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ガソリン代14円引きから考えるコストマネジメントの本質

最近のガソリン価格の値上がりは凄まじい。政府の政策もあり天井知らずというわけではないが、以前と比較すると激しい高騰だ。

ホルムズ海峡の混乱が収まれば少しは下落するのだろうか。それとも別の要因で高止まりしたまま推移するのだろうか。いずれにしても、東京、湘南、富士五湖の3拠点生活を実践している身としては、ガソリン代の高騰は移動コストを直撃する。

移動が日常である多拠点生活において、インフラコストの変動には敏感にならざるを得ない。

そんな折、今までは気にも留めていなかったガソリンスタンドの看板に目が止まった。いつも給油している出光のガソリンスタンドで「会員価格157円」とある。通常価格よりも8円も安い。

普段、この手の会員登録に対しては手続きの手間を考えて懐疑的な姿勢を取ることが多いが、1リットルあたり8円引きという数字を目にしたとき、頭の中で計算が働いた。現在の価格水準において8円のディスカウントが持つインパクトは無視できない。すぐに詳細を調べることにした。

要件を調べたところ、drive onという専用アプリをダウンロードし、そこにクレジットカードを紐づければ良いらしい。要件は非常にシンプルで、年会費などのコスト負担もない。これはやらねば損と考え、その場でアプリをダウンロードし、店舗とマイカーの情報を登録した。

drive onには様々な機能が付いている!

ところが、クレジットカードの登録に進しようとした画面で「クレジットカードの登録はガソリンスタンド店頭で」という案内が表示された。手元のスマートフォンだけで完結するものだと思い込んでいたため、わざわざ店舗まで出向く必要があることに疑問が頭をよぎった。

一時は面倒に感じて諦めそうになったが、8円引きというリターンを思い出し、再びガソリンスタンドへと赴いた。店頭での作業は数分で終了し、無事に権利を手にした。

しかし、物語はここで終わらない。数日後、スマートフォンに通知が入り、登録した店舗での給油でさらに4円引きとなるクーポンがプレゼントされた。これで合計12円引きとなる。このようなクーポンは定期的に配信されるようだ。

さらに、年会費無料の出光カードを新規に作成してアプリに紐づければ、いつでもさらに2円引きが適用されるという。ここまでくれば徹底的に最適化を進めるべきだと判断し、すぐにカードを申し込んで登録を完了させた。

すべてを合算すると、クーポンがあるタイミングでは合計14円引きとなる。仮に50リットルを給油すると700円のコスト削減だ。絶対額だけを見れば小さく感じる方もいるかもしれないが、率に換算すると約8.5%のディスカウントに相当する。

不動産投資やビジネスの世界において、運営経費を8.5%削減することがどれほど困難であるかを理解している人であれば、この数字の持つ重みが分かるはずだ。

定年を控えた世代の資産形成や、FIREを目指す過程において、このような固定費や変動費の最適化は極めて重要な意味を持つ。不動産投資でも物件の購入価格や家賃収入といった派手な数字に目が奪われがちだが、実際のキャッシュフローを支えるのは運営コストの緻密なコントロールだ。

削減できたコストはそのまま純利益の向上に直結する。年間を通じた累計の走行距離を考えれば確実な利益の差となって現れる。これはリスクゼロで得られるリターンと同じである。

今回の経験を通じて、日々のコストを賢く削減していくプロセスは、ビジネスにおけるオペレーションの効率化や、不動産経営におけるコストマネジメントと全く同じ本質を持っていると感じた。

自ら調べて仕組みを理解し、多少の手間という初期投資を支払って設定を済ませれば、あとは自動的に恩恵を受け続けることができる。

実益を兼ねている分、このような仕組みの構築は案外楽しいものだ。日常の小さな気づきから構造を紐解き、最適解を導き出して実行に移す。こうした投資家的な思考プロセスを日常のあらゆる場面で発揮していくことこそが、豊かなライフスタイルを維持し、長期的な資産防衛や今後の事業の成功に繋がっていくと確信している。

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