避難の基本「一度避難したら戻らない」を多言語で共有しよう
🔶 津波避難で命を守る大原則「戻らない」
僕たちが地震や津波に備えるとき、避難のルールを正しく理解しておくことは極めて重要です。津波避難における最も重要な原則のひとつに「一度避難したら戻らない」というルールがあります。
これは、避難した後に荷物を取りに戻ったり、様子を見に海岸に近づいたりすることを防ぐための大切な教えです。一度安全な場所へ避難したなら、決して元の危険な場所へ戻ってはなりません。
この大原則を、日本にいる多様な言語を使用する人たちにどのように伝えればよいでしょうか。今回は「戻らない」という避難ルールの多言語表現について整理します。
🔶 多言語で表現する「戻らない」
防災アプリ「TENDEN」の多言語UIにおいて、このルールは各言語で次のように表記されています。
日本語:3. 一度避難したら戻らない
英語:3. Never go back
中国語(简体):3. 绝不折返(禁止返回)
韓国語:3. 돌아가지 않기 (귀환 금지)
英語では、非常にシンプルかつ強いメッセージとして「Never go back」と表現されています。一切の迷いなく「決して戻るな」と伝える言葉です。
中国語(簡体字)の「3. 绝不折返(禁止返回)」や、韓国語の「3. 돌아가지 않기 (귀환 금지)」も、強い禁止のニュアンスを含んでおり、戻ることが命の危険に直結することを明確に示しています。
また、本アプリの多言語UIでは、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語、フィリピノ語、マレー語、ヒンディー語、ベンガル語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語、オランダ語、スウェーデン語、ノルウェー語、フィンランド語、デンマーク語、ポーランド語、ウクライナ語、ギリシャ語、ヘブライ語などの多くの言語においても、共通して英語表記である「3. Never go back」が適用されています。世界中の多くの人々に向けて、このシンプルな英語表現が命を守る指示として共有されているのです。
🔶 「海岸に近づかない」という補足の意味
この「戻らない」というルールには、日本語の補足情報として「一度避難したら海岸に近づかない」という意味が込められています。
津波は一度だけではなく、第二波、第三波と繰り返し来襲します。最初の揺れや第一波が収まったように見えても、状況が安全になったわけではありません。避難を完了した後に、「荷物が心配だから」「家族の様子が気になるから」と、海岸付近の自宅や元の場所に戻ってしまうことで被災するケースがあります。
だからこそ、すべての言語において「Never go back」という強い否定を用いた表現で、行動を抑制することが求められます。
🔶 多言語での防災コミュニケーション
日本には多くの外国籍の方や観光客が滞在しています。災害が発生した緊迫した状況の中で、避難者が迷わずに「戻らない」という決断をするためには、彼らにとって分かりやすい言葉でルールが提示されることが欠かせません。
多言語で「3. Never go back」や「3. 绝不折返(禁止返回)」といった表現を共有し、日頃からこの意味を理解しておくことが、地域の全員が助かるための第一歩になります。
■データ出典
出典:TENDENアプリ多言語UIと内閣府防災用語の照合
TENDENアプリ URL:TENDEN
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