コザクラインコとセキセイインコは一緒に飼える?性格の違いや同居の注意点
このページはAmazonアソシエイトの広告を含みます。
複数の鳥を飼いたいと考えたとき、多くの方が気になるのが「性格の違う鳥同士は仲良くできるのか」という点ではないでしょうか。今回は、人気の高いコザクラインコとセキセイインコを例に、それぞれの性格の傾向や相性、そして同居させる場合に知っておきたいポイントを詳しくご紹介します。
コザクラインコはアフリカ原産、セキセイインコはオーストラリア原産と、もともとの生息地が異なる鳥同士です。生まれ育った環境が違えば、性格や群れの中での振る舞い方にも違いが出てきます。まずはそれぞれの性格の特徴から見ていきましょう。
🦜 コザクラインコとセキセイインコ、性格はこんなに違う

鳥の性格には個体差が大きく、「この鳥種だから必ずこう」と言い切ることはできません。ただし、種としての傾向を知っておくことは、同居を検討するうえでとても参考になります。
コザクラインコの性格
コザクラインコは「ラブバード」と呼ばれるほど愛情表現が豊かな鳥で、いったんパートナーと認めた相手には、寄り添うようにべったりと愛情を注ぎます。一方で、仲間だと認識していない相手には、はっきりと敵意を示すことがあり、時にはクチバシで攻撃してしまうことも珍しくありません。
ちなみに「ラブバード」の愛称で親しまれているのはコザクラインコだけでなく、ボタンインコなども同じグループに分類されます。コザクラインコは顔まわりの羽毛が赤みを帯びていることから、英名は「Rosy-faced Lovebird(バラ色の顔をしたラブバード)」とも呼ばれています。
パートナーと認めた相手に対しては、羽づくろいをしてあげるなど献身的に世話を焼く姿が見られることもあります。これは同種の鳥に対してだけでなく、信頼した飼い主さんに対しても同様で、いわゆる「ベタ惚れ」状態になることがあります。
基本的には一羽きりでいることを嫌う臆病な一面を持っており、相性の良い仲間や大好きな飼い主さんとしっかり触れ合う時間が取れないと、強いストレスを感じやすい傾向があります。
好きな相手には一途に愛情を注ぎ、そうでない相手には態度を変えるという、ある意味で頑固な性格の持ち主でもあります。飼育する際は、その子の性格や気分をよく観察しながら接し方を調整しないと、信頼している飼い主さんであっても強く噛まれてしまうことがあるので注意しましょう。
セキセイインコの性格
セキセイインコも群れで生活する鳥なので、根本的には臆病な性格をしています。しかしその反面、非常に好奇心旺盛な一面もあり、「これは安全だ」と一度理解すると、急に積極的な行動を見せるようになります。
おしゃべりが好きで歌も得意なため、放鳥タイムには室内を飛び回ったり、機敏に走ったり、体を揺らしてリズムをとるような仕草を見せることもあります。
興味を持った相手には物おじせずグイグイと近づいていく傾向があり、相手が大人しい性格の鳥であっても、加減を知らずに積極的にアプローチしてしまい、結果として相手を怒らせてしまうこともしばしばあります。
✅ コザクラインコとセキセイインコの相性

コザクラインコにもセキセイインコにも、それぞれ個体ごとの性格差があるため、「必ず相性が良い・悪い」と一概に決めつけることはできません。
とはいえ、種としての傾向で見れば、コザクラインコは愛情深く頑固な一面を持ち、セキセイインコは好奇心旺盛で積極的という違いがあります。コザクラインコがセキセイインコを「仲間」だと認識できた場合には、相性良く一緒に暮らせる可能性が高まります。
ただし、どれだけ相性が良さそうに見えても、ケージそのものは別々に用意するのが安全です。同じケージ内で常に一緒に過ごすと、ちょっとしたきっかけでトラブルに発展するリスクが上がってしまいます。
雛のうちから一緒に育てる
