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【SS】タイムスリップのスキなところ|#爪毛の挑戦状
「お前、夏休みの宿題の作文やったか?」
「まだ仕上げてはいないけど、やっているよ。原稿用紙10枚程度って、けっこうキツイな!」
「俺も書いている途中だけど、うまくまとまらなくってさ。で、どこに行った?」
「俺は、川中島の合戦を見に行ったよ。なんとなく歴史的瞬間だと思うし。ちょっと穴場…な感じだと思ったし。」
「そうか〜。俺はジュラ紀にしたよ。恐竜のいる世界は、違う星にいる感じがするから好きなんだよな〜!」
時は西暦123xx年、地球の科学は進歩してタイムスリップが比較的自由に行えるようになった。但し、未来に行くのは一応禁止。歴史が変わるかもしれないから。
「なぁ、あいつ最近見ないけど知ってるか?」
「まさかとは思うけれど、未来に行ったとか?そう言えば飛鳥時代に行って弥勒菩薩のこと勉強したいって言っていたけど。」
「タイムスリップで好きなところへ行き、感想を書く宿題で、そこまでするか?」
弥勒菩薩はお釈迦さまが入滅して56億7千万年後にこの世を救済するため降臨されるという神さま?的存在です。研究熱心な友達は「ちょっとだけなら…」の気持ちで、未来を設定してしまったのかも。超未来に、もっと高性能なタイムマシンがあって、戻って来られますように。
