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第97回アカデミー賞ノミネート紹介第4弾!(主演男優賞とか)

第97回アカデミー賞ノミネート紹介第4弾!

 第97回アカデミー賞のノミネート紹介をします。第4弾は、主演男優賞、脚色賞、脚本賞、編集賞です。

主演男優賞

・エイドリアン・ブロディ
『ブルータリスト』
 『戦場のピアニスト』から22年、主演男優賞最年少受賞記録を保持するブロディがオスカーに帰ってくる。ホロコーストで故郷を追われた建築家の数十年を濃密に演じ、キャリアベストの絶賛を得た。移民としてアメリカに渡った主人公の苦悩に満ちた眼差しに心揺さぶられる。静かにして抑えた入魂のパフォーマンスは三時間超の長尺を見せきってしまう。

・ティモシー・シャラメ
『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』
 今をときめくハリウッド若手スターであるシャラメでも、ボブ・ディランという象徴的な人物を演じるのは勇気のいることだったに違いない。それでも彼は高まりきった期待を上回る憑依的演技を見せた。まだ何者でもないディランの思いを歌に、ギターに、ハーモニカに焼き付けていく。『デューン』でのスター演技もプラスにしかならない。

・コールマン・ドミンゴ
『シンシン/SING SING』
 破竹の勢いで代表作を塗り替えているドミンゴは二年連続のノミネートを決めた。刑務所の更生のための演劇ワークショップに参加する冤罪の服役囚を演じ、またしても高評価を得た。演技を通じて表現と人生の美しさを見出していく豊かなパフォーマンス。その身は囚われていても、彼の心と想像力は鳥のように空へと羽ばたいていく。

・レイフ・ファインズ
『教皇選挙』
 長年ジャンルを超えて、作品に独特の味わいを与えてきたファインズが、今作では教皇選挙を取りまとめる枢機卿に扮する。陰謀と疑念が周りで渦巻く中で、緊張感のギアをどんどんと上げていくエンジンとなる。クセモノのキャストに埋もれない、芯のある存在感は彼ならでは。実は28年ぶりの候補入り、おめでとう。

・セバスチャン・スタン
『アプレンティス ドナルド・トランプの創り方』
 議論を呼ぶ元アメリカ大統領を、それも選挙のタイミングで演じるというのは相当の覚悟が必要だったに違いない。それでも、スタンは良くも悪くもアメリカが自由の下に生み出した怪物を正直に演じきることに成功する。成功するための術を身につける度に危険に変貌を遂げていく主人公の内面に大胆に迫る。このノミネートの意義は大きい。


脚色賞

・名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN
- ジェームズ・マンゴールド、ジェイ・コックス

・教皇選挙
- ピーター・ストローハン

・エミリア・ペレス
- ジャック・オーディアール トーマス・ビデゲン、レア・ミシウス、ニコラス・リベッチ

・ニッケル・ボーイズ
- ラメル・ロス、ジョスリン・バーンズ

・シンシン/SING SING
- グレッグ・クウェダー、クリント・ベントリー クラレンス・マクリン、ジョン・”ディヴァイン・G”・ホイットフィールド

【ひとこと】クラレンス・マクリンとディヴァイン・Gのノミネートにニンマリ。


脚本賞

・ANORA アノーラ
- ショーン・ベイカー

・ブルータリスト
- ブラディ・コーベット、モナ・ファストヴォルド

・リアル・ペイン 〜心の旅〜
- ジェシー・アイゼンバーグ

・セプテンバー5
- モーリッツ・バインダー、ティム・フェールバウム、アレックス・デヴィッド

・サブスタンス
- コラリー・ファルジャ

【ひとこと】いずれの作品も監督が脚本を兼ねている。


編集賞

・ANORA アノーラ
- ショーン・ベイカー

・ブルータリスト
- ダーヴィドー・ヤンチョー

・教皇選挙
- ニック・エマーソン

・エミリア・ペレス
- ジュリエット・ウェルブリング

・ウィキッド ふたりの魔女
- マイロン・カースタイン

【ひとこと】前哨戦で快勝していた『チャレンジャーズ』や技術力強めな『デューン』が落選して、どの作品が受賞するのか分からないのが編集部門。ちなみにショーン・ベイカーは作品、監督、脚本、編集の4ノミネートを獲得している。すごいなぁ。



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