて、もう2度とこの映画は観たくないとさえ思った。

この涙もろさは、歳を重ねると共に拍車がかかった。
時と場合によっては、気恥ずかしい場面もあり困る。

『歳をとると、何故涙もろくなるの?』

割と最近使い始めた、Geminiにふと聞いてみた。
原因が分かれば対処もできると思ったのだ。

感受性が優れているなどと自惚れるつもりはない。
ないが漠然と心の問題だと思っていた。

がっ、トップに出てきた解答は『脳の老化』だった。
感情をコントロールする前頭葉の機能の老化。

いつもは別々の番組を見る私達夫婦だが、たまに同じ番組を見ることがある。

ある頃から悲しいシーンで、私より先に主人がティッシュを取るようになった。

歳を取って丸くなったんだなと思っていた。
ただの老化だと知るまでは。

そして、私の前頭葉は若い頃から老化していたのか、と思うと笑うしかない。

ハクウンボク

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