【番外編】「風、薫る」に重ねたあの日の葛藤。女じゃなくなる恐怖
こんにちは。Limon_diasです。
死の淵から生還し、完治するまでの軌跡を綴っています。
今回は少し趣向を変えて、今の私が感じている「胸の内」を、番外編としてお届けさせてください。
現在放送中の連続テレビ小説「風、薫る」。
明治初期を舞台に、生きづらさを抱えながらも「看護」の世界へ飛び込んだ女性たちの奮闘を描く物語です。
本日の放送で、深く、深く、胸を抉られるシーンがありました。
今日は、手術を受けたくないと言い続けていた侯爵夫人が、看護婦見習いのりん(主人公の1人)に本当の胸の内を曝け出しました。
仲間由紀恵さんが演じる侯爵夫人・和泉千佳子氏のその姿に、私は深く、深く共感したのです。
実は、私も女性特有の病気でした。
そして彼女と同じように、手術を何度も、何度も拒みました。
「手術をするしか助かる道はない」と言われても、自分が全く違う人間になってしまうような気がしていました。
まるで自分が「女でなくなってしまう」ような。
そんな自分には、もう未来がなくなってしまうのではないか。
と、底知れない絶望感に襲われたのです。
それはきっと何歳になってもだと思います。
「女でなくなる」
でも、死ぬのも嫌だ。
ただただ、病気になってしまった自分が情けなくて、悲しくて、死んでしまった方がマシだ。
でも、苦しんで死にたくない。
どうしようもないいろんな感情が頭の中をぐるぐると渦巻いていました。
最終的に手術をしましたが、今だに悲しみが私の中にあります。
過去のこととして割り切るなんてできなくて、今でも傷跡を直視することができません。
鏡で自分の体を見ることができません。
当時のことを思うと、今でも自然と涙が出てきます。
今日の放送は、私の心の奥底にある傷にそのまま重なり、まるで自分のことのように心が震えた回でした。
当たり前のことが、当たり前ではなかったあの日。
今日も生きていることに感謝して。
