正解の働き方を探すより、自分らしく続けられる働き方を。
「このまま働き続けていいのかな…」
そんな思いが頭をよぎることはありませんか?
看護師という仕事は、
人の命を支える大切な仕事です。
患者さんから「ありがとう」と言われると、
この仕事を選んでよかったと思える日もあります。
でも、その一方で
責任は重く、人手不足や夜勤、人間関係など、
心も体もすり減る場面が少なくありません。
気づけば、自分のことはいつも後回し。
そんな毎日を送っている看護師さんも多いのではないでしょうか。
私も、その一人でした。
「私が頑張ればいい」と思っていた
私は看護師として28年間働き、
そのうち15年間は管理職を経験しました。
「私が頑張れば何とかなる。」
「私が休んだら、みんなに迷惑がかかる。」
「弱音を吐くのは甘えかもしれない。」
そんな思いで働いていました。
責任感が強いことは、
自分の長所だと思っていました。
だから、
誰かに頼ることより、
自分で抱え込むことを選んでいました。
周りからは、
「いつも元気ですね。」
「頼りになります。」
と言われていました。
でも、本当は違いました。
家に帰ると何もする気が起きない日もありました。
休日も疲れが取れず、「明日が来なければいいのに」と思ってしまうこともありました。
それでも、
「みんなも頑張っている。」
「私だけが弱音を吐くわけにはいかない。」
そう自分に言い聞かせて、
また職場へ向かっていました。
限界は、ある日突然やってきた
「まだ頑張れる。」
そう思っていたある日、
心も体も動かなくなりました。
限界でした。
仕事を辞めざるを得ませんでした。
それまでの私は、
「辞める」という選択肢を持っていませんでした。
看護師なら続けるもの。
途中で辞めるのは逃げること。
そんな思い込みがあったからです。
だから辞めたあとも苦しかったのです。
ほっとするどころか、
「もっと頑張れたんじゃないか。」
「患者さんやスタッフに申し訳ない。」
「私は途中で投げ出してしまった。」
そんな言葉が何度も頭の中を巡りました。
収入がなくなる不安。
これから先どうなるのかという不安。
もう看護師として働けないかもしれないという恐怖。
そして何より、
「仕事を続けられなかった自分には価値がない。」
そんなふうに、自分自身を責め続けていました。
辞めたから楽になれたわけではありませんでした。
私が気づいたこと
少しずつ心が回復してきた頃、
私はあることに気づきました。
私はずっと、
「正解の働き方」
を探していたのです。
フルタイムで働くこと。
夜勤をすること。
責任ある立場で頑張ること。
管理職として期待に応え続けること。
そんな働き方が「正解」だと、
いつの間にか思い込んでいました。
だから、
その正解から外れた自分を認められなかったのです。
でも、本当にそうでしょうか。
人生には、
子育てがあります。
介護があります。
自分や家族の病気もあります。
年齢とともに、体力も変わります。
同じ働き方を続けることだけが
正解とは限りません。
働き方は、人生に合わせて変わっていい
フルタイムで生き生き働いている人もいます。
時短勤務が合う人もいます。
パートという働き方で心に余裕が生まれる人もいます。
訪問看護へ進む人。
一度現場を離れる人。
どれも間違いではありません。
私は仕事を辞めることを勧めたいわけではありません。
反対に、無理をして働き続けることを勧めたいわけでもありません。
私が伝えたいのは、たった一つです。
正解の働き方を探すより、
自分らしく続けられる働き方を探してほしい。
仕事は人生の大切な一部です。
でも、人生のすべてではありません。
仕事を続けるために健康を失ってしまったら、
本末転倒です。
だからこそ、
「私は、どんな働き方なら笑顔で続けられるだろう。」
そんな視点で考えてみてほしいのです。
今日のしなやかワーク(30秒)
今日、自分に一つだけ質問してみてください。
「今の私は、何を一番大切にしたいだろう?」
仕事でしょうか。
家族との時間でしょうか。
健康でしょうか。
安心して眠れる毎日でしょうか。
答えは人それぞれ違います。
だから、働き方も人それぞれ違っていいのです。
働き方は、一度決めたら終わりではありません。
人生のステージに合わせて、何度でも選び直せます。
どうか、誰かの正解ではなく、
あなた自身が笑顔で続けられる働き方を選んでください。
それは決して逃げではありません。
自分の人生を大切にする、
勇気ある選択なのだと私は思っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
もし今、働き方に迷っているなら、焦って答えを出さなくても大丈夫です。
働き方を変えることが目的ではありません。
大切なのは、あなたが自分らしく笑顔で生き続けられる働き方を見つけること。
そのためには、自分の気持ちや価値観を知り、「本当はどうしたいのか」に耳を傾ける時間も必要です。
私は、看護師として28年間、そして管理職として15年間働いてきました。
だからこそ、頑張り続ける看護師さんの気持ちも、立ち止まりたくても立ち止まれない苦しさもよく分かります。
このnoteが、あなたが自分らしい働き方を考えるきっかけになれたら嬉しいです。
これからも「学校では教えてくれない看護師の心の教科書」として、現場で使えるメンタルの整え方や、感情に振り回されずに働くヒントを発信していきます。
「また読んでみよう」と思っていただけたら、フォローしていただけると嬉しいです。
あなたが、誰かの正解ではなく、あなた自身が納得できる人生を歩んでいけますように。
