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「なんでわかってくれないの…」が減る。看護師のための伝え方のコツ

「ちゃんと伝えたのに、なんでわかってもらえないんだろう…」

「どうしてそんなに感情的になるの?」

そんなふうに感じたこと、ありませんか?

申し送りのあと、
「私の説明、伝わってなかったかも…」と
モヤモヤした帰り道。

スタッフとの会話で、
「なんか冷たいって思われたかな…」と
気になってしまう瞬間。

看護の現場では、
こうした”伝わらない”や”わかり合えない”と感じる出来事が、意外と心に残ります。

でも、それは
あなたの伝え方が悪いわけでも、相手の性格が悪いわけでもありません。

実はそのすれ違いは、
「ものの見方」や「情報の受け取り方」の違いから生まれていることが多いのです。

この違いを知るだけで、
「なんでわかってくれないの?」が
「そういう見方をする人なんだ」に変わります。

すると、人間関係はぐっとラクになります。

人には2つの「ものの見方」がある

人のコミュニケーションには、
ものの見方や情報の受け取り方によって、
大きく分けて2つの傾向があります。

※どちらが良い・悪いではなく、誰もが両方を持っています。どちらをよく使うかの違いです。

💗 主観タイプ

・相手の気持ちに自然と入り込む
・話しながら考える
・「私はね…」と自分の感覚で話す
・空気や雰囲気を敏感に感じ取る

💙 客観タイプ

・状況や事実を整理して考える
・話す前に頭の中でまとめる
・「状況としては…」と事実をもとに話す
・論理や筋道を大切にする

看護師は主観タイプ・客観タイプの
どちらか一方ではなく、場面によって 使い分けている人も多いです。

ただ、無意識によく使うほうがあるため、
そこにコミュニケーションのすれ違いが
生まれることがあります。

看護師の現場で起きやすいすれ違い

例えば、落ち込んでいるスタッフがいたとします。

💗 主観タイプは、
「それはつらかったよね」
と、まず気持ちに寄り添います。

💙 客観タイプは、
「次はこうすれば防げるね」
と、解決策を伝えます。

どちらも相手を思っているからこその言葉です。

でも…

主観タイプは
「今はアドバイスより、気持ちをわかってほしかった」
と感じることがあります。

一方で客観タイプは
「少しでも楽になってほしくて伝えたのに…」
と思うことがあります。

悪気があるわけではありません。

見ている視点が違うだけで、
お互いに「わかってもらえない」と感じてしまうのです。

これが、
看護の現場でよく起こるコミュニケーションのすれ違いです。

それぞれが抱えやすいしんどさ

🔹主観タイプの人は、

・人の感情に引っ張られて疲れる
・言われた一言を引きずる
・共感されないと孤独を感じる

🔸客観タイプの人は、

・冷たいと思われやすい
・共感が薄いと言われる
・理屈で自分を責めやすい

でもこれは、
どちらが良い・悪いの話ではありません。

ただ、
「視点の位置」が違うだけなんです。

大切なのは「相手のタイプを知ること」

主観タイプが悪いわけでも、
客観タイプが正しいわけでもありません。

大切なのは、
「この人は私とは違う見方をしているんだ」
と知ることです。

その視点があるだけで、

「なんでわかってくれないの?」

は、

「そういう受け取り方をする人なんだね」

に変わります。

相手を変えようとするより、
違いを知ること。

それが、
看護の現場のコミュニケーションを
少し楽にしてくれる第一歩です。

大切なのは“橋渡し”

では、どうすれば、すれ違いを減らせるのでしょうか。

答えは、とてもシンプルです。

少しだけ、相手のタイプに合わせて伝えること。

💗 主観タイプのあなたが、客観タイプに伝えるなら

👉 「事実」と「感情」を分けて話す

例えば、

「今日の申し送りで、うまく伝えられなかったんです。(事実)
「そのことが、すごく悔しかったです。(感情)

このように伝えると、
客観タイプの人は状況を理解しやすくなります。

💙 客観タイプのあなたが、主観タイプに伝えるなら

👉 先に気持ちを受け止めてから、解決策を伝える

例えば、

「それはつらかったね。」
「そのうえで、次はどうすればいいか一緒に考えてみようか。」

この一言があるだけで、

「わかってもらえた」

という安心感が生まれ、
相手はアドバイスを受け取りやすくなります。

相手を変えるより、大切なこと

私たちはつい、
「相手が変わってくれたらいいのに」
と思ってしまいます。

でも、本当に大切なのは、
自分がほんの少し、視点を変えられるかどうか。

感情の中に入って相手に寄り添う人も、
一歩引いて冷静に状況を見る人も、

どちらも看護の現場には欠かせない存在です。

共感があるから救われる人がいる。
冷静な判断があるから守られる命がある。

だから、
どちらが正しい・間違っているではありません。

違うのは、「ものの見方」と「伝え方」のクセ

最後に

看護師という仕事は、
知識や技術だけでなく、
人との関わりがとても大きな仕事です。

だからこそ、

「わかってもらえない」
「なんでそんな言い方をするの?」

そう感じたときは、
少しだけ思い出してみてください。

それは、
タイプの違いによるすれ違いなのかもしれません。

自分を知ること。

相手を知ること。

その小さな一歩が、

「なんでわかってくれないの?」を、
「そういう見方をする人なんだね」に変えてくれます。


コミュニケーションは、
相手を変えることではなく、
お互いを理解しようとすることから始まります。

その視点があるだけで、
看護の現場は、きっと今より少しだけ働きやすくなるはずです。

今日のしなやかワーク(1分)

まずは、今の自分に当てはまる方に
✔をつけてみてください。

【主観タイプ】
□ 相手の気持ちに入り込みやすい
□ 話しながら考えることが多い
□ まず共感から入る
□ 「私はね…」と話すことが多い
□ 空気や雰囲気を敏感に感じる

【客観タイプ】
□ 状況や事実を整理して考える
□ 話す前に頭の中でまとめる
□ まず解決策を考える
□ 「状況としては…」と話すことが多い
□ 論理や筋道を大切にする

✔が多かったのはどちらでしたか?

次に、こう問いかけてみてください👇

👉「反対の視点を、少しだけ使うとしたら?」

たとえば…

主観タイプのあなたなら
→「今、事実だけで見るとどうだろう?」

客観タイプのあなたなら
→「このとき、自分や相手はどんな気持ちだった?」


大切なのは、
どちらかになることではなく、
行き来できること。

その柔らかさが、
あなたの人間関係をラクにしてくれます🌿

あなたはどちらのタイプが強めでしたか?
よければ、少し振り返ってみてくださいね🌿

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