小平市立小のいじめ対策委員会、多数の学校で記録作成せず


小平市教委が開示した「いじめ対策委員会」の文書①(個人情報の部分については加工) 
小平市教委が開示した「いじめ対策委員会」の文書②(黒塗り部分は市教委が加工)

東京都小平市の市立小学校で、いじめ防止の要となる「学校いじめ対策委員会」の会議記録が、多くの学校で作成・保存されていなかったことが分かった。小平市教育委員会への情報公開請求により判明した。

19校中12校で記録なし

東京都のガイドラインでは、いじめの早期発見や対応を目的として、各校に対し校長やスクールカウンセラーらによる「学校いじめ対策委員会」の設置するよう求めている。しかし、市教委が公開した資料によると、市内19の市立小学校のうち、2018(平成30)年度から2021(令和3)年度にかけて、12校で記録文書が作成されていなかった。また、文書の存在するのかどうか確認できない学校や、すでに廃棄したとする学校も複数存在していた。

教育長の説明と食い違い

この問題について、青木由美子教育長はこれまで市議会で「2017年度から2024年度まで(文書を)作成していなかったのは1校のみ」と説明していた。今回の調査結果は、教育長による従来の説明と大きく食い違う形となっている。

文書管理のずさんさが露呈

小平市の学校現場における文書管理をめぐっては、他にも問題が浮上している。2022(令和4)年に花小金井小学校で行われた同委員会の記録について、内容の異なる同一の文書が複数存在していることが、今年2月の市議会で指摘された。市議からは「改ざんの疑い」を問う声も上がったが、青木教育長は「文書管理のずさんさが招いた事態」と述べ、改ざんについては否定している。

「以前の保管状況は分からない」

市教委は5月の市議会で、2025(令和7)年度からは適切に文書を保管していると改善を強調。一方で、2024(令和6)年度以前の具体的な保管状況については「各学校の状況は分からない」と言及を避けている。


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