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成功している営業マンは、何が違うのか?

「また断られた」「なかなか案件が進まない」
——そんな悩みを抱えながら、今日も商談に向かっている営業マンは
  多いと思います。

正直、私も駆け出しの頃はそうでした。
一生懸命に商品説明をして、トークスクリプト通りに話しているのに、
なぜかうまくいかない。

数字は上がらず、上司には詰められ、
「自分には向いていないのかもしれない」と本気で悩んだ時期があります。
まるで穴の空いたバケツに水を注いでいるような状態が、何ヶ月も続いていたんですよね。

でも、あるとき気づいたことがあります。
成績トップの先輩が、
商談の場でほとんど「売り込み」をしていなかったんです。
それどころか、初対面のお客様に対して、
自分から「何かお手伝いできることはありませんか?」と聞いていた。

最初は正直、「そんなことをして何になるんだろう」と思っていました。
でも、その先輩の契約率はチームで圧倒的に一位でした。
私の契約率が月3件だった頃、彼は月17件を叩き出していたんです。
その差は、テクニックでも話術でもなかったんです。


では、成功している営業マンは、いったい何が違うのでしょうか。

作家・講演家の本田健さんが、こんな言葉をSNSで発信していました。

成功している人ほど、
初対面の相手にも『何かできることはありますか?』と聞いてくれます。
まず自分から聞く習慣を持つだけで、周りとの関係は大きく変わります。

この言葉を読んだとき、正直ハッとしました。
あの先輩が自然とやっていたことが、まさにこれだったんです。
成功者には、共通の「入口」がある。そう確信した瞬間でもありました。

データも、これを裏付けています。
HubSpotの調査によると、トップセールスの71%は
「顧客の課題を深く理解することを最優先にしている」と回答しています。

一方で、成績が伸び悩む営業マンの多くは、
商談の場で「いかに自社商品を売るか」に意識が集中してしまっている
という結果も出ています。
売ることに必死になればなるほど、相手は引いていく。
これはマジでよく起きている現象です。

ウォートン・スクールの研究でも、
「自己利益を前面に出すアプローチは、
 長期的な信頼関係の構築を阻害する」

と指摘されています。
「知らなかった」と感じた方も多いのではないでしょうか。


ここで一つ、問いかけさせてください。
あなたは初対面のお客様に会ったとき、最初に何を考えますか?
「どうすれば契約してもらえるか」
——そう考えているとしたら、それが成績が伸び悩む
  原因の一つかもしれません。

相手はまだあなたのことを信頼していない段階で、
その意図は、思っている以上に表情や言葉の端々に
にじみ出てしまうものです。

お客様は、思っている以上に敏感なんです。
こちらが「売ろう」としている空気を、相手は瞬時に感じ取っています。
こんな場面、経験したことはありませんか?

一般的には「まず信頼関係を築いてから、与えることを考えよう」
と言われます。
でも私は違うと思っていて、
信頼は「与える行動」の先に生まれるものだと断言します。
先に与えるから、信頼が生まれる。

この順番を逆にしてしまっている営業マンが、
めちゃくちゃ多いんですよね。
考え方をほんの少し変えるだけで、
商談の入口から空気がガラッと変わります。


私がおすすめしたいのは、「与える側」から入るというアプローチです。

初対面でもいい。
まず相手に「何かお役に立てることはありませんか?」
と聞いてみてください。
そしてもう一歩踏み込んで、こう続けてみてください。

〇〇さんのお客様候補を紹介できるかもしれないので、
よければどんな方が御社のお客様になりやすいか教えていただけますか?

この質問には二つの効果があります。
一つは相手が「この人は自分の味方だ」と感じること。
もう一つは、相手が自分のビジネスについて自然に話し始めること。
これが、商談の主導権を自然に引き寄せる最短ルートだと思っています。

これ、マジで反応が変わります。
先月お会いしたある製造業の社長Kさん(52歳)は、
最初かなり警戒した様子でした。

ところがこのひと言を伝えた瞬間、表情がガラッと変わりました。
「それは嬉しい。実はね…」と、
向こうから課題を話し始めてくれたんです。
最終的にその商談は38万円の契約につながりました。
初回訪問からわずか2回目の面談でのことです。
積み重ねてきた「与える姿勢」が、ここで一気に結実した瞬間でした。

McKinseyのリサーチでも「信頼関係の構築が成約率を平均2.4倍高める
というデータがあります。
成功している営業マンは、
売ろうとする前に、まず「与えること」を考えているんです。
商品ではなく、自分という人間を先に届ける。

そのための入口が、
「何かお役に立てることはありませんか?」というひと言です。
難しいスキルも、特別なツールも必要ありません。
「試してみようかな」と感じた方は、
ぜひ明日の商談から実践してみてください。
きっと、商談の空気が変わるはずです。


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