キスしてあげる/ [キスサプリメント]毎週ショートショートnote
マツダさんに給湯室に連れ込まれた。
「最近、タカハシさんお疲れじゃないですか。私知ったんです。キスって最高のサプリメントなんですよ」
顔を寄せキスをしてこようとするマツダさん。
とたんドアを勢いよく開けて入ってきたヤマモトさん。マツダさんを引き離すと俺のネクタイをつかみ、引き寄せてキスをする。
「なんで!タカハシさんにキスするのは私なのに」
ヤマモトさんが、マツダさんの前にチラシを突きつけた。
「これ見たんでしょ。キスサプリメントって言うお菓子のチラシ」
そのチラシには『愛する人のキスは何よりのサプリメント。いつでもキスの味をおもいだせる』とかかれている。
「愛する人のキス限定、一方的なキスじゃ迷惑なだけよ」
そう言ってヤマモトさんは取り出したキスサプリメントをマツダさんのポケットにさしこんだ。
「そんなの、ヤマモトさんだって…」
「いや、付き合ってるから。俺たち」
俺の言葉にマツダさんはわなわなと唇をうごかして何かを言いたげだったが飛び出していった。
こちらの企画に参加させて
いただきました。
田原にかさん
ありがとうございます。
見出しイラストはぽてさんに描いていただきました
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