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ポイント利用で犯した痛恨のミス。妻の賢さにリスペクトした夜。

最近、夜に映画を観に行くことが時々ある。元々は家族が夕食後、車で近くの109シネマズ二子玉川へ映画を観に行っていたのがきっかけだった。その日の最終回であれば、公開したての人気作品でも比較的良い席が確保できる。しかも夜の道は空いており、鑑賞後15分程度で帰宅できるという圧倒的な利便性がある。この効率の良さに倣い、私自身も時々夜の最終回に足を運ぶようになった。

109シネマズを利用するにあたり、会員特典の魅力に惹かれて入会手続きをとった。特典の内容は次のようなものだ。

・有料鑑賞1回につきポイントが貯まり、6ポイントで映画が1回無料になる。
・毎週火曜日のメンバーズデイは会員料金で鑑賞でき、シニアやレイトショーにも割引が適用される。
・通常料金のままでワンランク上のエグゼクティブシートが利用できる。
・WEBから一般スケジュールよりも早くチケットを先行購入できる。
・マイページに会員限定のお得なクーポンが定期的に配信される。

というかなりの充実ぶりだ。

中々空いてないエグゼクティブシート。
しかし普通シートでも十分快適だ!


私にとって最も魅力的だったのは、エグゼクティブシートが追加料金なしで利用できる点だった。しかし現実には、最終回であってもエグゼクティブシートはなかなか空いておらず、その特典を享受するのは容易ではない。

それでも、上映中の話題作をスクリーンで観ることは、日常に良い刺激を与えてくれるため非常に気に入っている。

そんな中、先日の水曜日に妻と映画「マイケル」を観に行くことになった。水曜日は映画デーという設定らしく、通常よりも料金が割安になるという。このあたりの主婦の知恵や情報収集能力には素直に頭が下がる。

早速WEBで座席の予約を試みた。IMAXのスクリーンはすでにほぼ満席だったため、空いていた通常スクリーンのど真ん中の席を選択した。予約手続きの初期段階で料金表示が出るのだが、そこには1人1300円と記されていた。通常は2000円であるから、映画デーの割引のありがたさをここで再認識することになる。

さらに手続きを進めると、ポイントを使用するかどうかの選択画面が現れた。そういえば、今まであまり気にしていなかったが、私の会員アカウントにもいくばくかのポイントが貯まっていた。画面には1人6ポイントで無料になるとある。

私は日頃から、ポイントは貯め込むよりも早めに使う主義をとっている。現金や投資信託とは異なり、ポイントはそのまま置いておいても複利で大きくなるものではないからだ。

早速このポイントを利用して無料でチケットを確保し、気分良く妻に予約完了の報告をした。

ところが、妻の反応は予想外のものだった。

「えっ、ポイントを使うのは今日ではないでしょ」

映画デーの1300円の日でも、通常の2000円の日でも、消費するポイントは一律で6ポイントである。つまり、ポイントの価値を最大化するならば、当然ながら割引のない通常料金の日に使うべきなのだ。

実は予約確定のボタンを押す瞬間に、一瞬その懸念が頭をよぎらなくもなかった。しかし画面上の「あと5分で予約完了しなければ、この席はリリースされます」というカウントダウン表示に心理的プレッシャーを感じ、確認せずにそのまま確定させてしまったのである。

失敗はそれだけにとどまらなかった。ポイントで無料鑑賞した場合、通常は付与される駐車場の無料サービスが適用されず、駐車場が有料になってしまうというのだ。

映画デーというせっかくの割安日にポイントを消化してしまった上に、駐車場料金を実費で支払う羽目になった。

妻によれば、最も有効なポイントの使い方は、通常の日に2人のうち1人だけがポイントを利用して観るという手法だ。そうすれば6ポイントを2000円分のチケットと交換でき、かつもう1人は有料チケットを購入しているため駐車場の無料割引も適用される。これが最も効率の良い最適解であった。

私は日頃からクレジットカードやアプリの各種特典を駆使し、合理的な選択をしているという自負があった。しかし、妻の情報収集能力とそれを駆使する賢さには全く敵わないことを痛感させられた瞬間だった。

ビジネスにおいても、目先の仕組みや時間制限に追われて、本質的な費用対効果を見失うことがある。日常の些細な出来事ではあったが、ビジネスパーソンとして常に冷静さを保たねばならないと自戒した夜であった。

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