40代婚活体験記【#2】40代婚活で気づいた譲れる条件と譲れない条件|12年婚活して238人とお見合いした40過ぎの女がスピード婚した話
40代婚活の現実 年齢とともに変わる価値観
40歳を迎えて以降、私にはもう一つの変化があった。
プライベートだけでなく、仕事の場面でも他者に対してイライラすることが減り、ちょっとしたトラブルに動じることがなくなった。
一言で言えば、以前よりも寛容になったということだ。
年齢を重ねたことや、長い婚活経験を通じて、精神的に成長できた部分があったのかもしれない。
その一方、婚活は相変わらず苦戦続きだった。「40にして惑わず」とは言うけれど、現実は全く違う。40を過ぎてもなお、これからの生き方に迷い続け、婚活は迷宮入り状態。
暗いトンネルの中をさまよい歩き、出口が見えない――。そんな自分の姿ばかりが脳裏に浮かんでいた。
ただ、その迷いの中で気づいたこともある。
「完璧ではない自分が、相手に完璧を求めることは間違いなのかもしれない」
「40を過ぎた自分と会うために、大事な時間を割いてくれる人がいる。その事実だけでも十分ありがたいことだ」
そう思えるようになったことで、好みではないお見合い相手に対しても、自然と感謝の気持ちが芽生えていった。
その頃の私は、お見合い(マッチングアプリの場合は初回デート)の際に、相手に負担にならない程度の手土産を渡すことを習慣にしていた。
これは、単なる「点数稼ぎ」ではなく、休日の貴重な時間を割いてくれたことへの心ばかりの気遣いだった。
そうした意識の変化とともに、自然と結婚相手の条件が少しずつ見直されていった。
「割り勘にされた!」「ダサいリュックをしょっていた!」と憤慨していた30代の頃を振り返ると、まさかここまで変われるとは……。自分でも驚きだ。
特に、婚歴に対する考え方を変えたことは、
結婚相手の対象範囲を広げる大きなきっかけになった。
40を過ぎると、結婚相談所のアドバイザーから「バツイチの男性、紹介してもいいわよね?」と連絡をもらうことが増えた。
婚活市場でバツあり男性と出会う機会が増えていき、私自身の認識が、いつの間にか「バツあり=特別なもの」ではなくなっていった。
世の中には、バツイチ男性をむしろ魅力的だと感じる女性も少なくない。
「一度は愛し、愛された経験がある男性のほうが、女性の扱いに慣れていて安心できる」
それが、バツイチ男性を好意的に見る理由らしい。
初婚男性の中には女性に対して過度な理想を抱いている人もいるが、「結婚という現実」を知っているからこそ、良い意味で肩の力が抜けている。その余裕が魅力的に映るのだという。
もっとも、私自身は「初婚か再婚か」といった婚歴そのものよりも、「なぜその婚歴に至ったのか」という背景を重視するようになった。
人それぞれに事情がある。
バツイチだからといって敬遠するのではなく、過去の結婚生活でどんな経験をし、何を学んだのか。
それこそが、これからの人生をともに歩むうえで大切だと考えるようになっていった。
40代で理想の結婚「妥協なし」は可能だった!
とはいえ、どうしても譲れなかった条件は少なくなかったと自覚している。
私が最終的に設定した条件は、以下の通りだ。
☑️地方公務員、団体職員、教員NG(これまでの経験上、マスコミの仕事を「不規則で派手そう」と考える人が多く、フリーライターの自分とは合わなかったため)
☑️自営、自由業はNG(自分が自由業で不安定なため)
☑️年齢は上下5歳位まで(見た目が若々しい人なら、もっと年上もOK)
☑️大卒以上で身長165センチ以上
☑️年収600万円以上(年下の場合は500万円程度でも可)
「40過ぎて、何を寝ぼけたことを!」
「これだから高齢の未婚女は……」
そんなお叱りの声が聞こえてきそうが、結論から言うと、私はこの条件をすべて満たした人と結婚することができた。そして今、気の合う夫と、笑いの絶えない毎日を過ごしている。
「妥協せずに結婚できるなんて、そんなことがあるの?」と問われれば、答えはイエスだ。
年齢を経るごとに、条件が自然と緩み、一つひとつの出会いを大切にしていった結果として、私は「妥協なし」で結婚することができたのだ。
◇◇◇
▼次回の記事はこちら
【#3】たった一人とうまくいけばいい
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