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火星馬券


火星から連れてこられた馬が話題となっていた
俺も友人から一口場主にならないかと誘いを受けたがイマイチその気にならない。
「今度品評会があるからさ」
友人は半ば強引に俺をその品評会に連れ出した。
広い馬場にはなされた馬たち。地球の馬とどこが違うのか俺にはわからなかった。
しばらく眺めていると一頭の馬が一人の男性の襟首を加えた。
それが合図のようにほかの馬たちも一人ずつ口にくわえ出す。
そして駆け出したかと思うと飛び上がったがそれが地上に戻ることなく空へと駆け上がっていく。
あっけにとられるなか俺の襟首も加えられ俺の体は中に浮いた。

逃げ惑う人を見上げながら俺はどんどん空へと上がっていく。

気がついた時には俺は火星にいた。
どういう理屈からわからないが火星にいた。
俺を連れてきた馬は俺に話しかけてくる。
「地球には器用な生き物がいるから是非連れてきたかった」
連れ去られたのは俺たちの方だった。
彼らは馬の形の宇宙人?になるのだろうか。
彼らはとても友好的で俺は今火星で穏やかに暮らしている。

       了



こちらの企画に参加させて頂きました。
たらはかにさんありがとうございます

#毎週ショートショートnote
#火星馬券
#小説

見出しイラストは、ぽてさんに描いていただきました。


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