不都合な情報を積極的に開示する会社 私の推したい会社 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
私の推したい会社(と言うよりはむしろより広義な意味で組織、もっと広げて個人でも良いかと)は、
不都合な情報を積極的に開示する会社
です。その理由を一言で言えば、
不都合な情報を積極的に開示できるだけの企業としての真っ当な底力がある
からです。
当たり前過ぎて意識しなくなっていると思いますが、企業活動をすれば、それは人がやることなのである統計的な確率で不都合な事案は発生してしまいます。それは仕方ない、と言うか自然なことですよね。
肝心なのは発生した時の対処のお作法です。
具体的には例えば富士通さん。
マイナンバーカードに関する「Fujitsu MICJET コンビニ交付」というサービスの印刷障害を受けて類似サービスの総点検を実施。結果、一つの自治体で、申請された住民の方とは異なる方の証明書が発行される可能性のあるプログラムを検知。調査確認を行った結果、2件の証明書誤交付を確認したと公表しています。
因みに、当然その自治体向けサービス固有の問題と特定、このプログラムを入れ替え対策済みということを公表されています。
この件に限らず不都合な情報をかなり赤裸々にガンガン表に出してくるお作法。
富士通さんって素敵ですよね。
そんなの当たり前だろうと感じるかも知れません。一方で確かにそうじゃないよなぁと感じている方もいらっしゃるかと思います。余りにも日常的なので意識すらしないけど、高度に判断した上で不都合な情報を"積極的"に開示しないと判断する場合も結構あるよなぁと思い当たる方も多いと思います。
ましてや私が社会人デビューした1980年代中頃は、全くの異なる様相が…
超一流企業には、本社ビルの中に記者クラブと呼ばれる大部屋が有り広報部門と記者クラブに略常駐している記者さんとの高度な判断で企業からの情報開示が行われていました。具体的なやり取りは未だ駆け出しだった私ごときには知る由もないのですが(笑)、推して知るべしという感じですかねぇ。
全般的な記者クラブの話は以下をご参考になさって下さい。
時代は変わったものの今時の記者クラブのお作法についての柔らかい内容ですが、下掲が良くイメージを伝えているので宜しければご参考になさって下さい。今回の事前調査の中で目にとまったものです。
「中には広報との親睦会を開いているクラブもある」という書きっぷりなど生々しくて面白いと感じません?
とまあ、忖度(そんたく)という世界を垣間見る時代に社会人としての基礎を学んだので、余計な情報開示はしないというスタンスとその意義は充分理解しているつもりです。
だからこそなのかも知れませんが、不都合な情報を“積極的”に開示する会社は非常に魅力的に感じるのです。