コザクラインコとセキセイインコを雛の時期から一緒に育てると、お互いを自然に仲間として認識しやすくなるため、相性良く暮らせる可能性が高くなります。
反対に、成鳥になってから新しく同居させる場合は、より慎重な対応が必要です。コザクラインコは頑固で気難しい一面があるため、相手を仲間として受け入れられなかった場合、大きなクチバシで威嚇したり、関係がこじれてしまったりする恐れがあります。
コザクラインコは噛む力がとても強い
コザクラインコのクチバシは、体の大きさのわりにしっかりとしていて、噛む力もかなり強いのが特徴です。好奇心旺盛なセキセイインコが、嫌がっているコザクラインコにしつこく近づいていくと、力の強いコザクラインコの一撃を受けて驚いたり傷ついたりしてしまうのは、多くの場合セキセイインコの側です。
相性の良いコザクラインコとセキセイインコであれば、激しい争いになる前に飼い主さんが間に入ることで大事には至りませんが、コザクラインコがセキセイインコを仲間として認めていない場合は、深刻なトラブルに発展する可能性もあります。日頃から様子をよく観察し、必要に応じてスペースを分けるなど、安全面への配慮を欠かさないようにしましょう。
💡 同居を成功させるために意識したい環境づくりのポイント
ここからは、実際に多頭飼育を検討する際に役立つ、環境づくりの工夫をご紹介します。
ケージは必ず別々に用意する
先ほども触れた通り、相性が良さそうに見えても同じケージで四六時中一緒にするのは避けましょう。それぞれが安心して過ごせる「自分だけの縄張り」を持てることが、ストレスの軽減につながります。ケージは近くに置きつつも、お互いのくちばしが直接届かない距離を保つのがおすすめです。
ケージ(370 × 415 × 545)
放鳥のタイミングを工夫する
複数の鳥を同時に放鳥すると、テリトリー意識から予期せぬ衝突が起きることがあります。慣れないうちは放鳥の時間帯をずらしたり、最初は短時間・近距離から少しずつ距離を縮めていくなど、段階を踏んで慣らしていくと安心です。
それぞれに専用のおもちゃや止まり木を用意する
おもちゃや止まり木を共有させると、所有権をめぐって小さな衝突が起きることがあります。数や種類を十分に用意し、それぞれが自分のお気に入りを持てるようにしてあげましょう。
鳥同士の距離感を焦らない
「早く仲良くさせたい」という気持ちから、無理に距離を縮めようとするのは禁物です。鳥同士のペースに任せ、自然に興味を示すようになるまでじっくり待つ姿勢が、結果的に良好な関係づくりの近道になります。
日々の様子を観察する習慣をつける
羽を膨らませて威嚇するような姿勢、片方が特定の場所を避けるようになった、鳴き方がいつもと違うなど、鳥たちの小さな変化に気づけるよう、日頃からよく観察しておくことが大切です。少しでも気になるサインが見られたら、無理に一緒にさせず距離を取るようにしましょう。
📝 まとめ
コザクラインコとセキセイインコは、原産地も性格の傾向も異なる鳥同士ですが、コザクラインコがセキセイインコを仲間として受け入れられれば、良好な関係を築ける可能性は十分にあります。特に雛の頃から一緒に育てることは、相性を良くする有効な方法のひとつです。
ただし、コザクラインコの噛む力の強さや頑固な一面を踏まえると、ケージを分けて安全な距離感を保つこと、そして飼い主さんが日々の様子をしっかり観察することが欠かせません。それぞれの鳥のペースを尊重しながら、無理のない範囲で少しずつ距離を縮めていくことが、多頭飼育を長く楽しむための一番のポイントと言えるでしょう。
コザクラインコのフード
セキセイインコのフード
本記事は、ペットの情報サイト『リトルテール https://little-tail.com 』にて公開中の記事を再構成し、さらに有益な情報を加えた改良版です。元になったオリジナル記事も、是非合わせてご覧ください。
