【完全版】製造業のための逆転営業戦略「レッドオーシャンを突破せよ!」
第1章
なぜ今、価格競争が激化しているのか?
◆はじめに
静かに始まっている“取引構造の崩壊”
2020年、新型コロナウイルスの影響により、日本全体の産業構造が大きく揺れました。5年が過ぎた今でも、その「波紋」は確実に広がり続けています。特にその直撃を受けているのが、製造業およびその周辺業界(材料・機器・設備などの納入業者)です。
かつて当たり前だった「信頼関係」「長年の付き合い」「口利き・紹介による営業」が、今や完全に“価格比較・合理的判断”の波に押されつつあります。
「昔からの付き合いがあるからウチは大丈夫」
その安心感こそが、最大のリスクになっています。
◆コロナがもたらした「構造変化」とは?
1.非対面・合理主義の拡大
感染拡大防止を目的に、企業は一気に「非対面・非訪問」の営業スタイルに移行しました。対面営業が制限される中、メールやオンライン商談が定番化。その結果、“人柄”や“付き合いの深さ”よりも、“内容と価格の妥当性”で判断される風潮が強まりました。
今までは:営業担当が顔を出し続けて信頼を築く
今では:提案書・資料・価格がすべてを語る
🔎 現場の声
「顔が見えなくても良いから、とにかく早くて安くて正確なところに頼みたい」
——某中堅メーカー 購買責任者
2.原価上昇と価格転嫁の板挟み
製造業を直撃しているのが、原材料価格と人件費の高騰です。
📈 主なコスト上昇要因
・原材料費
・鉄・銅・アルミなどの価格が世界的に上昇
・為替変動円安による輸入材料の仕入れコスト増
・労務費最低賃金の上昇、熟練工不足による人件費高騰
・エネルギー電気・ガス代の高止まり
しかし、これらを販売価格にそのまま転嫁できている企業はごく一部です。
多くの企業が「取引先に価格改定をお願いできない」状況にあり、利益率が圧迫され続けています。
3.値引きが当然の時代へ
こうした背景から、発注側の企業もこう考えるようになりました:
「今までの取引先も悪くはない。でも他にもっと安くて早いところがあるかもしれない」
その結果、“相見積もり”がデフォルトになり、すべての取引が価格を軸に再編されているのです。
◆人間関係でつながる時代の終焉
製造業界はこれまで、「紹介」「親戚関係」「長年の付き合い」などの人間関係が重視されてきました。しかし、いまその“見えない資産”が力を失いつつあります。
✅なぜ信頼が崩れるのか?
・購買担当者が代替わり → 関係がリセットされる
・経営層が「コスト削減」を優先
・グループ企業再編で購買統合 → 社内コンペ化
「ウチが長年付き合ってるのに…」
そう思っていても、実はすでに“選考対象”から外れている可能性もあるのです。
◆だがそれは、最大の“チャンス”でもある
ここまで読むと、「なぜこんなに厳しくなったのか…」と暗い気持ちになる方も多いと思います。しかし、この構造変化にはもう一つの顔があります。それは、「誰もが同じスタートラインに立てる」時代になったということです。
🔁すべての企業に“リセット”がかかっている
長年付き合っていた会社が切られる一方で、
まったく接点のなかった企業が、いきなり大口案件を獲得するケースが増えています。
これは、こういう現実を意味します:
・「付き合いがあるから安心」ではなく、「条件がいいから選ばれる」
・「知らなかった企業」にもチャンスがある
・「見積もりを出せば検討してもらえる」時代になった
つまり、“待ち”の営業から、“攻め”の営業に転じた企業が勝つ構造なのです。
◆「レッドオーシャン=淘汰の時代」ではない
多くのメディアや経済紙では、「今はレッドオーシャンだ」「過当競争の時代だ」と表現されます。確かに競争は激化していますが、それは“選別が行われている”だけのこと。
逆に言えば、「選ばれる理由」を明確にできる企業だけが残る。
それは企業規模でも資本力でもなく、“戦略”と“伝え方”で差がつく時代です。
◆この章のまとめ&アクション
ポイント解説
・信頼ベースの営業は終わりを迎えている
・購買判断の基準が“価格”と“合理性”にシフト
・相見積もりがチャンスになる時代
・入り込めなかった企業にも門戸が開いている
・待っていては仕事は来ない
・営業戦略を再構築し、“攻めの仕組み化”が必要
✅この章を読んだあとにやるべきこと
自社の営業資料を「価格と提案の両立」にアップデートする
ターゲットを絞り、「自社が有利になる市場」を見極める
過去の“関係性頼り”から、“戦略的提案営業”へのシフトを決意する
【注意事項】
・このコンテツは初公開です。
・いつも通り、売れたら値上げします。
5部まで4,980円、6~10部は5,480円、11部~は5,980円です。
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