仮病
長い間、溺れていた。
浅い浅い水の中で。
身体ばかりが小さくなった、
浅い浅い水の底で。
見苦しい独り芝居のように、
溺れたふりの軽さをまとい。
息苦しいと放つ声は、
自らの首にある手を知らない。
何とも無知で、哀れであった。
仮病と呼ばれた、その病。
長い間、溺れていた。
浅い浅い水の中で。
身体ばかりが小さくなった、
浅い浅い水の底で。
見苦しい独り芝居のように、
溺れたふりの軽さをまとい。
息苦しいと放つ声は、
自らの首にある手を知らない。
何とも無知で、哀れであった。
仮病と呼ばれた、その病。