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いつか会えるかな/ [シャボン玉]シロクマ文芸部

シャボン玉だ。
ベッドから窓を見ているとシャボン玉がひとつ。
窓に近づいて外を見ると数個のシャボン玉。
病気でずっと外にでてはいけないと言われている。
今日はお父さんもお母さんも出かけていない。
こっそり出かけてもばれないはず。
僕はシャボン玉が飛んでくる方に向かった。
土手でシャボン玉をとばしている男の子をみつけた。
そばに行くと彼は言った。
「君は?」
見た目は僕と同じぐらいなのに僕よりずいぶん大人びてみえる。
「僕は、アタル」
「そうか」
その子は僕の名を聞いてそう言うとポケットからもう一つシャボン玉のストローを取り出し僕に渡してくれた。
 僕たちはシャボン玉の液がなくなるまで一緒にシャボン玉を飛ばした。
「帰らないと」
シャボン玉のストローを返そうとするとその子はいった。
「それは君がもっていていいよ」
 「でも、」そう言いかけてやめた。
「ありがとう」
そう言って受け取ることにした。
 それっきりその子にあってはいない。
シャボン玉のストローは今も大事にとってある。




こちらの企画に
参加させていただきました。
小牧幸助さん
ありがとうございます。


 見出しイラストはぽてさんに描いていただきました

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#シロクマ文芸部
#シャボン玉
#小説


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