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「結婚相手は直感で分かる」は本当? 12年婚活してわかった“その感覚”の正体

運命の人にはピンとくるものなのか?

新年1本目の投稿をどんな記事にするか――
年の瀬が迫った頃から、ずっと考えていた。

私のnoteを読んでくださっている方の中には、「稲村渚=婚活市場を構造から読み解く人」というイメージをお持ちの方も多いと思う。

それは確かに私の強みだ。

一方で私は、婚活で出会った人をなかなか好きになれず、苦しんできた側の人間でもある。その経験を言葉にしてきたからこそ、感覚や心の動きについても、時々記事にしてきた。

そんな振り返りもあり、「『結婚する相手は直感で分かる』は本当なのか?」をテーマに、元旦から少しスピ系の話をしてみたいと思う。

「どうすれば結婚相手に出会えるのか」を模索し続けた12年間

12年婚活を続け、238人の男性と向き合う中で、私は「どうすれば結婚相手に出会えるのか」を何度も考えてきた。

出会いの場を変え、希望条件を微調整し、プロフィールを更新し続けた。自分なりに試行錯誤を繰り返してきたのに、この問いに対する正解はなかなか見つからなかった。

それでも、ただ一つだけ、私の中で最後まで揺らがなかったものがある。

「『この人でいい』ではなく、『この人がいい』と思える人と結婚したい」ということだった。

けれど、本当にそんな相手に出会えるのだろうか――
その思いは、どこか半信半疑でもあった。

ずっと頭の片隅にあった母の言葉

あるとき、母に聞いてみたことがある。

「結婚相手って、出会った瞬間にわかるものなの?」と。

母はこう言った。

「結婚まで行く相手なんて、“今までの人とは違う感覚”があるはずよ。ママはそうだったから」

その言葉は、不思議と私の心の奥に、ずっと残り続けていた。

燃える恋じゃなくても、人生が動く人もいる

一方で、婚活経験のない友人に、こんな人もいる。

「好きではあるけど、特に盛り上がりはないんだよね。このまま結婚していいのかな」

そう話していた彼女は結婚し、15年以上も穏やかな夫婦生活を続けている。

母が言う“今までの人とは違う感覚”。
友人が言う“穏やかな延長線の先の結婚”。

この2つは一見相反しているようで、実はどちらも正解なのだと思う。

いつか自分にも訪れるはずのその瞬間が、母側なのか、友人側なのか。

それは楽しみなようで、少し怖くもあった。

そして、私にも“その瞬間”が来た

結論から言えば、私は母側だった。

夫のプロフィール写真を見た瞬間、「なんとなく、この人のことが好き」だと思った。

2回目に会ったときには、「今までの人とは違う」「多分、この人」という確信に近い感覚があった。

燃えるような恋ではないけれど、確実に恋愛感情があったこと。気の利いた言葉は言えない人でも、不安にさせるような行動がなかったこと。無理に場を盛り上げなくても、一緒にいるだけで「楽しい」と思えたこと。

これが、私にとっての“今までの人とは違う感覚”だった。

“今までの人とは違う感覚”を感じた、その瞬間のエピソードはこちら

“違和感がない人”は、実は当てにならない

一方、婚活でよく聞くアドバイスに、「違和感がない人を選びましょう」というものがある。

確かにそれは間違いではない。
しかし、12年婚活した私からすると、実は“違和感がない”という感覚ほど、当てにならないものはない。

なぜなら、「早くこの苦しい婚活を終わらせたい」という焦りから、無意識に自分の感覚に麻痺させてしまうことがあるからだ。

条件やスペックというフィルターを通して相手を判断するうちに、その条件の良さが仇となり、小さな違和感に蓋をして、加点方式で良い面だけを見ようとしてきた可能性もある

私の場合、過去の相手はまさにそれだった。
時間が経つにつれ、気づかないふりをしてきた違和感がどんどん膨らみ、「やっぱり無理だ」と思って別れることの繰り返しだった。

だからこそ、結婚相手とは“違和感がない人”ではない。“今までの人とは違う感覚”がある人だと気付かされた。

▼婚活中によく聞かれる「加点方式で相手を見ましょう」「好きになる努力も必要」という言葉は本当に大事なのか。12年婚活した私の答えとは?

婚活を続けるうちに、感覚は「育つ」

婚活は経験を重ねるほど、感覚が研ぎ澄まされていく。

自分に合うか、合わないか。
好きになれそうか、なれなさそうか。
どこまで許容して、どこで妥協してはいけないのか。

一般的にはこれを「見る目」や「見極め力」と呼ぶのだろう。

だが、私の中で最もしっくりくるのは、婚活を長くやった人だけが身につけられる“センサー”であり、“感性”という表現である。

私の母は婚活経験がないが、感性が鋭い人だった。
私の場合は、238通りの人生に触れ続けたという圧倒的な経験値によって、後天的に感性が磨き上げられたのかもしれない。

今、交際している相手に“その感覚”がない人へ

ここまで読んで、少し胸がざわついた人もいるだろう。

「私には、そんな感覚がない」
「じゃあ、今の相手ってどうなんだろう」

でも、それは決して不正解のサインではない。

まだ判断材料が足りないだけかもしれない。
これから芽生えるものかもしれない。
まだ、自分の感覚が育っている途中なだけかもしれない。

大切なのは、“今までの人とは違う感覚”があるかどうかという一点ではない。自分の心の動きを、ちゃんと見つめようとしているか。無理にごまかしていないか。

それが、何より大事だと私は思っている。

※記事の模倣・無断転載・無断引用は固く禁じます。
※本記事は2026年1月1日に執筆・公開しました。

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