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セキセイインコとオカメインコは同じケージで一緒に飼える?違いや同居のコツ


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セキセイインコとオカメインコは、どちらもオーストラリアの内陸乾燥地帯を故郷とする鳥で、姿や暮らしぶりもよく似ています。そのため「一緒のケージで飼えるのでは?」と考える方も少なくありません。

しかし実は、この2種は分類学上まったく異なるグループに属しており、性格の傾向にもはっきりとした違いがあります。

この記事では、セキセイインコとオカメインコの違いを整理したうえで、同じケージで飼育できるのか、そして複数の鳥を迎える際に気をつけたいポイントまで詳しく解説していきます。



🦜 セキセイインコとオカメインコの違い

まずは両者の特徴を簡単に見比べてみましょう。

セキセイインコ

  • インコの仲間に分類される

  • 冠羽(頭の飾り羽)がない

  • オカメインコよりもやや小柄

  • 好奇心旺盛で積極的な性格の個体が多い

オカメインコ

  • 分類上はオウムの仲間

  • 頭に冠羽がある

  • セキセイインコよりもやや大きい

  • 慎重で控えめな性格の個体が多い

分類上の違い

セキセイインコとオカメインコの最も大きな違いは、分類学上の位置づけです。セキセイインコはオウム目インコ科に属する「インコ」ですが、オカメインコは名前に反してオウム目オウム科に分類される「オウム」の仲間です。

名前だけでは判断できないのが面白いところで、オカメインコのほかにも「モモイロインコ」のように、和名に「インコ」とついていながら実際はオウムの仲間という鳥も存在します。

インコとオウムの分類はあいまいなもの

インコとオウムは、体が大きく冠羽を持つものがオウムに区別される傾向がありますが、この線引きは実のところかなりあいまいです。分類の考え方も時代とともに変化してきました。

19世紀後半から20世紀前半にかけては、オウム科の鳥はインコ科の亜種として扱われていましたが、20世紀後半になるとオウム科という独立したグループとして分類されるようになりました。近年ではDNA検査の技術が発達し、オウム科の中でもさらに細かい分類が進んでいます。とはいえ、種同士の関係性についてはまだ研究途上の部分も多く残っています。

体の大きさの違い

成鳥のセキセイインコは全長がおよそ18〜23cm、成鳥のオカメインコは30〜35cmほどです。同じように見えて、オカメインコのほうがふたまわり以上大きく、体重もおよそ3倍の差があることがわかります。

ただし、オカメインコはセキセイインコより大きいとはいえ、オウム科の中では最も小柄な部類に入る鳥です。

冠羽があるかどうか

冠羽とは、頭のてっぺんにある長めの羽のことで、オウムの仲間であるオカメインコにはこの冠羽があります。

驚いたときや警戒しているとき、緊張が高まると冠羽がピンと立ち上がります。相手に対して自分を大きく見せたいときにも冠羽を立てる様子が見られます。反対に、リラックスしているときは冠羽が寝た状態になります。

インコの仲間であるセキセイインコには、こうした冠羽そのものがありません。

性格の傾向の違い

性格は個体差が大きいため一概には言えませんが、傾向として、セキセイインコは物怖じせず積極的にかかわろうとするタイプが多く、オカメインコは慎重で控えめなタイプが多いといわれています。

オカメインコは夜中の物音や地震などの急な揺れに驚くと、**周囲が見えなくなるほど激しく飛び回る「オカメパニック」と呼ばれる特有の習性があります。**それだけ繊細で敏感な一面を持つ鳥だといえるでしょう。


✅ セキセイインコとオカメインコは同じケージで飼っていいの?

結論からいうと、セキセイインコとオカメインコは別々のケージで飼うのがおすすめです。

野生下ではどちらも群れで暮らす鳥なので、単独より仲間がいたほうが安心する習性があります。ただ、セキセイインコは積極的、オカメインコは控えめという性格の傾向の違いから、同じケージに入れるとセキセイインコがオカメインコを追いかけ回してしまうケースが見られます。

もちろん相性の良いペアもいますが、迎えたばかりのころは仲良く見えても、環境に慣れてくるにつれて、ごはんの取り合いなどをきっかけに関係がこじれることもあるため注意が必要です。

オカメインコが距離を置きたがっていても、好奇心の強いセキセイインコは構おうと近づいていくことがよくあります。繊細な性格のオカメインコにとって、こうしたぐいぐいとした距離感が精神的な負担や、落ち着かなくなる原因になり得るため、少なくとも寝床とごはんを食べるケージだけは別にしてあげるのが安心です。

セキセイインコのケージ

オカメインコのケージ


💡 同じ部屋で複数飼育するときのコツ

ケージを分けたとしても、同じ部屋で飼うことは十分可能です。むしろ、お互いの気配を感じながら距離を保てる環境は、群れで暮らす鳥にとって心地よいものになります。ここでは、快適な多頭飼いのために意識したいポイントをまとめました。

ケージの配置に一工夫する

ケージ同士をぴったりくっつけてしまうと、金網越しに小競り合いが起きたり、片方が常にもう片方を気にして落ち着かなかったりすることがあります。少し距離を空ける、あるいは間に観葉植物や家具をひとつ挟むだけでも、それぞれが安心できる「自分の縄張り」を持ちやすくなります。

お互いの様子を観察する時間を作る

一日のうち、放鳥のタイミングをずらす、あるいは片方をケージ内、もう片方を放鳥中というように時間差をつけると、直接ぶつかることなくお互いの存在に慣れていけます。慣れてきた段階で、飼い主が見守れる時間帯に少しずつ同じ空間で過ごす時間を増やしていくとよいでしょう。

新しく迎えた鳥はしばらく別室で慣らす

すでに先住の鳥がいる家庭に新しい鳥を迎える場合、いきなり同じ部屋に置くと先住鳥の縄張りを脅かし、警戒心を煽る原因になりやすいです。最初の数週間は別の部屋で過ごしてもらい、新しい環境の音やにおいに慣れてから、少しずつ距離を縮めていくと双方にとって負担が少なくなります。

食事や水入れは必ず個別に用意する

同じ部屋で飼う場合でも、食事や水入れをケージごとにきちんと用意することは基本です。エサ場を共有すると、優位な個体が独占してしまい、もう片方が十分に食べられないといった偏りが生まれることがあります。

行動の変化にも目を向ける

鳥は環境の変化に敏感な生き物です。お互いを過剰に気にしたり、特定の方向をじっと警戒するように見たりするなど、落ち着かない様子が見られる場合は、ケージの配置や距離感を一度見直すサインかもしれません。無理に距離を縮めようとせず、それぞれのペースに合わせてあげることが、長く仲良く暮らすための一番の近道です。


📝 まとめ

セキセイインコとオカメインコは似ているようで、分類学上はまったく別のグループに属する鳥です。体の大きさや冠羽の有無、性格の傾向にも違いがあるからこそ、同じケージでの飼育は避け、それぞれが安心できる自分だけの居場所を用意してあげることが大切です。

同じ部屋で複数の鳥と暮らす場合も、ケージの配置や慣らし方に少し気を配るだけで、お互いにとって心地よい距離感を作ることができます。それぞれの個性を尊重しながら、無理のないペースで多頭飼いを楽しんでみてください。

インコのおやつ


本記事は、ペットの情報サイト『リトルテール https://little-tail.com 』にて公開中の記事を再構成し、さらに有益な情報を加えた改良版です。元になったオリジナル記事も、是非合わせてご覧ください。


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