第1488話「完成間近」
≪鴨川市編 第20話の第8話≫
工事が始まってから数か月。
新しい入浴施設は、ついにその全貌を現し始めていた。
大きなガラス窓の向こうには、広がる太平洋。
湯船から海を一望できる設計は、まさに高橋の夢そのものだった。
「……ここまで来たか」
工事現場を見つめる高橋の目には、安堵と期待が入り混じっていた。
まるみは笑みを浮かべて言った。
「完成したら、利用者さんの笑顔がたくさん見られるでしょうね」
地域の住民たちも、海辺に立つ新しい建物を眺めながら口々に話していた。
「すごい立派だなぁ」
「こんなお風呂に入れるなんて、羨ましいね」
夕日が差し込む工事現場は、未来への光に包まれていた。
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(※この物語はフィクションです)
