泥臭い「カオス」が人を育てる!ネッツトヨタ南国が実践する「令和の武者修行」の真髄
こんにちは!採用部門の森です🌳
ネッツトヨタ南国が「人財育成日本一」を目指す上で、その核心にあるのが、新人研修の集大成とも言える「令和の武者修行」です。これは単なる研修ではなく、5泊6日、100kmを歩く旅を通じて、新入社員と全国から集まった子どもたちが協力し、「生きる力」と「人間力」を育む、まさに「修行の場」です。
この記事では、このユニークな取り組みの背景にある狙いと、旅を通じて社員がどのように成長するのか、“血の通った”リアルな情報をお届けします。
💡 ゴールは100km完歩ではない—旅の根幹にある「当事者意識の拡張」
武者修行のゴールは、道中の100kmを歩き切ることや、規律ある行動を身につけることだけではありません。私たちが目指すのは、「自分以外の存在に思いを馳せる当事者意識の拡張」です。
当事者意識は階層構造になっていると考えます。
当事者意識の8階層
①個人→②家族→③学校→④地域→⑤社会→⑥国→⑦世界→⑧宇宙
人間は成長するにつれ、当事者意識を拡張させていくものです。幼いころは自分のことが最優先でわがままな要求をしてばかりですが、そこから徐々に社会性が身に付いていきます。その過程で人に思いやりを持てる心を獲得したり、自分以外の誰かのために力を尽くすことの喜びを知っていくものです。昔の日本では、小さなころから「世のため人のため」という言葉を周りの大人から教えられていました。
つまり、周りの人との関わりの中で当事者意識は引き上げられていきます。自分より高い視座で物事を考える人が近くにいればより効果的ですね。

目的は「家族のような愛情」を育むこと
今年の大きなテーマは、絆を強め、より多くの社員を巻き込むことでした。高知県下3社の新人や子どもたちが懸命に頑張る姿を直接届けることで、応援する社員たちにも「親心」「兄・姉心」といった、家族のような愛情を芽生えさせ、関係性を強めるためです
周りから見守られている安心感は新入社員にとっても大切です。何より、そうした愛情を与える魅力的な先輩社員が高知には大勢いることを、子どもたちにも伝えたいという期待があります。
この想いに呼応し、昨年30人弱だった応援社員が、今年は合計で100人にも達しました。この取り組みは単なる新入社員研修にとどまらず、会社の垣根を越えた「人」を育てる場へと進化しているのです。

🔥 予期せぬトラブルこそが成長の機会:意図通りにいかない「カオス」
武者修行の旅は、まさに「カオス」です。子どもたちや新入社員は、予期せぬトラブルや人間関係の摩擦に直面します。
一緒にいる大人はつい「こうした方がいい」「これはやってはいけない」と口出ししたくなります。しかし、大切なのは、彼らが自ら解決策を見出す時間と機会を与えることです。私たちの意図通りに物事が進むことはほとんどなく、突発的なトラブルや人間関係のもつれは日常茶飯事です。
ドロドロとした人間模様に向き合う
このドロドロとした人間模様とその解決に向き合う時間こそが、真の人間関係を築く上で最も重要だと信じています。
会社や日常生活では、効率化や人間関係の断絶によって、向き合う時間が減らされがちです。しかし、武者修行では存分に時間をかけ、新入社員や子どもたちが自分自身の行動を客観的に見つめ、「このままではいけない」と内省する瞬間を待ちます。この瞬間こそ、成長の扉が開くからです。

厳しい関わりを避けない「本質との議論」
新入社員と子どもたちを見守るサポーターの役割は、ただ見守るだけではありません。
子どもたちを導くはずの新入社員が、ちょっとした言葉のすれ違いから大人同士でぶつかることもありました。そんな時、サポーターは「子どもをほったらかして何をやってるんだ!」と言いたい衝動をグッと堪え、解決の方法を一緒に考えます。
自ら考えることも大切ですが、何も言わずに放置するのは違います。時には毅然とした態度で関わることも必要です。たとえ嫌われようとも、「今の状況がなぜ良くないのか、目的のためにはどんな行動が必要なのか」と問いかけ、本質について正面から議論することを避けてはいけないからです。

✨ 新入社員が語る「スイッチが入った瞬間」と成長のリアルトーク
今回の旅で、ネッツトヨタ南国の新入社員たちはどのように変わったのでしょうか。彼らのリアルな声に耳を傾けます。
視点の変化と「任せっぱなしではダメだ」という気づき
旅を通じて、新入社員は内面的な大きな変化を経験しました。
最初は子どもたちに優しく接するだけだったが、「子どもたちが家に帰ってからも学びが残るには、どう関わればいいか?」と考えるようになりました。 子どもたちと向き合うことで、先輩たちが普段どれだけ心を砕いて関わってくれているかを実感し、これからの先輩や後輩への自分の関わり方が変わると感じた。
入社一年目 ショールームアテンダント 松村璃々
チームリーダーの役割が回ってきたとき、休憩場所を考えたり、子どもたちの表情を見て声をかけたり、全体を俯瞰して考えるようになりました。人前で意見を言う力、そして全体を俯瞰して見る力が一番大きく変わったと思います。ショールーム研修で、何もすることがない時間にも周囲を見て、床の汚れに気づいて掃除するなど、周りを見て行動する習慣が身につきました。
入社一年目 営業アシスタント 黒岩亮太
最初、子どもたちと「友だち」になることを意識しすぎて厳しくすべきところで甘くなり、夜のミーティングでアドバイスをもらったことで2日目から意識を変えた。 リーダーを任されたとき「任せっぱなしではダメだ」と痛感。自分が率先して動かなければ何も始まらないと感じました。この反省と責任感を、高額な車を扱う仕事に活かしていきたいと決意した瞬間です。
入社一年目 サービスエンジニア 西川慎吾

涙と感動のゴール
最終日の午後、隊列の中で足が遅い子がいたんですが、午前中どんどん先に進んでいた周りの子どもたちも、その子に寄り添って声をかけ始めました。
旅の終わり、ゴール地点のミタニ建設工業には、予定時刻を大幅に過ぎたにもかかわらず、たくさんの社員が残り、大歓声とクラッカーで帰りを迎えてくれました。
🚀 素敵な先輩が、素敵な新人を育てる
子どもたちが大人の反応を鋭く観察するように、新入社員もまた私たち先輩の姿をよく見ています。上辺だけ取り繕っても簡単に見抜かれてしまいます。
素敵な新人が育つのは、先輩が素敵な振る舞いをしているからです。
「令和の武者修行」は、新入社員がそれぞれの心に火を灯す機会であると同時に、運営側も含めた参画者全員が、まだまだ未熟な武者修行の旅人であることを自覚し、成長し続ける場でもあります。
ネッツトヨタ南国は、この泥臭くも本質的な取り組みを通じて、「人財育成日本一」の道を、社員と共に歩み続けています。

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