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モルモットの長毛種の特徴とお手入れの基本


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モルモットは、毛色や毛質の違いを細かく分類すると、世界中に100種類以上いると言われています。そのうち日本のペットショップで見かけるのは、およそ10種類ほどです。

一般的に流通しているのは短毛種で、中毛種でも毛の長さは5cmほどにとどまります。ところが、なかには背中の毛が床につくほど伸びる「長毛種」のモルモットもいます。今回は、その代表格である2品種の特徴と、日々のお手入れのポイントを詳しくご紹介します。



✅ モルモットの長毛種、代表的な2品種

シェルティモルモット

シェルティモルモットは、顔まわりの毛は短く、脇腹から背中にかけての毛が長く伸びる品種です。「ロゼット」と呼ばれるつむじ状の毛の渦がないため毛並みにクセがなく、全身の毛が体に沿ってなめらかに流れているのが大きな特徴です。

顔まわりは短毛なのでカットの必要はほとんどありませんが、脇腹の毛が伸びすぎると牧草が絡みやすく、汚れの原因になります。必要に応じて適度にカットしてあげるとよいでしょう。また、おしり周りは長い毛で覆われがちなので、排泄物が付着しないよう、この部分は特に清潔を意識してこまめにチェックしてあげてください。

ペルビアンモルモット

ペルビアンモルモットは、頭部から背中にかけての毛が長く伸びる品種で、一般的に直毛の毛並みを持っています。伸ばし放題にしていると、背中の毛が床につくほど長くなり、まるでモップのような愛らしい見た目になることもあります。

ただし、日本の夏は高温多湿でモルモットにとっては過ごしにくい季節です。快適に過ごせるよう、暑い時期は特に毛量を調整してあげることをおすすめします。

頭頂部の毛が伸びすぎると視界を覆ってしまうことがあるため、目のまわりは適度にカットしてあげましょう。また、背中の毛が伸びるほど牧草が絡みやすくなるため、こまめなお手入れが欠かせません。特に毛質が柔らかい個体は毛玉ができやすいので、毎日のブラッシングを習慣にすることが大切です。


☑️ 長毛モルモットのお手入れをもっと快適にするコツ

ここからは、無料記事では触れていなかった、日々のお世話をより快適にするための実践的なポイントをお伝えします。

ブラッシングの頻度と道具選び

長毛種は最低でも1日1回、毛が絡まりやすい子は朝晩2回のブラッシングが理想です。使用するブラシは、毛先が丸いピン付きのスリッカーブラシや、獣毛タイプのコームがおすすめです。毛玉ができやすい脇の下やおしりまわりは、無理に引っ張らず、毛の根元を軽く指で押さえながら少しずつほぐすようにとかすと、毛への負担を減らせます。

ウサギのスリッカーブラシで代用

床材・敷材の見直しで毛の絡まりを予防する

牧草をそのままケージの床に敷いていると、歩くたびに毛に絡まりやすくなります。牧草入れ(ヘイラック)を使って牧草を床から離す、あるいは足元にはペレット状の敷材やフリースマットを使うなど、床材を工夫するだけでも毛の汚れや絡まりをかなり予防できます。長毛種を飼う場合は、この床材選びが日々のお手入れの負担を左右する重要なポイントになります。

カットのタイミングと道具

毛をカットする際は、モルモットがリラックスしているタイミングを選びましょう。食後や日光浴のあとなど、気持ちが落ち着いている時間帯がおすすめです。使用するハサミは、刃先が丸くなったペット用のセーフティシザーを選び、地肌から指1本分ほど余裕を持たせてカットすると、誤って皮膚を挟むリスクを減らせます。カット後は、切った毛が体に残らないよう、仕上げに全身をブラッシングして取り除いてあげてください。

丸い刃先のセーフティシザー

季節ごとのお手入れの工夫

  • 梅雨〜夏:湿気がこもりやすいので、通気性の良いケージレイアウトにし、毛量を軽めに整える

  • 秋〜冬:抜け毛が増える換毛期があるので、ブラッシングの回数を普段より増やす

  • 通年:牧草やおがくずが絡みやすい部分は、こまめに毛先をチェックする習慣をつける


💡 毛が長いモルモットの飼育は上級者向け

イングリッシュモルモットのような短毛種や、アビシニアンモルモットのような中毛種と比べると、シェルティモルモットやペルビアンモルモットといった長毛種は、日々の毛のお手入れが欠かせないぶん、上級者向けの品種といえます。

長毛種を飼育するうえで大切なのは、毎日のブラッシングで毛玉を防ぎ、必要に応じて毛をカットしてあげることです。そのためには、体に触れられても嫌がらないくらいの信頼関係を、日頃から築いておくことが飼育の前提になります。

また、カット後のブラッシングを怠ると、モルモットが自分で毛づくろいをした際に、切った細かい毛を誤って飲み込んでしまうことがあります。カットのあとは必ず仕上げのブラッシングをして、抜けた毛をしっかり取り除いてあげましょう。

モルモットが機嫌の悪いときや落ち着かないときは、カット中に急に動いて危険です。無理にカットを進めようとせず、モルモットがリラックスしているタイミングを見計らってお手入れをしてあげてください。

長毛種のモルモットは、お手入れに手間がかかる分、ふわふわとした毛並みの愛らしさもひとしおです。日々のブラッシングやカットは大変に感じるかもしれませんが、コツをつかめば、モルモットとの大切なスキンシップの時間にもなります。ぜひ今回ご紹介したポイントを参考に、快適な長毛モルモットライフを楽しんでください。


本記事は、ペットの情報サイト『リトルテール https://little-tail.com 』にて公開中の記事を再構成し、さらに有益な情報を加えた改良版です。元になったオリジナル記事も、是非合わせてご覧ください。


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